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私はこれまで、このサークル、つまり悪転奏進さんが描く、
二次創作のボテ腹同人誌に結構お世話になってきました。
(例によってその元ネタのゲームは未プレイでしたが…)
そんな中、事実上初となるオリジナル漫画作品が発売されると聞いて、
気になって買ってみました。

結論から述べると、以前からの読者も、初見の方も、
気になったら一読の価値があると思います。

いくらボテ腹作品に信頼と実績のあるサークルさんの新作とはいえ、
オリジナル作品な上に、その舞台を現代日本に移した今作の第一印象は、
正直に言うと未知数な部分が多かったです。

ですが、実際に読んでみると、
複数の都市伝説や妖怪をモチーフにした設定の作り込み、
ストーリーの起承転結、
キャタクター描写等の見事さに唸ってしまい、
なるほど、こうきたかと思わざるを得ませんでした。

さて、今作のエロ作品としての最大の魅力は、
ヒロインが人外の者だからこそ可能となる、
ハードなボテ腹セックス&出産プレイにあると思われます。

一方で、それらが行われることにちゃんと理由付けがされていて、
しかも後味も悪くないという設定やストーリー展開が巧いです。
どこか、小さい頃に本で読んだ、「子育て幽霊」の話を思い出して、
ちょっと感動してしまいました。

また、どうやらシリーズ化の可能性があるようですので、
今後の展開も見守っていきたいと感じられる作品でした。