قائمة مراجعة 色月

本作は水着姿の2ヒロインによるキャットファイト、ということで、くんずほぐれずのとっ組み合い、おっぱい・乳首責め、69クンニといったプレイが並ぶ。試合が進むごとに水着が破けたり、身体をはだけさせたりと、ヒロインピンチ的な要素も描かれている。

バトルだけでなく、百合要素も加味されている。いじめられっ子庶民ヒロインは、いじめっ子幼なじみとの仲直りが大きな動機となっており、それを補完するような描写が試合の合間に挿入される。仲がよかった頃の回想や、今はあの頃と違う寂しさの気持ちが溢れるモノローグなど、「好き」が前面に押されているのが百合試合としてよい。

エロは、完全支配ができる催眠シチュであり、一切抵抗できない性処理人形にされる様々なヒロインたちを描いている。一冊まるごと使ってラブドール法がまかり通っている世界を描いており、全エピソードで被害に遭うヒロインたちは悲惨な末路をたどることとなる。

先に完全支配の催眠と書いたが、そのままの意味である。どれだけ嫌いな相手であろうとも、セックスの強要に恐怖や怒りを持っていようとも、自ら服をはだけ、ご奉仕させられてしまう。抵抗の意志のあるものはニラマレレイプを、恐怖が先立つものには弱きを虐める満足を提供してもらえる。
一方で、本作は極悪な快楽責め作品の一面を持つ。竿役の胸先三寸で感度を弄くられ、感じやすくさせられてしまうのである。あの清楚な娘が、お堅い人が、快楽によって歪められ、法案の目的にかなったラブドールに自ら埋没してゆく。場合によっては、元の人格消去もされるパターンもある。
それ故、本作は快楽堕ちに分類されるのであろうが、その内実は人格破壊・尊厳破壊レベルにまで達しており、濃い凌辱成分を楽しめるのである。

さて、個人的には「秋山恵理編」「緒方千鶴編」である。
「秋山恵理編」では、竿役を嫌っているヒロインがメイド衣装で、陥落済の親友と共にご奉仕をさせられている。ニラマレやツンケンとした態度を屈服させるほか、ヒロイン自身が快楽に染まってゆく描写が優れている。親友が楽しそうに励んでいるのを目にして、雰囲気に飲まれてから3Pでぶっ壊れラブドール宣言など、堕ちまでの流れがよい。

「緒方千鶴編」では、政府側のエースがラブドール堕ちする。常識改変でのお仕事奉仕、人格を好きに切り替えてのコスプレエッチ、人格消去と、本作の催眠シチュの総決算ともいえる内容だ。
また、何人も犠牲にしてきたヒロインが自らも犠牲となる皮肉さ、この世界の闇が垣間見える冒頭など、世界観描写のも如才ないストーリーテラーっぷりも評価できる。

エロは、すらっとした肢体の高身長で美しい魔法少女ヒロインが、顔は綺麗そのままに醜く人体改造される作品である。クールなヒロインが一方的に慌てふためくヒロインピンチを添えて、じっくり解説されながらどんどんと身体を変質させられる。本番行為はなく、専ら好き放題にされているのに何もできない完璧ヒロインの無様さを鑑賞する作品である。

さて、サンプルや紹介文にある通り、手足が短くされ、腹は出っ張るように太らされて、乳は垂れ下がってだらしなくされており、パーフェクトボディが台無しにされる。無毛でスベスベとした肌に無駄毛を生やされ、よい匂いがしそうな身体も汚くされる。念の入ったことに、頭の中身も作り替えており、性欲のみのゲテモノにされてしまう。
トドメとばかりに変身解除まで用意されており、上記の姿のまま人生終了が確定してしまう。激しい凌辱こそないが、尊厳破壊などをごった混ぜにした鬼畜作品である。

エロは、ヒロインが激しく責められ、快楽に堕ちてゆく作品である。ヒロインはクール真面目系の性格故か、竿役に対して真っ向から抵抗を示す。しかしながら、媚薬と肉竿挿入であっという間に喘がされてしまい、予想以上の感覚に蕩け顔となってしまう。

感じまくっているという演出は特に大事にされているようで、テキストと合わせてそのイメージを全力で伝えている。例えば力が抜けてしまう倦怠感、絶頂特有の浮遊感、それらの未知の感覚に対する恐怖感など、モノローグテキストで逐一、描き込まれている。

