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黒い仔山羊の如きおぞましい”神”に奉仕する女達の城。
そこで繰り広げられる退廃的な饗宴の一夜。

冒涜的で不気味な筈の内容なのに、陰惨な描写はなく
登場する娘達の明るく快楽を求める様に読んでいて安らぐ。
ぬくぬくとした布団で明け方に見た奇妙で穏やかな淫夢といった感じ。蝋燭の灯のような色使いの醸し出す雰囲気が
ツボにはまってすっかりファンになってしまった。
ゴージャス。素晴らしい。このテイストでもっと読んでみたい。