ごみんとs recensionslista

作中でも述懐されている「この世界で二人きり」という言葉に尽きると思います。
TS+異世界召喚or転生ものというのは、周囲の環境と肉体の両方が変わってしまっているから元男ってのは自意識の中にしかないケースが多くみられます。
しかし、本作では二人を召喚と同時に入れ替わらせ、周囲からは女性として扱われながらも元男と認識している相手が存在しているので、本来のお互いを知っているのはお互いだけという境遇を生み出しています。

ラストで明らかになる召喚の経緯は、お互い想い合うことの裏付けになっています。
それでいて、主人公が最期の瞬間を覚えておらず元女のほうだけが覚えているというのが二人の温度感を演出し一筋縄ではいきません。

ごく個人的にツボだったポイントは、子供が作れない可能性が示唆されているところです。
召喚そのもの、そして二人が結ばれていること自体は、IFとして掲載されている救出成功ルートを除いて最良の結末といえると思います。
しかし、そのうえで子供が作れないというのは、最後の最後に救いがないとみるか、かえって二人を強く結びつけているとみるかは人によるかもしれませんが、私は後者だととりました。

これらを考えると、作中でのセックスは元女性側が男の下半身に従っただけとして描写されながらも、その実非常に純愛のもとの味わい深い交わりに思えてきます。

総括して、素直なハッピーエンドではありませんが「この世界で二人きり」の言葉通り、退廃的ながらも幸福な結末ですごくきゅんとするストーリーでした。

サークルKUKURIさんお得意の、TSF(女性化)催眠音声。
今回のテーマは不思議の国。

ストーリー色はさほど強くありません。
おおまかな流れとしては、ちっちゃい女の子に変身し、ちっちゃい女の子に責められるというもの。シチュエーションではなく、純粋に快楽を追求しております。
ロリっ娘同士の仲睦まじい百合えっちではなく、悪戯っぽく体中をいじられるというような展開で、どちらかというとMな方向けではあるかと思います。
しかし、自分がつるぺたの女の子である事を強く暗示させるワードがたびたび用いられるので、Mじゃない方でも、非力な肉体になった事で初めて味わう世界もあるかもしれません。

とにかく、この作品の魅力は「ロリっ娘になる」というところに集約されます。
興味のある方はぜひ。

S彼女さんの安眠シリーズ、今回は母親です。
これまでのシリーズの肝である癒やしと安らぎは同じく、それでいて母親という年齢差のある関係になったことが大きなファクターとなっています。
温かみのある声優さんの声と、愛されている事が耳と心で存分に伝わってくるような、とても心地がよくなります。
甘えられるという至上の安心感がこれにはあり、日頃の疲れも吹っ飛ぶといったところです。

甘やかされて蕩けたい方にお薦め出来る作品でした。

ロリ声による耳かき、マッサージ等の音声作品です。
兄妹というシチュエーションはもとより、丁寧な言葉遣いながらもどこかずれた話し方、罵られているのか愛されているのかよく分からない台詞でありながら、間違いなく柔らかく優しい雰囲気。
クーデレといえば簡潔かつ記号的な例え方を出来ますが、どの枠からもちょっとづつはみ出しているという掴みどころのない魅力があります。
声優さんの声が気に入った方はもちろんのこと、奇妙な距離感に興味を引かれたかたは是非とも購入し、独特の背徳感を味わってほしいと思います。