ふと●リーの同人誌ってどんなのだろうと気になって、軽い気持ちで読み始めたのですが……もう、衝撃!
思わず手を止めて見入ってしまう程の、圧倒的な表現力と完成度。
今までの自分の中で考える"エロ"に対して新しいものを与えてくれました。
多くの作品では、女性が直接性的なことをする描写によって"エロさ"を表現していますが、この作品の前半部分では性行為はおろか、女性の裸すら出てきません。
ただ男である先生が自慰をして、女である●リーがそれを見て受け止めるだけ。にも関わらず、その中に確かな"エロさ"を感じるのです。
繊細でリアリティのある心理描写が背徳感や没入感を高め、シチュエーションや魅力的な絵がこの後に来るクライマックスへの興奮をより一層大きなものにしています。
ここまで仕上がった作品となっている理由はやはり、またのんき▼先生の●リーというキャラクターに対する理解度の高さや、それを表情や言葉に落とし込む技術があるからだと思います。勿論それ以外にも絵柄や性癖といった良い所もありますが、ありすぎて書ききれないので割愛します。
(強いて一つ上げるとすれば、●リーの着ているウィンプルを最後の方まで残してくれたことです。本当にありがとうございます。)
また、あとがきにてまたのんき▼先生が、本当ならもっと時間をかけてたくさん書きたかったと言っているのですが………最高ですか?
もしも、またこういった作品が描きたい!と思ったならお願いです。知らないキャラでも作品でも何でもいいです。先生が本当に満足したと思えるような作品を作って下さい。心より応援いたします。
最後に、この素晴らしい作品を作って下さったまたのんき▼先生へ、
本当にありがとうございました。