その間の責めも激しいプレイ内容が展開されており、実り掛けの乳房をかじられ抓られ揉み押し込まれ、ヒロインの身体に対して大きすぎる竿が子宮を穿っている。こういった責めの内容と、それを盛り上げるテキストの相乗効果で大変にエッチな快楽堕ち作品だといえる。

エロはほとんどが露出プレイとなっており、ノーブラノーパン制服での登校や、全裸での徘徊、エロメイド衣装での放尿マーキングなど、ドスケベ変態を地でゆく。本来のヒロインは、そのような性格ではなかったのだが、取り憑かれた結果、自ら露出プレイにいそしむようになっており、「ばれるかも知れない」「ばれたらどうなるんだろう」というドキドキの虜になっている。しかも茂みの濃いスリットを常に濡れそぼらせ、見られると絶頂するのだから、その変態性は高い。

そのプレイ方法は念の入った内容であり、例えば登校時は臍まで丸見えになるほどスカートをたくし上げ、親友の背中に向けて露出している。全裸徘徊では着ていた制服を鞄に入れて逃げ道を封じたり、エロメイド衣装では遊具で遊びながら卑猥なことをしゃべったりと、実質、隠していない開けっぴろげである。
当然、こんな行為の繰り返しはバレてしまい、後が描かれるわけだが、変態にふさわしい扱われ方が待っている。そこでの彼女の目覚醒めは、約束された破滅へと続いてゆき、本作はバッドエンド作品として大変に優れている。

エロは、3作品にわたって正義の味方ヒロインから、見下げ果てた家畜奴隷堕ちしてゆく変身ヒロインのバッドエンドを描いている。3作品ともテーマがあるものの、それと同居して、全編通して共通している傾向がある。
すなわち、強すぎる快楽を前にアヘ顔・無様顔をさらして喘ぎまくるヒロインが描かれており、作中の一般市民でなくとも、こんなヒロインに希望を賭けたくないと思わせるような浅ましい痴態が容赦なく展開される。よって、ハードエロ調教・ハード凌辱を求める方々にはまさに打ってつけの逸品である。
さて、以下に3作品それぞれを寸評してゆく。

1では、敗北凌辱がテーマとなっている。胸をさらけ出させられての羞恥、仲間全滅などを前奏に、快楽屈服によりヒロインは責め立てる。エロにはめっぽう弱いヒロインだが、特にそれがよく出ており、騎乗位のプレイ中に姿勢を変えて対抗しようとしてあっさり負けるのは大変によい。

2では、完全敗北・公開敗北宣言・雑魚輪姦である。ヒロインは決死の反撃も虚しく、完全屈服させられてしまう。それだけでは終わらず、一般市民の前で卑猥な格好で敗北宣言をさせられてしまう。さらには雑魚どもにも輪姦され、3作中最も凌辱のバリエーションが多い作品だ。

3では、前2作を受けての総仕上げの章である。冒頭で、ヒロイン自身も元の生活には戻れないことを悟っており、せめてオークの家畜は避けたいとしか思っていない。当然、そんな願いは叶わず、オークたちの性玩具家畜・母乳家畜・餌排泄家畜と、むごい末路を迎える。それでもアクメ幸せそうなので、救いはないがエロさがあるところがたまらない。

エロは、戦いながら痛めつけられ、ボロボロになってゆくヒロインを主眼としたエリョナバトル作品である。睡眠姦による本番凌辱はあるものの、メインとしては傷つけられても立ち上がるヒロインにフォーカスを当てているので、絶望状況下でも折れないヒロインピンチを求める方向けである。

さて、上記のメインテーマに合わせて、観客が大勢いる「ファイトステージ」というシチュエーションが最大限に活かされている。まず、ルール説明の際に、貞操の危険がある時間帯(ホットバトルタイム)が提示され、凌辱の予感が興奮を高める。
バトルそのものは敵の攻撃は豊富であり、殴る蹴るだけでなく、マットにたたきつけたり、首を絞めたりと、バイオレンスに攻めてくる。また、バトルが進行するほどにヒロインの汗濡れの身体に痣や汚れが増えてゆき、衣装も破れて肌色が増してゆく。合間に騒ぐ観衆の卑猥な煽りも味方無しの絶望的ヒロインピンチを演出し、ステージ舞台そのものがヒロインを辱めることに成功している。

