ファンタジー攻め受け両好き's Review List

都会で1人暮らしをする男性のもとに、記憶を無くした中世ファンタジー風スマホゲームの世界から飛び出してきたような女魔王様が転がり込んできて、緩～く同棲生活をしていくAVG。

RPGツクール製であるものの、RPG要素はほぼなし。昼は自室と町を行き来し、夜は自室に戻って、魔王様と会話したり、食事したり、エロいことしたりして過ごしていく(毎日が日曜日&デートな日々)。

行くことのできる場所で起こせるイベント(魔王様との会話)をすべて終えて1日を終えると、次の段階に進む(エロ)イベントが発生し、魔王様が魔力と共に記憶を少し取り戻し、それに伴って、本編のシナリオも進んでいく。

魔王様は、ゲームの勇者の対となる魔王としての役割も果たしつつ、善良な為政者でもあったので、かなり理性的かつ温厚(服装を除いて)。なお、男の生理現象やエロ行為にも寛容&積極的で、前戯+騎乗位ではしっかりと搾ってくれる(日常のアドベンチャーパート中に任意で搾ってもらうことも可能)。

エロシーンは『モンスター娘』、『男受け』、『和姦』が好きな人向け。差分含めてCGは少ないが、セリフ(テキスト)がしっかり描かれていて、行為中の動きなどが詳しく表現されていてよかった。一方で、日常での汎用エロシーンが各1種類しかなかったのはちょっと残念(設定・シナリオ的にはエロに慣れてきているはずなので、本編の進行に伴って、段階イベントないし派生イベントがあるといいのに、とか贅沢なことを思ってしまった……すみません…)。

とにかく、魔王様との他愛のない会話イベントが多い(後半にはラブ&シリアスなシーンもあり)ので、エロ抜きでもキャラクター同士の掛け合いを見て(テキストを読んで)いて、苦にならない人&時間のある人向け(後、魔王様を好きになれる人)。ちなみに、私は初回本編クリア(トゥルーエンド到達)に約4時間掛かった。

前作『退魔師レイカ』から時系列的には少し過去に遡り、言及されていた仲間の視点で、敵に捕まる際に調教されるシーンを収録した短編作品。

冒頭の時点で、すでに主人公『アイナ』は人質を取られて、蜘蛛の妖魔に投降・拘束されており、そこから服を破かれ、毒(媚薬)を注入されて、いいように絶頂させられていく。

本編は、四肢を地蜘蛛の巣のような蜘蛛糸で拘束された状態でのプレイが主というか、そのシーンしか収録されていないが、後半の番外編は調教師の男が相手となり、捕えたアイナとレイカを調教する、カラーCG集となっている。さらに、おまけとしてすぐに破かれたり、脱がされたりして、わからなかった、アイナの服装がよくわかる設定絵も収録されている。

正直、番外編・おまけ込みで絵・シナリオともに量は少なめなので、すでに前作を見るor作品紹介を見て、シリーズを追うことを決めているなら、他の退魔師シリーズとセットで購入することをオススメしたい。

作品紹介にある通り、違法な人体実験をしている組織に侵入した女スパイが尋問というか快楽調教されていく作品。

登場人物や背景などは細かく語られないものの、捕まった女スパイのエリサが簡単に口を割らないことから、地下の人体実験に使われている部屋に軟禁され、男に犯されたり、動画を取られて脅されたり、薬物を使われたりして調教されていく。

調教何日目という区切りごとに、行われた調教と精神状態(屈服具合)がエリサ視点で何度も挿入されるのが、この作品の特徴で、元々の資質か、薬物の影響か、早い段階からフェラ・キスなどには抵抗が薄くなる一方、本番行為には抵抗し、屈服の言葉を吐くことはないが、内面はボロボロになって屈服に傾き、すでに命令に逆らえなくなっているなど、別の作品と比べて、調教・屈服という観点を重視して描かれている印象を受けた。

なお、エリサを含め、登場キャラクター(竿・調教師役)は全員人間。ただし、調教師はモブ男以外に女ボスも務める(女ボスが本命)ので、レズやふたなり描写が苦手なら注意が必要かもしれません。

個人的には、エリサが最後の一線を越える瞬間の描写がないのが、物足りなく感じてしまったが、それを除けば1作品で完結していてストーリー・容量ともに満足できた良作。

男勝りだがどこかドジなくノ一カエデが、悪代官を成敗しようとして失敗し、脱出を試みる和風ステルスRPG。

RPG部分は城下町と城を敵の視界に入らないように移動、扉を開ける鍵を手に入れたり、ギミックを解除するため、必要時には手に入れた毒液の術と変化の術で隠れ、暗殺していく。

