たぶんきっと、明日のナズナは

三日後に処分されるはずだった売れ残りの男娼けものが最後の飼い主さんのおうちでがんばるお話。とおとなになった9年後の話。ハッピーエンド。
▼収録内容▼
『たぶんきっと、明日のナズナは』…本文87ページ
あとがき…1ページ
3/4イベント(J.GARDEN44)配布ペーパー…1ページ
他表紙等 全92ページ

ここは人と、人ならざる者が共存する世界。
共存と言っても、獣の耳と尻尾がついた少年たちに与えらえるのは
もっぱら売春や下働きなどの辛い境遇。

主人公・ナズナはその中でもさらに器量が悪い少年だった。
娼館で買われ、狭く汚い空間で一日に何度か、人間の男に乱暴される。

「たぶんきっと、明日のナズナは今日より幸せ」

そう唱えながら生き延びてきたナズナくん。

だけど娼館に利益を生まない獣は、生きたまま斧で体をばらばらにされて
動物園のワニの餌にさせられてしまう。
そんな家畜同然の殺処分が目の前に迫っていたある日突然、
ナズナくんを買いたいという奇特なご主人様が現れたのでした…。













ということで、今回は田中森よこた先生のJ.GARDEN44新刊をご紹介させていただきます。
人間のご主人様×半獣人の奴隷少年のハートフルストーリーです！

とにかく、ちょっと頭のネジがゆるふわめな獣人・ナズナくんが
ご主人様のために下働きの仕事を必死に頑張ったり、ことごとく失敗したり、
生まれて初めて他人に優しくされて気が動転してしまうさまが、可愛いんです…(∩´ω｀)∩！







特にこちらのシーン。
セックスといえば一方的に殴られておち○ちんを捩じりこまれる行為でしかなかった
ナズナくんにとっては、ご主人様の優しい愛撫とゾワゾワが恐怖でしかない…という
この…このいじらしさですよ…！



数年が経ち、すこし大人っぽくなったナズナくんも相変わらずウブなままで
おそるおそるご主人様に発情期の発散方法を手ほどきしてもらったりして
とにかく１ページごとの愛らしさに悶絶してしまう事間違いなし(∩´ω｀)∩

少年の悲惨な境遇に興奮してしまう邪なリビドーと、
たのむ～～みんな幸せになってくれ～～～！というピュアな想いの両方がかきたてられる素敵な作品です(・ω<)☆
続編も刊行予定とのことで、今からチェックしておくべき逸品ですぞ～～！