エロは、3作品掛けて正義の変身ヒロインの敗北凌辱を描いており、彼女は淫紋の発動によってエッチな体質が悪化し、さらには因縁の敵によって無様敗北し、そこから守るべき一般市民にまで嬲られてマゾドスケベへと後戻りできないほど堕ちてゆく作品である。
変身ヒロインの象徴ともいえる衣装の変化と、あさましいマゾ体質の二つを軸に、半ば自らエロのるつぼに溺れてゆく敗北凌辱を心から堪能出来る。以下に、1から3までを順に寸評してみる。

1では、前後編2段階に分けられており、前半は全裸姿で四肢を触手に拘束されての調教凌辱、後半は戦闘中に淫紋発動により身動きができずに、半脱ぎ雑魚敗北凌辱となる。前半は執拗なまでの触手ピストンと乳搾りが特徴である。後半は、がっついてくる雑魚につい応えてしまうエッチさがよい。戦闘後も言い訳しながらのシャワーオナニーもグッド。

2では、周りの一般男性からのエロ妄想を受信して悶える姿をプロローグに、弱体化変身状態のまま仇敵に出会い、敗北する。弱体化していても果敢に立ち向かう姿は勇ましいのだが、実力が伴っていない結果、却って滑稽になっているのが面白い。このエピソードではただ犯されるのではなく、普段、ヒロインが抱いているマゾ妄想を白状させられるヒロインピンチ成分もよい。

3では、2で解放された後を前半に、後半は再戦闘での敗北凌辱を描いている。解放されても支配はされている変身ヒロインに平穏はなく、開発された体質でのオナニー狂い、今度は本当に一般人に脅迫エッチされるなど、妄想の現実化共言うべき状況となる。後半では、再度の戦闘で敵に立ち向かうも、弱体化してしまい、さらにはトドメの敗北凌辱を喫してしまう。敗北後のエピローグもたっぷりあり、3作の仕上げ作品として満足の出来である。

エロは、魔法少女をスライム触手および竿役によって犯し尽くす凌辱作品である。ヒロインは正統派な性格付けがされており、悪に対して立ち向かい、どれだけ不利になろうともなかなか折れない。また、性知識がまだ未熟であり、催淫液に発情させられても戸惑いが強い。そのため、耐えては絶頂させられ敗北するヒロインピンチ、および純真な心が快楽に染められてゆく堕ちの両方を楽しめる。

特にオススメなのは、中盤の半堕ちが分かるシーンである。ヒロインは、後ろから立ちバック姿勢で素股をさせられている状態なのだが、口では拒否していても、腰が勝手にヘコついて求めてしまっているのがエッチだ。このように、他のシーンでも堕ちてゆく過程の描写が丁寧なのが魅力だ。
なお、着衣エロであり、衣装は半分剥かれながら展開するので、魔法少女の肝ともいえる衣装破きの醍醐味も備わっているのもグッド。

ほか、本作はエロ以外にも設定がさりげなく提示されており、世界観の広がりまだまだ期待できそうである。続編の余地は充分にありそうなので、もしも続きがあるのならば是非読んでみたいものである。

エロは、婚約者が2ヒロインを、豪槍と技術の持ち主に寝取られるNTRフルカラーコミックである。婚約者は大変に頼りなく、テクニックもつたないため、ヒロインたちは一方的に性欲を貯めていっている状態である。そこへ、上記のようなテクニシャンに出会ってしまい、愛よりも性欲優先の交わりに堕ちてゆくのである。

全体的に行為までのプロローグ描写と、行為後の完堕ちで構成されている。概ねトレーニングウェアを着込んでの着衣エロであり、全裸シーンも相応にある。Wヒロインなので、同時乱交も完備済だ。
本気のセックスを思わせる演出も多くあり、全編、顔・腋・全身汗濡れは当然のように描き込まれている。ほか、例えば髪型が行為の前後で変わっていたり、使用済みコンドームがばらまかれていたりと、「エロくしてやる」がビンビンに感じられる。

NTRとして、婚約者は徹底的に格下だと思わされる。竿の小ささ・こらえ性のなさだけでない。見限られるかのように、ヒロインたち自らが危険なトレーニングにいそしむこととなる。お決まりのビデオレターもあり、定番を丁寧に取り入れた作品である。