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「災禍の性欲モンスター」 へのレビュー

    • 2015年03月21日
      レビュアーオススメ!
      伝説的コンピュータRPG「ウィザー〇リィ」の同人がまさかの登場です。

      『災禍の性欲モンスター』は、「地獄」も鼻歌混じりで散歩できるほどに鍛え上げたふたりの女冒険者が主人公。
      強力無比のモンスター、精力絶倫のインキュバスたちと絡み合う様態には、単純に美女ふたりが乱れているというだけでなく、自分が生み出したキャラクターが媚態を晒している、といったふうに見方を変えてみると、さらに魅力的に映るはずです。

      『災禍の魔女と○○エルフ』では、未熟なエルフの少年が#5のラストボス・魔女ソーンと甘々なおねショタプレイを繰り広げます。
      「ウィザー〇リィ」には数々の魅力的な女性モンスターが存在しますが、例えばサッキュバスなどに「エナジードレイン」を喰らわされる、という状況などに興奮した諸兄も多いのではないでしょうか。
      余談ですが、魔女ソーンも2レベルのエナジードレイン能力を備えています。めいっぱいソーンに愛される少年の気持ちよさそうな顔といったらありません。

      巻末にはいくつかのショートまんがも掲載。
      立ち並ぶ墓石、ゆかいな顔つきのモンスターたちなどを見ていると、往年の「ウィザー〇リィ友の会」を思い出させます。

      近年ではオンラインゲームのサービスが開始され、少しは名の広まった「ウィザー〇リィ」ではありますが、オンラインゲームの特質上、本家が持つほどの魅力が醸し出されることがなかったのが残念です。
      テキストと迷宮で構成される世界のなかで、想像と妄想を無限に広げることのできるという点が「ウィザー〇リィ」の本来の、そして最大の魅力でした。
      本作品はその魅力をとても効果的に引き出していますし、お値段も手頃。たとい元ネタを知らずともエロ同人としての実用性はバツグンです。

      「ウィザー〇リィ」を知る人も、まだ知らないという人も、ぜひ一読なさってこの傑作RPGの世界を感じてほしいと感じさせる作品です。
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