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サモンさんの新作、しかも挿絵はプリン体さんです。
当然買って損はありません。

女子のアイリは本来の実力では男子ボクサーの涼太くんに全く敵わないのですが、
狡猾さ、卑劣さ、さらに力尽きた相手を嬉々としていたぶる残忍さで男子を圧倒していきます。
お互いリスペクトしあって爽やかなノックアウト決着、といったものではなく、
抵抗出来なくなった涼太くんを、アイリが悪意をもって執拗に嬲り、必死に耐える姿を嘲笑い、観衆の前で辱しめる展開は、読者も恐怖や絶望にかられます。
特に3つあるクライマックスは、どれもアイリの悪趣味さ、残忍さが炸裂し、涼太くんにとってはまさに地獄です。

最強の逆リョナ、逆凌辱作品だと思います。

サモンさんがpixivに小説投稿を始めたころからのファンで、自分の中では巡り合えたことに感謝したいレベルの作家さんです。
一も二もなく購入しました。
男が女に敗北する、好青年がボロボロにされる、といったシチュエーションが少しでも好きな方なら、必ず気に入ると思います。

実力的には圧倒的に優位なはずの男子ボクサーが、偶然や女子の策略によりじわじわ追い詰められていく様子が丁寧に描かれています。男子ボクサーの焦燥感がリアルに感じられます。

ボクシングに真剣に打ち込んでいる拓磨に対して、カナコの目的は相手をいたぶって楽しむことだけ…
拓磨を罠に嵌めサンドバッグ状態にして徹底的に苦しめるなど、カナコの非道さもサンドバッグシーンの悲惨さを盛り上げています。

サイズフェチ作品が好きな方には特におすすめです

なかでも男の先輩を後輩女子が徹底的にいたぶる「罰ゲーム部」は、個人的にかなり印象に残りました。
汗で蒸れたストッキングを嗅がせたり、足の指で押しつぶしたり…
後輩のストッキングのあまりの悪臭に、「ゲフッ…」とむせかえる先輩が結構痛々しいです

縮小した先輩に対して、上履きの中で暮らすよう命じたあげく
「靴底にしみた汗を飲め」「私の足から剥がれた角質を食え」
と強要するなど、かなり残忍で陰湿な責めをしてきます