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満足度で言えば最高ランクの満足感。これでこの価格ははっきり言ってとても有難い。
個人的に耳かき中の音量バランスは4:6が至高だと思っています。4が声で6が音です。購入して暫くしたら聴かなくなる耳かき音声作品は大体が、「声が施術音を遮ってしまうところ」が原因なんです。

寝る時に聴く際、声が大きいと音量を下げた時に施術音がほとんど聴こえない…、また施術音を聴こうと音量を上げると声が大きすぎる…そう思ったことはありませんか?

これは自身の好みによるところなので、異論は当然あるはずですが、この耳撫屋シリーズはどれもその音量調整が完璧に自分好みだったということです。

また、耳撫屋の耳ふーは結構な完成度だと思っています。これも自分の好みなのですが、ふーという声と耳の中がなびくような息のかかる音のバランスが良いです。

音声作品によっては、ふーっと息を吹きかける演出があっても音として聴こえるのは声だけ、というものがありますが、耳撫屋は耳に息がかかる音を見事に再現しています。

先ほど音量のバランスに触れましたが、会話と施術のバランスにも触れようと思います。

施術中、会話など声でのやり取りが多いと音が聴こえにくくなりますが、耳撫屋シリーズは施術に集中できるように声でのやり取りは控えめになっている気がします。

あくまで作品の主人公は音。声は音を引き立てるためのスパイスとして成立しているなぁ、と思いました。

キャラクターのしっとりした声、音量バランス、環境音全てがメインの音を引き立てることで作品としての完成度が高くなっている、という印象を持ちました。

お休み前に聴く分には間違いなくオススメできる作品です。耳かき音声作品入門としては最適なのではないかと。