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「非日常性バイアス」 へのレビュー

    • 奇想天外な初期設定を起点とするショートストーリーが詰まった短編集です。
      ご親切にサンプルに目次ページが掲載されているので、それを見ればわかるように全23話収録で、一話あたりは8ページで統一されています。

      23話もあるだけに、変な表現ですが、定番な奇想天外から奇怪な奇想天外までバリエーション豊かです。
      前者の筆頭なのがサンプルに掲載され、目次で言うと1話目にあたる「いれかわ」です。
      人とぶつかると入れ替わってしまう体質の少年が女の体で、Hなトラブルに巻き込まれる話です。
      男女入れ替わりと言えば奇抜ではあるものの、大ヒット映画でもお馴染みの定番です。

      反対に、後者の代表例は表紙を飾っている「おおつま」だと個人的には思います。
      絵を見てもわかるように、容姿としては何の変哲もない日本の奥様でありながら、身長は紛れもない巨人という類を見ない作風です。
      引きの絵ではビル群が巨大奥様の腰の高さにも届いていない怪獣のようなサイズ感ではあるものの、周囲の町の人は見慣れた光景らしく、恐れる様子もなく順応しているのがシュールさを際立てています。
      その人並み外れた巨大さは性欲の解消には不都合なようで、好機を得た彼女が自分を抑えられなくなってしまうダイナミックなエロを提供してくれます。

      以上の2例からわかるようにタイトルの平仮名4文字は端的に主旨を表した単語となっていて、他の21話はそこからある程度想像がつくかもしれません。
      奇想天外すぎて馬鹿馬鹿しい話もありますが、っていうか大半がそんな感じですが、それでも一応はエロとして機能している所が感心してしまいます。
      ハッキリ言って全弾命中する人は少ないかもしれない反面、下手な鉄砲も数~の論理で一定の打率は確約できる作品です。

      1人が役に立ったと答えています

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