たまにバグがある他、シーン合間の立ち絵の着衣の状態が一致しなかったり、一部でツクールの素材がそのまま使われていて、和風素材の中でやや浮いている等、やや荒は目立つ面はあり(素材については逆にギミック解除の面から見ればわかりやすく、スムーズに進められるとも言えるか)。

エロイベントは、敵に発見された回数で変化し、最終的に見つかった回数でエンディングも分岐。イベントはグロくない、和風エロゲ的な凌辱・拷問を中心に、カエデ側からのフェラもあり。


『くノ一』好きな人向け(あとは無様エロ)。しかし、登場人物と展開の波が激しいというか、寒暖差が激しいというか。いや、前半はシリアスもあった気がするが、後半はツッコミで終わった印象が強い…(以下プレイ中の感想)
起:商人「お代官様、今宵の品はこちらです」代官「毒液と射殺の術じゃと? 貴様、おちょくっとるのか?(刀で脅迫)」(まあ、デスヨネー)
承:くノ一「なんでこんな卑猥な術ばかり…けど、丸腰だし(効果はあるので使う)」(まあ、納得)
転:くノ一「やっぱり暗殺しようと天井裏に上がったけど、あいつ(代官)を暗殺する手段を考えてなかった」(オイ)「そうだ!毒液の術を限界まで使えば…(毒愛液の雨が悪代官を襲う!城内で!)」(えぇ!?)
結:代官「これは、くっ…どこにこんなを猛毒を…こうなれば、死なばもろとも、じゃ(懐から何かのボタンを取り出す)」(ふむ、古き良き悪党の悪あがきとしてはありかな)「ワシが研究してきた、吸えば発情したサルのようにスルことしか考えられなくなる発情煙幕じゃ!」(おいおい!)

幼馴染にして思い人である里長からの指令を受けて、国外の商人と組んで、女を攫って性奴隷に仕込み、人身売買をしている悪徳商人を里一番の忍姫(くノ一)であるセツナが成敗しに行くという、ある意味王道なシナリオの作品。

説明されている通りに戦闘なしで、敵の視界に入らないように行動していくシンプルなステルスゲー。なお、敵の視界の外(背中・側面)からタッチで暗殺暗殺っ!とはならない仕様。

忠誠心と興奮度というステータスがあって、敵に捕まったりエロありイベントが発生すると、それぞれが下がる&上昇(忠誠度は回復しない)。

忠誠心が0になるか興奮度がMAXで敵に見つかるとゲームオーバー(一部の敵は1回でゲームオーバー)。興奮度によって一部イベント派生あり。

RPG部分の難易度としては、余程不慣れでなければクリアは難しくはなさそう。一部、制限時間のあるマップや素早く動く敵が複数いるマップもあるので、ゲームパットがあると快適かも(短編作品なので、キーボードでも大丈夫そうだが)。謎解きも少しだけあるが、それもメモを見れば割と簡単。

エロイベントは、オナニーと最後のイベントを除けばほぼ凌辱&調教。止む負えず、服を脱いで性奴隷の振りをするシーンはあるものの、自ら色仕掛けを仕掛けて相手を搾る、というイベントはほぼなし。

段階派生のあるイベントでは、割と早い段階からセツナちゃんの無自覚な一面が垣間見えて、それが後半のイベントを通して減少した忠誠心、そしてハッピー(?)エンディングでのイベントへ、と、うまく表現されているなぁ、と感じさせられた(先に堕とされた身体に引きずられて、心も完全に堕とされる……その後ももちろん良いが)。

『くノ一』、『調教』、『凌辱』といったものが好きな方向け。

続編とか出るなら、身に着けているらしい房中術をもう少し活用する場面とかも見てみたいと感じてしまった(身勝手な個人的感想)。

研究ばかりの自堕落な生活を続け、今日食べる金銭にも事欠くことになった、ケモミミ魔術師がある依頼を紹介される。凄腕の彼女にかかれば簡単に終わると思われたが、ひょんなことから弱体化する呪いを受けてしまい、結果、Hなことをされながら討伐依頼をこなすことに…というシナリオ。

RPGとしては、拠点となる街から出発し、敵の出現するエリアを移動して奥にいるボスを倒すことを繰り返して進行していく。拠点となる街やキャラクターは作り込まれていて、ショップや個人的な依頼をしてくるNPC、生活している住民などもいる他、操作するアルマの動きも可愛らしくてよかった(最初、街では迷うかもしれないが)。

