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最近の音声作品は目的とする癒し・エロを強化するためにシチュエーションを利用している、という構造が多い印象ですが、本作品は数年前に主流だったボイスドラマの形式を採っています。
なので、自分の聴きたいシチュエーションにあったトラックを優先して聴くよりは、通しで順番に聴くべき作品です。

話の内容としてはイチャラブを基本とし、そこに少しの物悲しい設定・背景を絡めつつ吸血鬼とその恋人の恋愛を描いた物語で、良く作り込まれた話になっています。
野上さんの演技も相変わらずお上手で、感情の篭った名演と言えます。
ほろ苦い話ではありますがバッドエンドという訳ではなく、後味も悪くないです。

エロ方面も充実しており、フェラ・本番はそれぞれ二回以上、シチュエーションも普通の物からお風呂や電話越しなど様々で、質・ボリューム共に満足できます。
耳舐めに関しては何回かありますが、それがメインの展開はなく尺も短めなのでそれ目的に聴くには向かないかも。囁きというか、耳元での語りは結構あります。

力の入った作品で、良いと思います。