南十字's Review List

ぴっちりスーツやぴっちりインナーを好いている人の中で、
「脱がすな」「破くな」「穴もあけるな」と考える人はどれほどいるだろうか。
わたしはそう考える者の一人だ。
いやいや、脱がさないとセックスできないじゃないかと言われるかもしれない。
じゃあ本番無しで良い。脱がすな。破くな。穴もあけるな。
そんな理想を求める者に今後ずっと推奨することになるだろう作品である。

本番無しソフトエロにこだわるサークルさんの新作、男の娘バージョンとともに登場の本作。
本番無しどころか、今回は「性器」の描写そのものをかなり抑えたものになっている。
当然このぴっちり肌に貼りつくスーツを脱がすことは無い。
乳首もスジもぴっちりスーツの向こうに包まれている。だがそれでいい。それがいい。
攻めのソフトさ、これも興奮材料になる。
「こんな攻めをされたら仕方ないと思えるほど圧倒的な攻め」あるいは「こんなことで負けてしまうなんて呆れる」というシチュが一つの作品で楽しめるのだ。
主人公の女の子は自分の可愛さを自覚していて口調も相まってコメディ色の強い娘だが、そんな女の子だからこそ責められて喘ぎを漏らし恥ずかしがって震えたりするのがグッとくるというもの。
エロを見たくて何度も敵に特攻を仕掛けてもゲームオーバーからすぐにリトライできる親切設計。エロいエンディングも複数あり、特に終盤のエンディングはもみくちゃにされてる感じがたまらない。

脱がさないという点ばかりを語ってしまったが、ソフトエロの完成度は素直に高い。
バリエーション豊かな攻めで時に直接快感を与え、時に間接的にを攻めて精神を焦らす。
どんどんピンチになっていく演出は興奮を煽るが、かといってピンチになるとピンチになりやすくなって進みたいときに進めなくなる、という事態にはなりにくい。
気軽さもまたひとつの魅力である。

まずこのタイトルイラストの男の娘、ノアくんをご覧ください。
かわいいですね。
エロい目に遭う者は可愛かったり美しかったりすると嬉しいものです。
それが男であっても。
いや男であるからこそ良い男の方が良いという者もおりましょう。
この「可愛らしさ」こそがこの作品のキモと言いたい。声を大にして言いたい。
ノアくんがえっちな目に遭って倒れるとき、ファンシーな「げーむおーばー」の文字が落ちてきます。
また、シチュエーションによっては目をぐるぐるさせたり糸目になって涙ぐんだりと、どこかコミカルな負け表情を見せてくれることもあり。
ストーリーも潜入でありつつも、シリアスになりすぎない適度な軽さ・ポップさを醸し出しています。
これらがノアくんをただの男の娘ではない、「マスコット的可愛さ」をはらむ存在にしてくれています。
そうした存在に「イタズラをしたい」という、どうしようもないいじめっこ気質、「いけないキモチ」を心のどこかに抱えていませんか?
この作品のエロはそれをぶつけられるものです。
肉欲をぶつける、ブチ犯す。それも良いでしょう。
でもそれでは満たされない別の欲、心当たりある方いらっしゃるんじゃないでしょうか。
ぜひやりましょう。

とまぁ前置きは長くなりましたが「本番無し!ソフトなのにしっかりえっち」の謳い文句に恥じない内容です。
本番「無し」と侮るなかれ。オマケの前戯をメインにメインディッシュが不在なんて言いなさるな。
何度ももがいて責められて、またもがいて捕まって…そうして徐々に追いつめられていく彼の姿に興奮する気持ちは必ずあるはず。
可愛らしい射精がクセになりますよ。

ゲーム的に、さくっとクリアできる内容ですので軽い気持ちで遊ぶも良し。
エロのために敵に突っ込んでいくのも一興。
高難易度でスコアを更新していくのもまた違った楽しみがあります。

