色月さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 7位 | (役に立った数:4,929件) |
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投稿数ランキング | 10位 | (総レビュー数:2,267件) |
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エロは、前作までの過酷な調教から生還したヒロインの活躍を描いている。人々を助けるヒロインとしてめざましく活動するものの、一方で淫乱体質にされてしまっており、戦う度に精液を望むようになってしまっている。そのため、前半では変身ヒロインが自ら一般人を誘惑、おねだりする。プレイとしては、パイズリご奉仕+一斉ぶっかけとなっており、丁寧に竿を口に含み、胸で扱き、顔を精液で埋め尽くされて恍惚とする淫乱さが売りとなっている。
なお、彼女は行為後、敵としていることに変わりないことに自己嫌悪に陥る。こういった細かい心情描写も堕ちヒロインの演出を補完し、変わってしまった身体を際立たせている。
後半はふたなりヒロインによる一方的な膣中出し凌辱となっており、1対1とはいえ激しい責めとなっている。竿に怯えるヒロイン、でも挿入・ピストンされると喘ぎっぱなしというエッチさがよい。
エロは変身ヒロイン敗北凌辱作品であり、プレイとしては触手・レズレイプが中心となる。そのため、がっちりと触手に拘束されるヒロインピンチ、必死に抵抗するも、快楽に流されて絶頂してしまうエロ負け、トロトロに思考が蕩けて漏れてしまう艶っぽい喘ぎなど、美味しい部分はとことん描かれている。
その一方で、様々なシチュを放り込んでおり、異様に凝った足を責められるフェチシーンの数々や、愛し合うヒロイン同士を引き裂くかのようなNTR風味なシーンもあり、思った以上にエロバリエーションが豊かである。
美味しい部分は、直接的なエロシーンばかりではない。ヒロインたちの奮闘もしっかりと描いている。本作は、一作品の話を単行本まるごと一冊分使っての連載作品なので、ヒロイン側もやられっぱなしと言うわけではないこともフォローされているのである。
どれだけ追いつめられようとも諦めない心で力を発揮して危機を脱し、圧倒的不利な戦況でも挑み続ける。この強靱な意志の強さが先述のヒロインピンチを盛り上げ、その後に続く凌辱を一層、盛り上げている。
さて、本作はヒロインの設定をフェチなエロにつなげている。彼女たちの力の源は身体に刻まれた刻印であり、こちらは同時に弱点ともなっている。そしてヒロインの一人は、この刻印が足裏にあるがために、執拗なまでに足を嬲られる。
足裏をくすぐられたり、悪堕ち仲間にキスされたり、無理矢理ふたなり竿に足こきさせられたりと、散々に虐められる。
特に足関係でフェチなシーンとして、靴を脱がされるシーンがある。戦闘直後に捕まった状況故に、靴を脱がされると同時にむわっとした熱気をまとった素足が現れる。フェロモンムンムンのシーンであり、足好きは是非お読みいただきたい。
個人的フェチで申し訳ないが、肌つやを多く含んだ腋の描写も気に入っている。触手に吸われたり、舌で舐められたりと責められるシーンもあり、満足度が高い。
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エロは、スライム怪人に捕まって凌辱されるヒーローちゃんの作品である。ピッチリと全身を包んだスーツはほぼ破かずに進行しており、破くのも前穴挿入シーンで膣周りのみを破くにとどめている。そのため、全身スーツならではの魅力に溢れており、着衣状態なのに身体のラインが分かる妖しさ、思わず屹立し服を押し上げる乳首、要所の服皺でピッチリ感を印象づける描画など、美味しいところが集結している。
さて、スライムという形状を自在に変化できる液体生物、という要素を最大限に活かしており、結果、様々なプレイが展開されることとなる。手に形状変化させての全身なで回しセクハラ、襞たっぷりの触手に変じての素股、媚薬を無理矢理飲ませての強制発情、長さ太さ形自由自在肉竿による子宮ピストン+零距離射精など、責め手がめまぐるしくかわる。
ヒロイン側も、蕩けきっているがなんとか耐えようとしているのが分かる顔をしており、その健気さがよい。「我慢我慢我慢……!!」と耐えているが、結局は激しく絶頂して声を上げてしまう。終盤の快楽に完全敗北したヒロインの呆け顔とびくつく身体は、こちらにも大きなカタルシスを与えてくれる。
エロは、人間への手助けをする目的で町にやってきた怠け者天使様が、あれよあれよとエッチな目に遭って淫乱堕ちしてゆく作品である。町中エロ+マニアックプレイの数々が用意されており、「ドスケベな女の娘たち」をこれでもかと表現・追求している。
軽いセクハラや露出から始まるものもあれば、催眠便器シチュのようないきなりマニアックなプレイからスタートするイベントもあるなど、それこそバリエーションの豊かさがよい。
汎用ドットアニメーションエロも大変エッチであり、立絵着せ替えに至ってはボリュームがトップクラスの差分量となっており、まさにエロRPG好きのための作品である。
必然的に段階エロとなっており、ヒロインは最初こそスラム街や歓楽街には出向かないように常識的だったのが、犯されても悦びが勝ってしまう淫乱に溺れていってしまう。合わせてエロステータス(ヒロインの独白感想付き)も数値が跳ね上がってゆき、スケベとして熟してゆくのがフレーバーでも示されるのもグッド。
他の3ヒロインについてもエロが充実していると指摘でき、それぞれのキャラクター性に合ったシチュ差別化が楽しい。
ゲーム要素として、町中探索と雑学クイズがある。探索では、エロイベント発見の他、民家の棚などから立絵メイク用の着せ替えパーツが入手でき、見つける面白さとコレクション魂が刺激される。
クイズはスキップできるが、雑学がわりと面白いなので、余裕があったら真面目に取り組んでみるのも寄り道としてありだろう。
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エロは、精神的リョナとも言うべき恥辱プレイとなっている。ヒロインたちは使用済みコンドームで飾り立てられ、精液や落書きで全身を汚されているのは当たり前、卑猥な誘いをするように強要され、自ら自分を貶めるようなことをさせられている。
本編中に「アイドルヒーローズが壊滅した世界」と明記されているように、バッドエンド後の世界(=ヒロインたちが何をやっても逆転することはもはや不可能な状態)を見る、というハードエロとなっているのである。
もう一つ、本作の凌辱度を底上げしている演出として、悲鳴の表現がある。敵の言うとおりに卑猥なおねだりをするものの、やはり本心は嫌がっており、耐えきれずに悲鳴を上げる。そのシチュ自体もそそられるが、さらには台詞フキダシが喉も裂けよと叫んでいるのが分かる荒々しさで描かれている。どれほど絶望が深いかうかがい知れて、とてもスリリングである。