ノミネート的赏析一览

当たり前ですが「実母キャラ」は主人公一人に対して一人しか登場しません。
　ですから実母が登場するゲームでは、そのキャラと正反対のヒロイン、例えば姉とか伯母なんかを登場させて個性のカバーをします。
　例えば優しい母親がいれば、ツンツンしている伯母がいる、といった感じに。
　ママキャラに癒されたいのにそれ以外のキャラが登場する事に、今までジレンマを感じたプレイヤーも多かったでしょう。

　その問題を解決したのが今回のアンソロジー作品でしょう。
　何しろすべてが独立した世界なので、全員実の母親なのです。
　この発想の転換は素晴らしいですね〜。

　ストーリーは、主人公が母子を扱ったゲームをやっていくうちに自分の母親の魅力に気づき関係を持ってしまうというもの。
　なのでその他のキャラクターは全部ゲームの中のキャラクター、という設定となります。

　個人的にはミレーネさんだけで1本のゲームを観てみたいな〜なんて思ったり。

滑らかに動くアニメーションと、高い作画のレベル。
　ろりぷにでありながら巨乳娘までカバーしている範囲の広さ。
　選択肢も無く、簡単に目的の動画にたどり着ける実用性。

　そして何より驚きなのが、そのお手軽な価格です。
　ボリュームとコストパフォーマンスの部分で言えば、倍の値段でも問題無い位の実用性を持っていました。

　実用性といえば修正のかけ方もとても上手だったように思います。
　かけるべきところをかけ、余計な修正も無く。
　言葉で説明は難しいものでこちらは実際に観ていただかないとわからないかもしれませんね。

　ここ数年のプレイ歴を振り返ってみても、自分の中のランキング上位に食い込む名作でした。

タイトルからして出オチ的な雰囲気漂うゲームですが、実は結構ヒロインが可愛いのです。

　ギャグ要素が強いので、走る時にブヒブヒ言ってしまう欠点(?)はありますけれども、基本は主人公大好きな女の子。
　色んなシチュエーションにチャレンジしてくれる姿に健気さを覚えてしまいます。
　ってか、むにゅって抱きしめたいです。

　わるきゅ〜れが製作しているので、やや鬼畜なプレイが多いのが唯一の難点。
　純愛路線だったら、満点付けちゃってます。

3D作品やバリバリなアニメーション作品がメインになっている同人ソフト業界ですが、こちらはそれらとは正反対の、古き良き時代の同人ソフトの血を引き継いでいる作品です。
　
　商店街の経営というシンプルな設定の中で、呼び込む店舗の種類や街の人口、年齢層。政治、錬金、探検依頼とやるべき事が多く、簡単に大成功させる事は出来ません。しかしやっているうちにコツも掴んできて、売上げや人口も上がっていきます。
　このやりこみ具合が楽しく、気がつくと数時間やっている事もしばしばでした。

　また定期的にアドバイスの手紙が来るなど、慣れない内のフォローもキチンとされていているのもポイント。
　登場キャラクターも可愛くて魅力的です。

　インディーズソフトならではの、企業ではなかなか出来なさそうな小回りの利いたゲームに仕上がっていると思います。

世界観やストーリーが少し難解でしたが、それでも製作側の表現したい事はなんとなく察することが出来ます。
もしかしたら、この価格帯の「オカズゲーム」に採用するシナリオとしてはちょっとボリューム的にも難しかったのではないでしょうか。
しかしそれ以外の原画やシチュエーション、声優等は非常にレベルが高かったです。
甘えられるママキャラゲーム(実母ではないけれども)としても良く出来ていました。
フルプライス版で作り直したら、大作に化けるのではないかなと思います。

教員免許も持っている立派な大人なのに、ちょっと少女要素が入っていて甘やかしてくれる優衣子ママ。
　同じく普段は厳しく真面目な先生なのに、夜はM要素を爆発させる弥生さん。
　二人ともこのギャップが魅力を引き立てていました。

　こういう「母親を含めた二人の年上キャラ」が登場する際は、大体ママじゃないほうがやさぐれS系全開で、甘受けとM受け的な役割をする事がほとんどなだけに、真面目なツンデレ系の弥生さんはツボでした。
　
　またアニメーションは3D動画作品と比べて動作枚数こそ少ないものの、表情や各パーツの動かし方が秀逸で、ちょっとしたR18アニメよりはよっぽど動きが豊かでした。このエッチな事をした後の微妙な表情の変化に、可愛さを感じてしまうのですね。

　あとはカメラワークが固定、あるいは指定できれば文句無かったです。
「ココをもっと観たいのに、カメラが移動しちゃった!」
　みたいな事がありましたから。

　なにはともあれ、甘えさせてくれるお母さんに癒されたいならオススメです。

可愛くて、心配性で、甘えん坊で。
　愛らしい要素が満載の珠美さんが素敵でした。
　たまに表示される女性キャラ側の視点でのテキストも面白い趣向でしたね。

　また、この手の作品には叔母的なキャラがS系の役割とHシーンを担当する事が多く、あまり好きではない性格である事が多いのですが、この作品の美加さんはイヤなトゲらしさを見せずに、最後まで魅力的でした。
　シーンごとにちょっとしたアニメがあるのも、値段的には高ポイントです。

　もうちょっと珠美ママの心情がテキストで表現されていれば満点でしたが、そうでなくてもあまエッチの世界を楽しめると思います。

「少年達を犯罪に走らせないように正しい性知識を教えるボランティア活動」
　という名目の下、自分の息子や近所の男の子達を性的な意味で食べてしまうお母さん達のおはなし。

　恭子ママの、我が子を愛し結ばれたいという衝動を抑えられなくなってしまう感情表現が良く描かれていて、原画の可愛さに加え、シナリオの秀逸さも感じられました。
　また、登場する男の子達も可愛さを覚えてしまうほど健気で、なんだか胸がキュンと来てしまう感覚を覚えます。
　恭子ママの猫の衣装もまた素敵なのですよ。

　ただし基本的に旦那がいる家庭なので、夫を騙し息子と結ばれるストーリーはややネトラレ属性が含みます。
　段々と夫の事を忘れてしまうシナリオなので、誰も傷つかずにラブラブ…というわけにはいかなかったのが残念です。
　あとは、かすみさんのシナリオがもう少しあればもっと良かったですね。

　それが無ければパーフェクトでしたが、そうでなくてもオススメです。
　続編が出たら絶対に買いますよ。

イラストの雰囲気も手伝って、お姉さんのようなセクシーラ○ファのイラストが特徴的でした。
収録作品はショートシナリオの脱衣ブロック崩し1本とオマケシナリオやCGが数点。
オマケ要素はクリアしないと見られないですが、難易度はそこそこなので難しくはないでしょう。
この価格で遊べるのならお買い得だと感じます。
次回作が出るのなら価格は上がっても良いのでもっとシナリオを増やして欲しいと思いました。

派手なイラストや言葉責めこそありませんが、オトナの余裕を見せるナースさんの「やや」カゲキな手ほどきにエッチな妄想をかきたてられます。
　特に実際に使いながらの「オナホール編」は非常に良いですね。
　ゆるーい流れが好きな、ちょっとMな方にオススメです。
　目を瞑って聴くとさらに楽しめると思います。