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Recensione per ぼくのたいせつなもの

    • 19/11/2008
      Consigliato!
      発売されてから1年以上経ってからプレイさせて頂きましたが、
      物語は短めではあっても、話に引き込まれてしまう世界設定、シナリオ、
      グラフィックと音楽、どれを取っても素敵な良い作品だったと思います。

      全体として話の流れは穏やかで、主人公も考え無しの熱血でもなく、或いは
      全てを上から見下した冷静沈着の冷血でもなく、理性的であろうと努めながらも
      自分がこうと決めたことは貫き通そうする一途(頑固)な所にも好感が持てました。

      主人公の身体に巣食う治る見込みの無い病。それを治す手段として、人に似て人には
      あらざる人造の存在からの臓器移植。物語は、自らの身体を蝕む病が、遠くない日に
      自分を飲み込んでいってしまうだろうと世の中を諦観している主人公が、密かに
      想いを寄せていた一人の少女が、実は主人公の臓器移植のためにのみ創造された存在
      であったと識る所から動き始めます。

      語り口は淡々としていて、助長ではありません。
      行間を丁寧に読み解いていく類の話だと思います。
      テーマがテーマですので、おふざけ等はありません。シリアス&純情の王道をいく
      作品です。
      全体的に儚さと切なさの漂うデジタルノベルといった所でしょうか。

      正直、18禁のシーン部分を取り除いて、一般向けに販売しても十分通用する作品
      ではないかと思いました。(勿論絵柄も良いものでしたが)

      じっくりと物語を読み込みたい人向けの作品だと思います。
      Selezione del genere

      2 utenti lo hanno trovato utile.

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