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对「Lotus Land History -Remilia Scarlet- 幻想交響曲第一番 緋槍」的赏析


    •  本作は、レミリアのメインテーマである「亡き王女の為のセプテット」を交響曲としてアレンジした大作です。
       アルバムとしては20分のミニアルバムですが、この時間分の交響曲アレンジというのは実に力作。
       このアルバムの編曲でレミリアの曲のアレンジも16回目だそうですが、この新シリーズである幻想交響曲シリーズでの編曲が決定打と言えるアレンジとなるのでしょう。
       ジャケットでのコメントに「傑作」を明記してあるのが印象的です。

       コーラスをメインに据えた序曲はチューブラベルの音も高らかに、荘厳な始まりを見せます。
       彼女の誕生を象った序曲は、徐々にメインをコーラスからオケに移しながら勇壮な物語を紡ぎ、彼女の波乱に満ちた人生を活写します。
       そして中間部、転調して長調で展開される弦楽アンサンブルの音は非常に美しい。
       この辺は彼女の、静かながらもどこか物悲しい、物語の本編が始まる直前を暗喩しているのかなと感じる部分ですが、それは次なる展開への幕間に他なりません。

       圧巻なのは後半も半ばに入ってから展開されるシンフォニックメタル。
       エレキギターがメインメロディを牽引し、オケが華やかに装飾するその音楽は実に趣味工房にんじんわいんさんらしいクールさと熱狂を兼ね備えています。
       彼女の物語が本当の意味で始まる、紅魔郷以降の物語はおそらくここで表現されている。
       80小節近くのできあがった譜面を犠牲にして挿入した一幕とのことですが、こうした贅沢な展開ができるのは打ち込みならではでしょう。

       そして音楽は女声ソロと弦楽によりしめやかに閉じられる。
       この辺は解釈がわかれるでしょうが、その壮大な音楽の結末として、ここでのピュアなクラシカルさ・美しさはひどく印象的です。

       実に壮大なスケールでのアレンジです。
       オケアレンジに抵抗のない方には、是非にとお勧めしたいアレンジアルバムですね。
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