おねショタ剣戟ACT「パレードバスター」のシステムを正統進化させた本作。
物語的なつながりがあるわけではなく、前作を知らなくてもまったく問題ない。
マウスで攻撃と防御をこなすが、相手の行動や集団でいる相手の攻撃する順番などを考えなくて対応しなくてはぼこぼこにされてしまう。
今作は、個人的に過去作と比べかなりストーリーにアツさがあり、戦うことに積極性と必然性を持つ主人公が明確に前へ進む意思をもって行動するため、「勝たなければ」という意識ひいては「だからこそ負けてしまったときのみじめさ」が強まるのでとても気に入っている。
抑えつけ、踏みにじられるエロは期待通りの出来。
一部の場面では主観で股間などを押し付けられている視点にすることも可能。
ショタ好きとしては主人公の可愛さが目にいくので発情してオナニーしてしまうシーンもとても楽しめた。
色違いだけでなく髪型や目つき、体型もかなり大きく異なるキャラが登場するので、見た目が同じ敵ばかりでウンザリ…という部分の軽減は案外バカにできない。ついいろいろ試して自分の好みを探してしまう。

理解出来ないうちは色仕掛け要素がかなり大きな邪魔になり、理解出来た頃には敵の攻撃が激しくなって対応は簡単だが無視はできないといった状況になる。
とにかくサクサク進みたいというひと、とにかくエロシーンに入りたいというひとそれぞれのニーズに応える、変更できる仕様の幅も嬉しい。

即堕ち二コマ。
特に、カッコつけた表情を浮かべていたり呆れるような発言さえしていたような、自分が負けるなんて微塵も思っていない美少女たちが。
次のコマではただただ情けなく、無様に敗北。
それも、本来セックスにおいては強者であろう立派なチンポから、本来は小作りのための、あるいは相手に注ぎ込む欲望としての精液を敗北の証として搾り取られる。
相手は意思疎通すら出来ない触手たち。
2コマの間に何があったのか、妄想が膨らむ。
この作品にあるのは極上のそれである。
ひとりひとりのチンポの大きさも個性があり、また原作の要素を掬いつつも痴女と言うほかないようなアレンジがなされたコスチュームも見どころ。

ゴチャゴチャ言わずサクッと抜きたいというひと、無様な敗北エロがすきなひと、ふたなり少女が射精するところが好きというひとにオススメの一作。

本当は強いショタが、ウブさと正義感を利用され逆レイプされる作品。
既に表紙で分かるが、ショタの身体つきがとてもエロい。
また、服装もけっこうエロくて興奮を煽る煽る。
個人的に、ショタの乳首を攻める描写が結構あったのも嬉しい。
おっぱいに弱いショタはおっぱいが弱いのだ。
逆アナル描写はちょっとあっさりめ。
ねっとりじっくりとアナル調教を好む人は物足りないかもしれないが、
とにかく何度も犯されるショタと、それを取り囲む複数のお姉さんという構図が好きな人にはぜひともお勧めしたい。

本来なら勝てた相手に卑怯な策で力を発揮できず…油断して…魔力やら電力やらが不足して…
何かにつけて「本来なら楽勝な相手に負けてしまう」という構図になりがちな敗北シチュ。
特別集計を取ったわけではないが、そんな個人的なイメージがある。
なんとなく分かってくれる人もいるだろう。
この作品はそれらとは一線を画す、圧倒的強者による純粋な暴力、蹂躙、そして敗北、凌辱。
勝ちを本気で狙っている美女がこてんぱんにやられ、負け、無様な姿を晒す。
勝ち目など微塵も見えないが、負けるわけにはいかないから抵抗し、しかしそれは抵抗のうちにも入らない。

この敗北は、濃い。

何度も抑えつけられ、極められ、失神させられ、心もずたずたにされる。
ちょっぴりリョナ展開だがしっかりエロ展開なので、格闘部分は良いエッセンスとなっている。
さすがに数は多くないだろうがリョナ目当てに買おうというひとだと物足りないかも…。
自分としては非常に好みの作品だった。

