Lista de reseña de 礼人

タイプの違う三人のヒロイン(と、名も無き脇役が一人)がねちっこく責められて快楽地獄に堕とされていく過程が丁寧に描かれている。ただ、後半がちょっと駆け足だった。いっそのこと、前後編にわけてもよかったような気もする。
CGは九枚。B-RIVER氏を始めとするゲストによるおまけCGもあり。本編中のCGにおけるヒロインたちの衣装はジャンプスーツのような物だが、おまけCGには巫女装束や近未来ポリス的な制服姿もある。
ちなみに音声は付いていないが、同サークルの他の作品がフルボイス仕様にリメイクされてたりするので、本作もひょっとしたら……

CGは美麗で、おまけも盛り沢山。ただ、作品内容の項にある「拡張汁物」という言葉から連想されるほど過激なCGがなかったのが残念。
総数が記されているので判るとは思うが、「パロ書き下ろし9 3点」というのは「基本9枚、差分3枚」という意味である。念のため。

キャラクタークラスをそのまま名前に反映させたのか、SS内で女性キャラたちが「マジ子」「アサ子」などと呼び合うのが興醒めだった。
とはいえ、絵のほうは申し分ない。基本はモンスター姦だが、四つ足のモンスターが出てくる絵は獣姦そのものの構図なので、その種のものが好きな人にもお勧め。
おなじみのチリマ氏の他、銀の星亭の田宮秋人氏が参加しているので、ファンの方は要チェック。

上巻は普通(?)の人妻監禁凌辱調教物語だったが、この下巻ではヒロインが「あらゆる痛みを快楽に変え どんな傷でもたちどころに再生してしまう魔法の薬」を注射されてしまうため、かなり常軌を逸した責めが出てくる(舌を噛みちぎられたりとか……)。
終盤は、疾走する電車の上でオヤジたちが格闘戦を繰り広げるという熱い展開になってエロ要素が薄くなってしまうが、巻末に収録された外伝がそれを補ってくれるので問題はない。外伝でヒロインに加えられる責め苦も本編に負けないほど過激なものなので、心臓の弱い方は要注意。

CG数は15枚(差分なし)。
七人の絵師によって描かれたCGはどれもエロ素晴らしい。触手好きならば、きっと満足できる作品である(ただし、モンスター姦ではないCGが一枚だけある)。
しかし、サイズにちょっと問題がある。CD-ROM版に収められていたであろうと思われるインストーラー(163MB)までもが収録されているため、二倍近くに膨れ上がっているのだ。そのため、フルボイスでもないのに総量が320MBを超えている。ダウンロード版ではもうちょっとシェイプアップしてほしかった。

ニプルファックを扱った作品は珍しくないが(そうでもない?)、本作では乳首に触手や男根を挿入するだけではなく、乳房の内部に蟲を産み付けるという荒業が出てくる。もちろん、その蟲たちが成長したり、卵を産んだりして、乳首からひり出されるという描写もある。犠牲になるヒロインがただの一般人ではなく、気の強い女戦士(スパイ?)というのも嬉しい。
一応、普通(とも言い切れないが)の輪姦シーンもあり。
なお、二十枚以上のオマケCGが付いているが、それらの中には乳をテーマにしていないCGや非エロのCGも含まれている。

掴みどころのない商品名であるためか、あまり売れていないようだが、ダウンロード数の横に表示されている評価ポイントが五段階の四である(2007年7月現在)ことからも判るように、決して劣悪な作品ではない。
収録されているCGはモノクロということもあり、いまいちパンチ力に欠けるものの、下手ではないし、枚数も値段に見合うものである。
絵柄が気に入ったのであれば、次回作への投資のつもりで購入してみてはどうだろうか?

「姫騎士拷問悦虐アドベンチャー」と銘打っているものの、ゲーム中に選択肢が出てくるのは一度だけ。アドベンチャーゲームというよりもビジュアルノベルに近い。
しかしながら、ゲーム性が低いからといってエロ方面までもが貧弱になっているわけではない。BLACK LiLiTHのお家芸であるハードなエロを堪能できる。ゲームの主体は拷問だが、ただ痛めつけたり苦しめたりするだけではなく、肛姦、媚薬、ふたなり、触手……と、多彩な要素があるところが嬉しい。また、サブヒロインの一人は既婚者(しかも子供を身篭っている)なので、「人妻」「熟女」「寝取られ」という要素が好きな人にもお勧め。
唯一のマイナス点は、一部のシーンを回想モードで見ることができないこと。したがって、エロシーン直前でのセーブは必須である。

スカトロ界の雄として知られるTANA氏の描くヒロインに「カレーが大好物」という設定を付与した制作者のセンスに脱帽(とはいえ、作品にスカトロ要素は無いので御安心を)。
パッケージ画を見て勘違いする人もいるかもしれないが、これは凌辱がメインの作品ではない。ブランドはBLACK LiLiTHではなく、LiLiTH MISTなので、純愛的な傾向もある。しかし、主人公とヒロインはラブラブなHに興じるだけでなく、かなり変態的なプレイに溺れたりもするので、ハードなエロを求めている人も満足できるはず。
ちなみにエロだけでなく、ストーリーのほうもハードなので、心の準備をしてからプレイすること。

地球防衛軍の司令と悪の秘密結社の首領をかけもちし、正義の戦士/悪の幹部たちと絆を強めたり、敵側の立場で拷問したりするゲーム。
どちらか一方に肩入れしすぎるとゲームオーバーになるので、正義も悪も生かさず殺さず、バランスをよく考えて……というような着眼点はとても面白いと思うのだが、それがあまり活かされていない。フラグを立てることに奔走する従来の多人数ヒロイン攻略型アドベンチャーゲーム以上のものにはなっていないような気がした。戦闘時のミニゲームもいまひとつ。
とはいえ、ヒロインたちは魅力的だし、アニメーションも滑らかなので、エロゲームとしての機能は十二分に果たしている。