レビューを報告する

秋野かえでさんの音声作品を探していて、ちょうど発売日だった所でサンプルを試聴、惹かれたので購入。

●展開は捻り無しの直球勝負
シナリオは意表を突くようなものはほぼほぼ0で、少々展開が速い気もしますが素直に聴けます。部長もとい「こもりちゃん」は台詞と声優さんの熱演も相まってキャラクターとして活き活きとしています。それについては概ねサンプルでイメージできるものと同様でした。なので、概要およびサンプルで「おっ」と思った方なら十分に楽しめるシナリオではあると思います。

●Hシーンもベタ、ただし音量面で難あり
「はじめて」同士がゆっくりと、次第に激しくなるような、シンプルなものでした。なので、サンプルのようなテンポが24分つづく訳ではありません。そこは注意点かと。
また、音量を大きくして試聴すると後ろでわずかにギシ...ギシ...と音が聞こえますが、これが(ちょっと音量が小さすぎるんですが)かなりイイです。すごくえっちな気分になります。ただし、ただでさえ小さいのにトラック後半で激しくなるにつれて声と別の効果音でほとんど聞こえなくなります。ここが凄く残念でした...。しかも何やらトラック毎に基本音量が違う気がします...トラック単品を楽しむような作品ではないのでここも微妙な点ですね。

音声を楽しむにしろ、物語を楽しむにしろ、どこかしら気になってしまう点があるというのが率直な感想です。
シナリオ、音、声など材料が良質なだけに料理としてすこしだけ惜しいです。