戦闘部分は、戦いを通して弱体化した力を取り戻し、街で装備を更新していけば問題なくクリアできるくらいの難易度だが、アルマ(魔術士)1人に対して敵は単体～複数なので、油断するとあっというまに倒されることも。

肝心のエロ要素は、戦闘中にもエロいことをされることもある他、街の酒場などでもイベント多数。表情と体位(ポーズ)のバリエーションが豊富で、経験数、淫乱度等のエロステータスもあり。

特に、淫乱度は数値に応じてアルマの反応が変わる以外にも、街でのエロイベント進行にも関わるので大事(上がりすぎると戦闘に支障をきたすのでメインシナリオを早めにクリアしたい、という人は後半まで進めてから淫乱度を調整したほうがスムーズか。結構長めな作品なので)。なお、回想全開放はクリア後。

和菓子日和さんの作品は初めてプレイさせて頂いたが、表情や服装、キャラクターの掛け合い等々、エロの表現が見事。強気&ダウナーな女性が身体を開発され、逆らえずにやられる戦闘エロ、そして個人的に一番よかったのが、酒場の某エロイベント。徐々に逆らう気を無くして、自ら調教されに行く過程、そして個別エンドまであったのは(相手のNPCが下衆過ぎない点を含め)本当に良かった。

1990～2000年代くらいの漫画などにしばしば登場した、〇〇軍団、〇〇団、〇〇兄弟(この作品なら姉妹か)という位置付けのキャラクター達。物語に主として関わってくる、本命にして中心である『長』ではなく、その取り巻き、団員、友人達がメインヒロインのストーリーで描かれるHイラスト集。

オタクな男子学生『太郎』君と、オタクにやさしいギャルにしてスクールカースト上位の『前中 麗』。ちょっとしたきっかけで、異性の友人以上の関係に発展途中の2人に対し、危機感を持った取り巻きの2人『右佐 跳』と『左山 棗』がアプローチを開始する。

こういう流れだと、あまり綺麗ではない感情を原動力として、キャラクターが動き、物語はドロドロとした様相を見せていくが、この作品では取り巻きの2人が共に『太郎』に対して本気の好意を持ち、『前中 麗』と告白・交際に至る前の段階で(Hを先に持ち出したとはいえ)、『太郎』に告白しているところが、他に見られる『逆NTR』モノとの違いだと思う。

Hシーンは『フェラ』、『パイズリ』、『後背位』、『騎乗位』、『3P』など。ヒロインの2人は巨乳&パイパンだが、プレイ時のアングルが太郎の視線を意識してローアングルで描かれているものが多く、独特のエロさがある。メインの2人が協力関係にあることから、『3P』が多いのも特徴。

なお、この作品においてサブである『前中 麗』のシーンはないのでそこを期待している方は注意。

作品がいろいろときれいに纏まっているので、『逆NTR』、『NTR』、『浮気』に通じるドロドロとした展開が苦手、という方でも割と抵抗なく楽しめるのではないかと感じられた。逆に、ドロドロとした展開や背徳感をお求めの方には物足りないかもしれない。

付き合っている彼女にひどい振られ方をした主人公が、ヤケ気味にやってきた高級風俗で自分をいじめていた幼馴染と再会し、売り言葉に買い言葉の末、バトルファックする作品。

ゲームジャンルは『タイピング』と表示されているが、制限時間内の複雑なキー入力操作などはなく、使うのも上下左右の『方向キー』と『Enter』、『Shift』、『スペース』キーのみ。

オープニングが終わったら『体位』を選び、後は『方向キー』を使って、上下左右を任意の順で入力するだけ。入力後は相手の入力した順と照らし合わせて、2つ以上合致で勝利、それ未満なら敗北となって、結果のCGが挿入され、自分と相手のゲージが変化する。

その後、体位選択へ戻って同じ操作を繰り返し、自分か相手、どちらかの体力ゲージが空になったら、エンディングへ。プレイヤー勝利の場合は、エンディング前に、最後に選んだ体位に応じた動画が挿入される。

エンディングは4種類+1で、初回勝利or敗北、3回連勝or連敗すると辿り着くことができる。4種のエンディングを見た後にもう1度クリアするとトゥルーエンドが解放。

一部でキーボード操作しか受け付けなかったり、タイトルに戻る、ゲームを終了する等の操作ができなかったりと(喘ぎ声が結構な数収録されているのに、エロゲ必須の緊急回避ができない)慣れれば気にならない程度ではあるものの、かゆいところに手が届いていない部分が散見された印象。

