Saul Goodmanさんのレビュー一覧

村の風習で二十四歳になると必ず参加しなくてはならない「ボド祭り」。
生まれ育った村に嫌悪感を示す沙織は、母親から強く頼まれて仕方なく祭に参加するために東京から帰省する。

今回はボド祭りの詳細な説明や、沙織の家族の秘密などが明かされ面白くなってきました。
しかし祭の三日目の内容が明かされないところが不穏です。

そして、沙織の実家が何故真っ黒に塗りつぶされてしまったのか?
母親が沙織に「絶対失敗してはダメ」と言う意味とは?

カイトの身体の中の気が不安定なことを知った教祖は、
エルフの安定した気とカイトの気を繋げることによって安定を図ろうとする。
カイトと繋がると聞いて嫌悪感を示すエルフだが、これも人助けだと思い教祖が提案する方法を渋々引き受けるのだった。

二人の気を繋げることによってエルフの記憶がカイトの中に流れ込んできました。
エルフは自分の兄の命が奪われた真相を知る人物を探しているようです。

修羅の追跡から逃れたカイトとエルフは、峻険な崖を登り寺院のようなところに辿り着く。
そこでは教祖のような男が信者たちに精神修養を進めているのだが、
カイトの姿を見た教祖は、君の身体の中には二つの気が存在している言って驚くのだった。

カイトの阿修羅の力は何者かによって人為的に注入された可能性が高そう。
カイトの身体の秘密を見抜いたり、気を整えたりできるこの教祖は只者ではなさそうです。

カイトの祖母は現在修羅から身を隠し、ひっそりと本屋を営んでいる様子。
そして祖母はいろいろな資料を調べた結果、カイトの額の文様は禁断呪術によって生まれたものだと知る。

そしてカイトは、女性修羅との戦いに敗れ去り命を失いかけるのだが、
間一髪のところでエルフが助けに入り、修羅から逃走するのだった。
強大な阿修羅の力を持つカイトだが、未だに自分ではその力を使いこなせないようです。

前回に続きカイトvs女性修羅の戦い。女性修羅は自分の方から攻撃を仕掛けたのにも関わらず、
正当防衛を主張してカイトに更に罪を着せようとする。
修羅組織の腐敗が感じられるシーンです。
そして二人の戦いを泰然自若という態度で見つめるエルフ。
彼女はカイトの相棒ではなく、カイトを利用しようとしているだけなのでしょう。
そしてカイトを注意深く観察する者がもう一人。
女性修羅の部下のような男になにやら怪しげな雰囲気が立ち込めています。

カイトが修羅を倒した指名手配犯だと知った馬車の運転手が通報し、
カイトとエルフの所に修羅が襲来する。
修羅と戦おうとするエルフに、これは自分の問題だからと言って制し、
阿修羅の力を発現するカイト。
赤髪の女性修羅に先制の一撃を加えます。

修羅を倒しただけではなく、本屋の火事のことまでカイトのせいになっているのは理不尽。
修羅組織の横暴さが良く分かります。

カイトとエルフが馬車に揺られて街へ向かうシーン。
エルフはカイトに額の文様について聞き出そうとするのだが、
自分の過去について一切の記憶が無いというカイトの返答を聞いて落胆する。
どうやらエルフが探している人物とカイトの文様には関連性があるようなのだが…
そして馬車の運賃が足りず、仕方なく運転手の家の掃除をすることになった二人。
運転手はカイトが修羅を倒した犯人だと知ると、カイトに隠れて通報しようとするのだった。

牢獄の門番と謎のエルフの女性の戦いが描かれる。
カイトの額に浮き出た文様を見たエルフは、自分がカイトを連れて行くと言って門番の男に戦いを挑む。
当然男はそれを許す筈もなく、エルフとカイトの二人を捕らえようとするのだが…

圧倒的な実力差でした。門番の男は何も出来ないままエルフの前に倒れてしまいました。
これからカイトとエルフの奇妙な旅が始まります。

奴隷市場に連れてこられたカイトとエルフ。
このままでは牢獄に捕らえられてしまうのだが、
カイトは脱出を図る為に鎖を切って門番の男と戦うことにする。
そしてカイトの額に浮かび上がった阿修羅の文様を見たエルフが遂に動き出した。

現時点での力量はカイトよりもエルフの方が上のようです。
「こいつは私が連れて行く」と言って門番からカイトを奪おうとするエルフの真意とは?

夢花の実が噴き出す煙を吸って眠ってしまったカイト。
悪夢から目を覚ますと、檻の中で鎖で拘束されており何処かに連れて行かれてしまう。
檻の中にはカイト同様、エルフのような女性も捕らえられているのだが、
エルフは「自分はわざと捕らえられた」と言って冷静沈着な様子を見せる。

これがこれから長い間行動を共にするカイトとエルフの出会いです。