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構成力に光るモノがある”日月ネコ”先生の短篇。
メガネ・スーツ姿の男性サラリーマンが、通勤
電車内で”花澤咲”に声を掛けられる・・・とい
うストーリー。
読んでいて印象的だったのは、”花澤咲”からひ
どい仕打ちを受けた男性サラリーマンが、後日、
逆にひどい目に合う彼女の姿をを目撃する、そ
の流れ。”日月ネコ”先生の、冷徹なまなざしを
強く感じました。
因果は巡る、ということばを、実感させる短篇。