体位ごとに大勝利～大敗北の4種のCG、各エンディングとその後のタイトル画面と収録されているCGの数は価格の割に多い(個人的には2敗後のタイトルCGと3連敗後のエンディングCGが良かった。敗北動画がないのは残念)。

イベントを見るとわかるが、どちらかといえばソフトM～M向け。彼女が言っていた主人公の身体的特徴も、幼馴染に調教された為で、それを主人公に施した理由も想像でき、この2人の相性の良さが感じられた。

比較的平和な時代に、魔王を倒した勇者を母として生まれた少年勇者。近くの森での修行から戻ると、国から男の姿が消えていた。異常を察して王様の元へ駆けつけるが、現れたサキュバスによって、王様も犯られてしまう(王様歓喜の悲鳴)。残された王妃の要請を受け、勇者はサキュバスに攫われた王様救出のために旅立つ(ただし、王様の生死は問わないものとする)というシナリオ。

ゲームとしては、拠点となる『自宅』・『王宮』からサキュバス四天王+クィーンのいるそれぞれの『ダンジョン』へ移動し、ランダム生成される『ダンジョン』を突破して、最奥にいるボスをBFで倒すのを繰り返していくノンフールドRPG。

『ダンジョン』に出てくるザコ敵を倒して(体当たりで一撃撃破可能)獲得したスキルポイントでスキルを習得し、『ダンジョン』内に浮遊している強化石を利用することで、ステータスを強化していく。

ダンジョンの最後にいるボスとは、RPGツクールのターン制フロントビュー戦闘をベースとしたBFなのだが、相手の性技に応じたCG+セリフが挿入され、こちらが射精してしまうとステータスがダウン(相手はアップ)と、ある意味サキュバス・BFとしてはお約束なものとなっている(良い意味で)。

ザコ敵との戦闘やボス戦でのヒント、要キーアイテムのイベント解放条件など、面倒な作業や無駄な時間を掛からないようつくられていて、最後までほぼ作業的なストレスなくプレイできた。

戦闘中のセリフやテキスト量も良好。AI絵も破綻などなく、キャラごとの書き分けも安定していてGood。贅沢を言わせてもらえば、四天王の再戦時のセリフを初戦と別にしてほしかったな、と思う。

『サキュバス・淫魔』が好きな方、AI絵に抵抗がない方、コメディ色の強い作品が好き、ないし受け入れられる方におススメ。(主人公君、自分の棒をつっこむよりも相手の言動に内心でつっこんでいることが多かった気がする)

気が付くと地下牢に軟禁されていた、巨乳の令嬢カグヤを操作して広大な地下牢獄、そして滅びに瀕した異世界からの脱出を試みる、3D探索RPG。

3Dで表現されたマップを探索しつつ、次のエリアへ進むルートを選び、移動するのを繰り返していくのだが、一度次のエリアに進んでしまうと、前のエリアに戻ることのできない、一方通行の仕様となっている。

探索の途中、『亡者』と呼ばれる敵対者と何度も戦闘になるが、戦闘もアイテムを使用して戦うという独特の仕様。アイテムには、武器、防具、回復薬、魔術書などがあるが、どれも使用回数が少なめに設定されていて、ほぼ使い捨て(逃走は基本できないため、アイテム切れは高確率で詰みとなる)。

そのため、アイテムを入手するための探索が重要となるが、探索回数(時間経過)も他のイベントと関連していたりとなかなか奥が深い。

周回前提の難易度をしており、まず初回でのクリアは不可能。ゲームオーバーを含む、周回のエンドを迎えると『狭間』と呼ばれている周回部屋を経由し、ステータスを引き継いで次の周回へ、となる。

『狭間』には実績部屋もあり、特定のアイテムを手に入れる、イベントを起こす、ボスを倒す、特定のエンディングに到達するなど、実績を達成することで、次周開始時の初期所持アイテムやイベントが変化して、だんだんと有利となっていく。

イベントの分岐が多い他、アイテムやステータス不足などからも、トライ&エラーを繰り返すことになるのだが、1周に時間がかかるので、とても時間がかかる。しかし、これに独特のやりがいのような楽しさがある。

私は周回で主人公の置かれている状況が詳しくわかるだけでも、10数時間をかけてしまったのだが、まだまだ序の口だったりと、ボリュームも他の同人作品と比べて飛び抜けている。

とにかく、エロくて高難易度かつ本格的なRPGをやりたい人におススメ。3D酔いなどがないかも含め、まずは体験版を。