舉報鑒賞

タイトルは「友達の母親と」なので、男主観っぽいですが、
実際は、サンプルにもあるように友母側のモノローグを主として物語は進行します。
これが結構いいですね。

退屈な日常(セックスレス、田舎暮らし)を、
息子の療養のためと自分に言い聞かせている女性が、
頭でも口でも抵抗をしつつも、息子の友達にいいようにされる、
悦楽と倫理の狭間で揺れながら、欲に押し流されていく、
という描写が、あまり多くないページ数でも丁寧に描かれていると思います。

ちなみに、息子の友達は3名登場しますが、情事は1対1です。
「周りにバレないようにヤる」も本作のひとつのコンセプトですね。
輪姦、複数プレイありませんので、ご参考までに。

個人的にツボだったのは、竿役の♂が意外と純情な印象だったこと。
一見すると、友母に性欲をただぶつけているだけとも取れますが、
行動やセリフの端々に、友母、真里子を気に掛ける様子がうかがえるので、
「この男、わりとガチで真里子に惚れてるな」と思いました。

友母、人妻、年齢差、遠距離と多重障壁であまりに超高難度w
ぶっきらぼうだけどイイやつっぽい♂なのに、
ままならないその複雑な思いがプレイ中のちょっとしたイジワルになっている
って感じで、NTR作品なのに♂にいじらしさ、
ともすれば可愛らしいとも言える面があったのは面白かったです。
そうしたところもひっくるめて読後感のよい作品でした。
(続編あったら、輪姦にはしないでほしいなぁ)