洗濯屋しんちゃん

◆ストーリー
前の会社を辞めて数週間。
貯金でだらだらとして過ごしていた主人公の元に、母親から
「いい年した大人の男が、いつまでそんな生活をしているの!」という
泣き＆お叱りの電話が入る。
主人公は『それもそうだ』と思い、しかし前の会社の様な一流メーカーで激務を勤めるよりかは、
今は少し楽な仕事をしたいなぁと考えた主人公は丁度手元にあった広告チラシの中に混じっていた、
いかにもお金のかかっていなさそうなコピー広告
「急募!　『簡単な作業です』浅井クリーニング店」を見て
『クリーニング屋か……これなら漫画でも読みながらまったり仕事が出来そうだ』
と考え、面接に向かいますが……。

◆登場キャラクター
●大橋信二（おおはし　しんじ）
主人公。
少しエッチだが他は平凡な青年。
上司とケンカし会社を辞め、そして求人を探していたところで浅井クリーニングの急募広告を見る。
昔は一流メーカーのバリバリの営業マンをしていた主人公は、今はまだそのときの
疲れを感じていたため本人は「クリーニング屋の仕事なら簡単そうだ」と
軽い気持ちで面接を受けに行き出てきた女店主の「浅井さやか」に一目惚れ（?）する。

●浅井さやか（あさい　さやか）
主人公が働いている「浅井クリーニング」の店長。
性格は真面目で大人しく、見た目もやや地味だが整った顔立ちをしている。
『理想の母親』というような優しさと包容力を持ちながらも
時折とてもか細く見えるときもある。
夫は数年前に事故で亡くなっており、互いの両親も既に亡くなっている為
一人でクリーニング屋を切り盛りしている。
クリーニング屋は高級住宅街に隣接し、綺麗で新しいデザインの建物に囲まれているその店は
夫の両親の代からの小さく古い店舗付住宅であり、やや地域の美観を損ねている感がある。
少し歩いたところにある駅前には小綺麗な大手クリーニング屋のチェーン店があるため
新規の客はほぼそちらに、そして戦隊からの馴染みの客の一部も、「安くて早い」を
うたい文句としている大手の方へと流れてしまい、さやかは新規客獲得のため、
なんとかやりくりしながら営業を兼ねたスタッフを募集することを決意する。

●五十嵐ゆうこ（いがらし　ゆうこ）
大型クリーニングチェーン店『ホワイトクリーン』の女社長。
女手一つで一代急成長の会社を興した女性。
知性的だが冷たさ等は感じない、明るくさばさばとしたキャリアウーマン。
ワンマンだが明るく気持ちの良い性格の持ち主で、部下からは慕われているが
ゆうこに対して『理想の（女）上司』と尊敬の念は抱いても
『理想の女性・恋愛感情』を感じる男性はいない様子。
彼女自身も結婚等一般的な夢は持ってはおらず、
『仕事に燃える女』という意識で精力的に活動している。
最近は店舗拡張のため自ら特定場所の偵察に向かっているとの事。

●鵜飼雅代（うかい　まさよ）
いつもにこにこと優しげな笑みを浮かべているが艶のある妖しい女性。
やくざの愛人であり、元高級ホステス。酸いも甘いも知り尽くした女性。
年上のやくざの愛人をしているが、実は年下好み。
ホステス時代に見初められそのまま愛人となったが
たまにしか来ない（おつとめ期間中も含め）愛人を待つ生活に飽きがきている様子。
その笑みの下でどのような策略が組まれているかは謎。

●江ノ本マリ（えのもと　まり）
マリはアジア人。黒いロングの髪、やや黒めの肌をもつ。
とても引っ込み思案、大人しい性格をしている。
地元で実家のおみやげ屋さんの手伝いをしていたところで、パイロットの日本人男性に
見初められ結婚。そして日本に住み留守がちな夫の為に一人家を守っている。
夫である日本人男性は仕事柄か留守がちであり、彼女自身の日本語もあまり達者ではなく
近所に友達もいないため、とても寂しい結婚生活を送っている。