可愛らしいショタがいじめられる大ボリュームのRPG。
真面目に戦っても苦戦するけど、負けてとぼとぼ帰ってきた少年を待ち受けるのは町の女性たちの蔑みの視線。
可愛い、好き、だからいじめるという感じの者からガチの「蔑み」「罵倒」など悪意、敵意とすら取れるものまでさまざま。
CGの出来、ボイスの質も本当に素晴らしい。
前回選んだ選択肢を記憶してくれないのでボタン連打だとスッと進めなかったりスキップがボタン一つで出来なかったりなど少々UIに難点があるものの、エロ部分は非常に良い。
マゾシチュが好きなひとには強くお勧めしたい。
特に、行く先々の女性が逆レイプしてくる作品が好きで、でもなんかいじめっぷりに物足りなさを覚えるひとはまずハマるだろう。

RPG部分はシンプルなものの、新しいダンジョンに挑み始めたときはわりとさっくり負けがち。レベリング作業に多少は時間を割く必要があるのは注意。

歩行すらままならない少年が、好き放題に搾り取られる作品。
道行くあらゆるサキュバスはむっちむちのばいんばいんで、その体を駆使したり駆使しなかったりで徹底的に搾り取る。
あらゆるエロシーンはオートなので抜きにはもってこい。
気ままにぱらぱらと漫画を読み進めるように話しかけ、行く先々で少年を「押しつぶす」ような搾精。
戦って負ける、とは少しテイストのちがう、捕らえられ無力化されての敗北射精。
とにかくそういうワードに胸と股間を熱くするひとに向けられた作品だと言える。

腕の中に納まるちっちゃな身体に、手に納まらないほどのおっぱいをもつロリ巨乳のケモミミっ娘たちにとにかくパイズリをしまくるという作品。
ロリと一言でいってもその性格は多種多様あり、いたずらと称されてパイズリされる、おしおきと称してパイズリする、バブみにあふれるロリ巨乳の娘に甘々なパイズリ、逆に父性をくすぐられるような甘えられパイズリ、無知に睡眠、ツンデレにクーデレ、嫉妬に打算に流されに…とにかくパイズリひとつをテーマとしてブレることなく様々なシチュエーションでパイズリを楽しめる作品。
とにかくそのへんにいるモブキャラでさえもパイズリ対象である。
笑ってしまうが、そんな異常な場所にいることそのものが大きな興奮材料となってくれるので、とにかく好きな娘を探してズってズってひたすら好き放題過ごす、そんなゲームである。戦闘も旅も一切無し。

回想部屋は全開放も出来るが、そう難しい条件もないし、わざわざ自分で足を運んだ感があるとより興奮出来るものだと思う。全開放は使わず自力で回収することを個人的には勧めておく。

少年らしさよりは「男だけどメス」という感じのキャラクターたちのエロが楽しめる作品。
立ち絵が4パターンあり、無機質になりがちなフィールド上の移動においてちょっとしたエッセンスになっている。
負けても「途中からやり直し」が効くので敗けがストレスになりにくく、デバフ積みなどのストレスのかかる戦法を取る敵もほぼいないので進むだけなら割とサクサクいける。

ショタたちはみんなエロにおいてクソザコなので始まってしまえばすぐにアヘりだす。そういうのが好きな人にオススメ。
おねショタや、ショタ同士の絡みもある。

抜き作品、エロを見れば少々3人目の仲間にエロ展開が少ないもののおおむね満足できた。
ゲームとして見ると粗が無視できない程度に存在している。

いかにも敗けイベントっぽいのにふつうに勝ててしまい、しかし倒せたルートには移行せず負けているというテイで進めてしまったり時系列が合わないアイテムがショップに並んでいたり、回復魔法を使えるキャラの偏りや途中参入キャラのレベルが低いなどの戦力面のバランスが悪かったり、イベント中もキャンセルボタンでメニューを開ける、そのせいで会話をキャンセルボタンで終わらせるとメニューを開くのと重なるなどのデバック不足も見られる。これらがエロの邪魔をしてくることはほとんどないので気にするひとは気にするかもといったところ。少なくとも自分はそんなに気にはならなかった。

あとこれはワガママになるのだろうが、個人的には服が破けたり全裸になったりといった状態でNPCに話しかけても特にそれに対するリターンが無いのが少し不満だったので星4の評価にした。
次回作に期待。