ぱらら的赏析一览

ことストーリーに関してのみなら、10000円クラスの商業作品を超えるかもしれない大作です。
ヌキゲー要素は極めて薄いので、本当にシナリオを楽しみたい人向け。

ストーリーはヒロインの数で5種類+最終編。
選択肢によって分岐する、というよりは順番に読み進めていく感じ。
一つの物語を完結させると新たな選択肢が現れてヒロイン(物語)が変わる。
それぞれの物語はスリリングかつ感動的に作られていて、話の核心に迫っていく内容となっています。

展開によっては主要人物が次々と容赦なく殺害されてしまうので、いつ誰がやられてしまうかわからないスリルを感じながら読み進めることになります。
「どうせコイツは生き延びるんだろ?」みたいな余裕が一切通用しない。
常にハラハラしながら楽しめます。

ドラマ性、構成力も非常に高く、無数に散りばめられた謎が複数のシナリオで段々と解けていく面白さは、一本道の小説では絶対に味わえない感覚です。
ミスリードの誘い方も上手い。
誤字脱字は……まあ同人作品なのでご愛敬。

オリジナルサウンドトラックが有料配信されていることからもわかるとおり、BGMは素晴らしいの一言。曲数が充実していて印象に残るものも多いです。

イラスト、ストーリー、ミニゲーム、Hシーン、どれを取っても高水準な名作です。ヒロイン同士のかけ合いも楽しく、ボリュームが豊富です。

ヒロインは見た目も性格も可愛らしい園魔。自分よりずっと小さい相手にひたすら吸精されるHシーンは背徳感満点。
これだけ多くの攻略対象キャラがいながら、それぞれ個性や背景が練り込まれていて、読み物としてもハイレベルです。これで1500円は安すぎる。

CG回収以外の部分では、『精のつく食べ物が好きな子にうな重を渡す』『特殊なパズルを持つ子と3回パズル遊びをする』などの条件を満たすことで特殊会話やイベントが発生したりと、隠された要素を探す楽しみも多いです。

ミニゲームは遊び相手によって大きく内容が変わるので、何度でも新鮮な気持ちで楽しめました。
ミニゲームが面倒なら他の手段で好感度を上げ下げする手もありますし、最後までストレスフリーで楽しめます。
攻略キャラによってはマウスクリックを使ったお触りゲームもあったりと、作り込みは半端じゃないです。
それでいてCGやHシーン回収は楽々の親切設計。凄い。

何度も書きますが1500円は安すぎる。
これをあそばないなんてとんでもない!

同人ゲームでこれ以上のものは出てこないんじゃないかなってくらいの素晴らしい出来です。

ストーリーは読みやすく、面白く、感動的で様々な伏線が張り巡らされています。
広げた大風呂敷を見事に回収する手腕はさすがの一言。その辺のプロでもここまでは書けない。
ストーリーが深まるのは中章からなのですが、意外な伏線もある前章からのプレイをお勧めします。

ストーリーばかり褒めると「エッチシーンなかなか出てこないんじゃないの?」と思われそうですが、この作品では次々に女性キャラが襲ってきます。
ロリキャラから幽霊、スライム、ロボット娘まで、なんでも出てきます。熟女キャラは少ないかな?
前章、中章、終章合わせたモンスター娘の総数は軽く100を超え、そこから受ける技によってやられ方が変化しますので、200シチュエーション以上はあるかと思われます。
一回やられると主人公が失神するまで何度もさせられます。ハード志向の方も納得するのではないかと。

私が知る中では、フルプライスで買う価値のある唯一の同人作品です。本当におすすめ。

ショタ好き、男の娘好きなら是非とも押さえておきたい一作です。
女装はありませんが、そのままで十分過ぎるほどの可愛さ。むしろそのままでいい。

登場するヒロイン(♂)は細身で可愛らしく、素直で健気なキャラクターが多いです。
キモ男が登場して凌辱～などといった展開はありませんので、安心してヒロインの可愛さを堪能できます。

この手の男の娘ものは女の子にナニが付いてるだけの作品も散見されますが(決してそれが悪いと言うわけではありません)、この作家様は骨の張り具合など丁寧に描写されており、ショタものに対するこだわりが感じられます。

ページのほとんどを占める濃厚なエッチシーンはもちろんのこと、単にかわいいものを見てまったりしたいだけの方にもオススメです。