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まず、絵柄が素晴らしい。
魔物のグロテスクな造型もさることながら、やや重く暗めの塗りの質感が雰囲気と絶妙にマッチしている。
悲壮感と救いの無さを盛り上げつつも、少女たちの裸体の綺麗さが見事なコントラストを生み出しています。

凌辱による少女の悲鳴や、捕食過程による暗澹とした流れは、催淫効果による快楽堕ちによってある程度相殺されています。

ただ哀れにも捕食されていく少女。といった図式ではなく、捕食されているけど全身快楽堕ちしているよといった認識は、悲壮感に対して萎えるといった要素が少ない点にもつながっているポイントといえます。

サディズムを感じるならば魔物側に、マゾヒズムを感じるならば丸呑みされる少女側に感情移入ができる、両ベクトルにお得な作品です。