【べっ甲耳かき・お昼寝】蓄音レヱル 海【CV.本渡楓】

九百九十九島ジュエルシーリゾート。

自分たちがいつも駆け抜けている大斑湾とつながっているのに、けれどもまったく違う『遊びのための海』に、あなたのレイルロオド、海はおおはしゃぎ。
さっそく二人でビーチを散策し、みつけたポスターきっかけで貸切ヨットを満喫し、キャビンの中でアフターサンケアのジェルを塗り、真夏を思い切り堪能します。

揺れない地面――宿にもどったそのあとは、海こだわりの逸品、べっ甲製の耳かきとカイメンのスポンジを駆使した、至極の耳掃除タイム。
聞こえがよくなったお耳へと海がささやいてくれるのは、海のはじめてマスター……あなたへの、深い親愛と感謝とに満ちみちた言葉たちです。

クーラーをガンガンに聞かせた部屋で、ぬくぬく毛布と、その何倍もあたたかな海の気持ちにつつまれて、あなたが静かに落ちる眠りは、癒やしに満ちることでしょう。

無邪気に、無垢に貴方を慕う海との時間に、どうぞゆったりと浸りきってみてください。
海のまっすぐは気持ちは、あなたの抱えるストレスを――ほんのわずかにかもしれませんが――きっと、ゆるめてくれるに違いありません。

「えへへっ。海、マスターが海のマスターで本当によかった。
ロールアウトする前にはね?　どんな人がマスターになってくれるのなぁあって、あれこれ想像してたんだよ?」

「でもね、あのね。想像したどのマスターより、マスターがずうっとよかったの。マスターは世界一のマスターだって、もうね、海、ずっとずーっと感じてる」

――大村湾沿いをひた走る線路を飾る快速列車、『マリンサイドライナー』のレイルロオドである海とあなたは、お互いにとってはじめてのパートナー同士です。

あなたを信じて慕うからこそときとして無防備になってしまう海を、あなたはいつでも――過保護なほどに――守りささえて、だからこそ海はもっと無邪気にあなたを信じ、甘えます。

信じ合うからこその距離感。
恋には未だそだっていない「好き」だけが持つ透明感。

ひたすらまっすぐな海の好意は、はじける波のように爽やかにすっきりと、あなたのこころのざらざらしたものを洗い流してくれるはずです。

海に洗ってもらった気持ちで、どうぞあなたもまっすぐに、海と向き合ってみてください。

あまりにほのかで淡いからこそ、かけがえのないともしびが――きっとあなたと海とのふたりのこころに灯り、ふたりを導く灯台となってくれるでしょう。