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棚ぼた的、童貞・処女喪失を描いた”上杉響士郎”
先生、短篇五本が収められた作品集。
印象に残った収録作品は、とある、お屋敷に勤め
ている”藤堂”。自室が相部屋で、隠れて自慰行為
にはげんでいるところを、お嬢様に見つかってし
まい・・・な「AFTER DINNER CANDY」。それ
まで、何をしても表情が変わらなかった、お嬢様
が”藤堂”と結ばれ、彼女の微笑んだ姿を見て、ス
イッチ入っちゃう二人が気持ちよさそうな、お話
でした。
読んでいて感じたのは、様々な状況設定からバラ
エティ豊かに描写される、童貞・処女喪失に、繊
細なタッチで描かれる、各作品のヒロインが印象
的でした。
初体験、にこだわる”上杉響士郎”先生渾身の一冊。