あまあね

■□■ストーリー■□■
舞台は、人口5000人ほどで東京都からフェリーで1時間ほどの距離にある美桜島。
目立った産業も特色も無いが、船に乗れば1時間で都内ということもあり
ホームタウンとして開発が進んでいる。

主人公“八嶋大輔”は、桃華学園に通う男子学生。
炊事洗濯掃除、勉強もそつなくこなす心優しい優等生、
だが……母親譲りの強面で幼い頃から最悪最凶の不良として勘違いされ続けている。

そんな大輔は、2人の義姉と学園寮・八嶋荘の管理人として暮らしている。
生徒会長を務めるクールな美人、学生一同の代弁者として男女問わずに人気の“八嶋乙女”は、
寮に帰ると一転、超だらしなく大輔に頼りっぱなしの甘えたがりなお姉ちゃん。
そして生まれたのが1日早いからと、なにかとお姉ちゃん風をふかせるくせに
大輔がいないと何も出来ない元気いっぱいドジお姉ちゃん“八嶋恵”。
そんな2人の姉は、大輔が本当は真面目で心優しいことを知ってくれている。

だらしない姉2人と寮生たちの世話は大変だけど
楽しい毎日がこの先も変わらずに続いていくのだと考えていたある日……。

管理を任されていた寮が、学園側から取り壊すことになったと告げられる。

■□■登場キャラクター■□■
●高階 なつみ（CV：柚木かなめ）
近所にある神社が実家の、ひとつ年上の幼馴染。
サバサバした性格で新しいものが好きな優しいお姉ちゃん。
実家ではずっと弟と相部屋で、それがイヤだったらしく、
学園入学と同時に八嶋荘に入寮した。
幼い頃は主人公と一緒に空手道場に通っていて、
数々の大会で軽く優勝したりする天才的才能を発揮していたが、
足が太くなるのがイヤという理由で今はやっていない。
得意の空手はバカ弟へのお仕置きによく使われる。
密かに料理が得意だけれど入寮してからは、主人公に甘えて作ってもらうばかり。

●八嶋 乙女（CV：桜川未央）
お互いが幼い頃、両親が再婚して家族になった、一つ年上の義理のお姉ちゃん。
ずっと 「弟」 が欲しいと思っていたらしく、弟となった主人公のことを超溺愛している。
何かあるとすぐに家族のスキンシップといってキスしてくる困った人。
学園では生徒たちに人気で教師からも信頼されている生徒会長を勤める優等生だが
寮では色々とだらしなさ全開で料理、掃除、洗濯、なにをやらせてもダメダメで
全て主人公に頼りっぱなしの甘えたお姉ちゃん。

●八嶋 柚月 （CV：青葉りんご）
大学を卒業したばかりの新米教師。
少しの間、他の学園で音楽を教えていたが、おっとりボケボケで泣き虫の上、
極度の恥ずかしがり屋という性格から長続きしなかった。
そんな情けない自分を変えたく思っていた時、
主人公たちの通う学園へと赴任することになった。
住む場所として、ボロで人気のない八嶋荘を希望した変わった人だと
思っていると、柚月は、数年前に島から出ていった実兄の婚約者だった！

●八嶋 恵（CV：民安ともえ）
乙女の実妹で、主人公にとっては義理の姉となる。
同じ学年だけれど誕生日が1日早いという理由で、
ことあるごとにお姉ちゃんに頼れ、甘えろと姉風をふかせてくるが
超の付くドジ・不幸体質で主人公に頼りっぱなし・甘えっぱなし。
昔は不良に絡まれ揉め事が多かった主人公を守ろうと
始めた空手（主人公は十分強く、まったく必要なかったのに！）を
今でも続けていて、部員が2人しかいない超弱小空手部に所属している。

●御子柴 沙紀（CV：青山ゆかり）
周囲から極悪不良と勘違いされている主人公に対して、
初めから優しく接してくれたひとつ年上の先輩。
主人公の初恋・片想いの相手だったが、
想いを伝える前に本土にある別の学園へと転校してしまった。
超の付くお嬢様で、美人だけど気取ったところもなく誰にでも優しい。
しかし、ある日の夜。島を見渡せる公園で再会した彼女は、
これまでの記憶を失ってまったく別人のようになってしまっていた。

●喜多村 日和（CV：藤森ゆき奈）
色々と気遣いのできるクラスの女の子。
今里真とふたりで人気校内放送のパーソナリティを務めており、ファンクラブもある。
大人しい性格で、読書が好き。
でも、頼まれると断ることができない性格が災いして、なぜか空手部に所属している。
主人公のことをずっとガラの悪い不良だと勘違いしていたが、
今では優しく真面目な主人公を理解してくれる数少ない友達のひとり。

●林 ほのか（CV：遠野そよぎ）
御子柴沙紀と一緒に学園に転校してきた女の子。
おっとりした性格で、常に眠そうな間延びした言葉遣いが特徴的。
歴史が好きらしく、転校してきてすぐ 『考古学部』 を設立して、
授業にもほとんど出ずに調査活動と言っては、
美桜島の歴史や点在する遺跡を色々と調べている。
沙紀とは、昔から仲の良い友達らしい。

●下柳 月子（CV：東かりん）
桃華学園の化学担当の先生。
子供にしか見えない低い身長に容姿で、学生たちの間でも、「ちびっ子先生」 として有名。
しかし、見た目とは違って冷静沈着・独自の論理を行動規範としていて、
子供っぽさは微塵も無い。
華奢な身体からは到底考えられない位に強く、空手部の顧問をしている。
その強さから、表立って月子先生を 「ちびっこ先生」　と呼ぶ人は居ない。
主人公にとっては、幼なじみのお姉ちゃん的存在でもある。

●今里 真（CV：みる）
1年生から同じクラスの同級生。
昼休みに学園内で放送されている 『あまあま放送局』のパーソナリティを務めている。
明るく、誰にでも優しい性格で男子・女子学生を問わず
絶大な人気を誇り、熱狂的なファンクラブが存在する。
怖い目付きのせいで不良・極悪人と勘違いされる主人公にも
最初から普通に接してくれた数少ない人。
女子制服を着ており、本当は女の子よりも可愛らしいが
実は男の娘（学園全員が知っている周知の事実）