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女の子と2人きりのムシ暑い密室で、監視者に愛を示すために耳かきが始まります。

女の子のすこしサディスティックかつ密やかな狂気を抱えたササヤキが、極限的な状況と相まって、どことなくイケナイ雰囲気や他にない空気感を演出してくれます。(ゾクゾク、ドキドキしますが、他の方もおっしゃっているようにホラー要素はありません。)

彼女の持つどこかキケンな恋愛観、徐々に上がるお互いの体温、すこしずつ失われていくリセイ、そして「強いられる愛」というイビツな愛への彼女なりの答え。耳かきの音だけでなく、シナリオも奇妙でおもしろい作品でした。