げんごろうさんのレビュー一覧
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このゲームはできるだけ多くの人が楽しめるように配慮されています。
ゲーム初心者でも難易度を軽くすれば必ずエンディングまでストーリーを楽しむことができます。
キャラクターはどれも個性的で、戦争の暗い雰囲気を吹き飛ばすコミカルなやりとりが楽しめます。
ストーリーの運びは史実を押さえつつ巧妙にフィクションを混ぜ込んで展開するので、「ありえないんだけどもしそうだったらそうなるだろう」みたいな奇妙な説得力があります。
ゲームに登場するキャラが兵器についてコミカルに解説してくれるコーナーもあるので、兵器に馴染みがないという人でも基本的な知識が楽しく学べるようになっています(不要ならパスできます)。
18禁シーンは捕虜に対して性的な調教を施す(ジュネーブ条約もファッキン!!)という代物で、中には甘めのものもありますが全体の傾向としてはかなりハードというか痛そうなプレイが多くアレな単語も連発するので「それ系」が好きな人は満足できると思われます(不要なら18禁はすべて非表示にすることもできます)。
ここまでゲーム以外の部分について述べてきましたが、上級者向けの難易度はとても本格的です。
実際の戦闘でも重要な索敵に関する部分が非常に凝っていて、特にユニットの「見つかりにくさ」を表す「ステルス」のパラメーターを駆使した戦いはゲーマーなら一見の価値あり。
ここまで完成度の高いものはメーカー製のゲームでもちょっと珍しいかもしれません。
また、「牽引砲は撃つと敷設状態になり次のターンで移動できない」など、兵器の特徴がゲームに反映されるように細かな配慮があります。
兵器の開発はある程度の自由度があり、どの系統を重視するかで戦術が違ってくるという楽しみもあります。
全体としては、他に類を見ないほど個性的でありながら、導入はゆるく極めれば本格。
まさに良作の見本のようなゲームだと言えるでしょう。
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徹底的にリアリティーにこだわった第二次世界大戦の陸戦シミュレーションです。
登場する兵器は戦車だけでなく野戦砲や歩兵など多彩であり、それらは攻撃力が対装甲と対非装甲で分かれているのはもちろん、防御力に至っては各部位ごとに設定されており、どの部位に命中するかで貫通しやすさが違います。
しかし何と言っても最大の特徴は「遮蔽度(CP)」の概念で、これが大きいほど敵から見つかりにくく、敵の攻撃が当たりにくくなりますが、CPは単にユニットの種類や地形だけで決まっているのではなく、移動したり、射撃したり、撃たれたりすることで変化します。
勝つためには隠れている敵を用心深く探し出し、CPをうまく削ってから仕留める、という手順が必要になります。
実際やってみると隠れている敵から思わぬ一撃を食らうこともあり、移動の巧拙一つが生死を分ける「緊張感のある戦闘」が楽しめます。
あと、あまり密集していると敵の「BM-13カチューシャ」が飛んでくるかも・・・・・・。
最初は難しそうな印象があるかもしれませんが、ゲーム中での説明は非常に丁寧で必要なことは無理なく体得できるようになっているし、難易度も4段階でいつでも自由に調整できるので、初心者でも十分楽しめると思います。
硬派なゲームですがストーリーは意外にもドラマチックで、主人公は伝説の英雄としてではなくひたむきに生きる一人の人間として描かれています。
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リアルで緊張感のある戦闘とカオスで絶対予測不能なギャグシナリオが楽しめる上に独ソ戦の史実解説までついているという、他に類を見ない極めて個性的なゲームです。
そもそもどうして美少女ゲーでソ連なのか?
それも史実解説を読めばわかります。
シナリオは史実の独ソ戦にある程度沿った形で展開していきますが、戦争系だからといって暗い雰囲気になるわけではなく、かわいいキャラが酒の勢いで豪快に押し切ります。
SLG上級者も唸らせる遮蔽や索敵にこだわった本格的な戦闘システムに「酔っ払い運転で敵を轢く」などのトンデモ系要素を容赦なくブチ込んだ不思議な感覚はまさにこのゲームの醍醐味と言えるでしょう。
また序盤の解説やヒントも充実していて難易度選択もできる親切設計なので、萌えゲーが好きだけど戦術SLGは初心者という人にもお勧めできます。
18禁シーンは意外とハードなのでその手のが好きな人にもオススメですが、逆にそういうのが苦手ならOFFにできます。
ミリタリー、SLG、歴史、ギャグ、美少女、ハード陵辱。
どれか一つでも好きなら買って損はないと思います。
Давай!! Давай!!