三条紅さんのレビュー一覧

『本編』『フリーエッチモード』の二つのパートで
ヒロインのマリンと過ごせるアドベンチャーゲームです。

『本編』はこちらが介入する要素はなく、
マリンとの3日間+エピローグをビジュアルノベルとして楽しみます。
えっちパートは3つで、
1日目は手コキ、2日目はフェラ、3日目は本番セックスと
段階を踏んで進んでいきます。

えっちパートは場所はお風呂のみ、
アニメーションつきで、
テキストでも『スライム娘のぬるぬるの身体による奉仕は
非常に気持ちがいい』という事が丁寧に描かれ
気持ちが盛り上がります。

しかし、アニメーションがある分、
本編全体のボリュームはあっさりめです。


『フリーエッチモード』は本編クリア後に開放され、
自分で選択肢を選びながら、
マリンと会話したり、本編と似た内容のセックスをしたりできます。

本編とは違い、えっち中の行為を
自分で好きに組み合わせられたり、
わざと他の女性の話をすることで、
マリンを嫉妬させてセックスでの
リアクションを変えたりする事ができるのが面白いです。

マリンのボイスはフルボイスで、
柚木つばめさんの上品なお姉さんボイスが、
時折暴走しがちなマリンの人柄をマイルドにしていて
良い塩梅で楽しめました。

桃色ドエロ工房さんの世界観がお好きな方、
柚木つばめさんのファンの方に特におすすめです。

『無口少女の痴漢被害』シリーズの5巻から、
完結巻である8巻までをまとめた総集編です。

上・下巻の下巻扱いとなりますが、

『主人公の女子学生・ハルカは、
メガネをかけた痴漢のおじさんに執拗に狙われ、
痴漢被害に遭い続けている』

という点を押さえておけば、
こちらだけでも十分楽しめます。


むしろ、上巻はハルカの恐怖や嫌悪感が全面に出ており
『かわいそう系』の側面も強く、その点注意が必要ですが

この下巻ではハルカが堕ちかけているところから始まるので、
『かわいそうすぎない程度の快楽堕ち』を求める方は
下巻から楽しむ方法もありだと思います。


ハルカの戸惑いながらも快楽に流される
とろけた表情はとても可愛らしく、
特に焦らしを受ける6から、
セックスを求めていることを自覚し、自ら求めるようになる
8までの流れは最高でした。


描き下ろしの後日談では
ハルカが堕とされた後のことが描かれますが
以前よりもコメディタッチの描写が増えることにより
悲壮感はなく、安心して堪能できます。

少女・電車痴漢・快楽堕ちジャンルが好きな方には
強くお勧めしたいです。

超大ボリュームで、3人の女性エステティシャンさんから
甘く、様々な方法で攻めてもらえる作品です。

作品紹介文にあります通り、
乳首をメインに、甘く優しい言葉攻めのもと、
アナルまで犯してもらえます。
また、『膣内マッサージ』という文言でぼかしていますが、
きっちり本番もあります。


冒頭の
『お店で働く女性と、店員と客として普通に話している』状態から、
マッサージ中の
『密室で、店員さんと客と呼ぶには親密すぎる関係を築く』
というギャップが素晴らしいです。

基本的にはずっと主人公(聞き手)が攻められるため
女性キャラクターたちが喘ぐ割合は少なめです。
しかし、マッサージしながらの、
優しくねちねちとした言葉攻めや
興奮した甘い吐息が悩ましく、これがとてもよいです。

中にはペニバン逆アナルやエネマグラという、
ハード目のプレイもされますが、店員さん達がひたすらに
優しく、甘く、丁寧なので
不安に感じたり、不快になったりする要素はありません。

さらに、店員さん達が相手にする男性は
主人公のみという事が作中で何度も強調されますので、
この点も安心です。


また、収録時間が3時間半程度と非常に長く、
2人の店員さんによる同時攻めはもちろん、
3人の店員さんそれぞれに焦点を当てた
二人っきりのエピソードがあるのもありがたいです。

そして、店員さん同士のみのプレイまで用意され、
構成的に隙がありません。


紹介文を読んで気になった方なら、
安心して楽しむことができるでしょう。

なお、タイトルに『百合色』とありますが、
百合要素自体は控えめで、
店員さん同士のプレイはトラック8のみとなります。
この点はお気を付けください。

マッサージ師の主人公・たっ君が
姪の詩織に頼まれて『性感マッサージ』をするうちに
次第に過激な行為に及んでいく作品です。

2019年7月下旬のはじめてのマッサージから
2020年の末まで、75回、18か月間の成果が描かれます。


最初、詩織は『性感マッサージ』について勘違いしており、
これをすれば大人になれると思い込んでいます。

これをたっくんが利用して、
はじめは下着の上からの愛撫だけだったのを、
少しずつ行為を濃厚なものにして、
やがてセックスに持ち込んでいく様が
とてもえっちで素晴らしいです。


空色にゃんにゃんさんは大ボリュームで
キャラクター同士の関係や行為の内容が
少しずつ変化していくのを描くのが特徴ですが、
本作でもそれはいかんなく発揮されています。

特に、最初は本当に勘違いしていた詩織が
だんだん『自分はすごくえっちな事をされている』
と理解し、それでも快感には抗えずに
はまっていく描写が良かったです。

また、詩織の身体が小さいことに配慮して
膣内は少しずつ開発して、
セックスするようになっても絵的にも不自然にならないように、
たっ君の性器は全部入らないように描かれているのも
こだわりがあってよかったです。

『だまされもの』『流されもの』ではありますが
実質的には終始ラブラブなので、
あらかじめこのジャンル、この導入なことを
理解していればまったく問題ありません。
『年の差もの』の側面もあり、このジャンルが好きな方にもおすすめです。

『本番NG』『オナニーのみ』という約束で
AV出演をした女の子・沙帆が、撮影中、
なし崩し的に本番行為をしてしまう作品です。

沙帆は最初のインタビューでは、
『さほどセックスが好きではない』と答えます。

しかし、共演したAV男優・高崎の超絶テクニックで
その良さを知り、のめりこんで、最終的には
『AV女優は天職だったのでは?』とこちらに思わせるほどに
ノリノリになっていきます。


序盤のオナニーシーンは、
オーソドックスなやり方でありつつも、
周囲のマイルドな言葉攻めや煽り、
絵的な見せ方がうまく、ドキドキします。

しかしここでイくことはできず、
ディルドを使うことを提案され、
高崎のフォローのもと、
少しずつ過激な行為をしていくうちに……。
という展開がとても自然で良かったです。

また、この高崎のAV男優という設定が活かされた
リードが非常にうまく
言葉攻めのテクニックも、
肉体的なテクニックも素晴らしいので
思わず沙帆が流されてしまうのも納得で良かったです。


その後は、沙帆のオナニーが3エピソード、
(うち一つは1ページのみです)
高崎とのプライベートセックスが1エピソード、
沙帆が自分好みのシチュエーションでAV出演するのが
2エピソードになっています。

どれもとても素晴らしく、また、沙帆がどんどん
セックスにのめり込んでいくのが丁寧に描かれているので、
満足度はとても高かったです。
特に最後の、男優が驚くほど楽しんでいるエピソードが良かったです。


だまされるシチュエーションから始まる作品ではありますが、
沙帆がとても気持ちよさそうで、
最終的には周囲の男性が圧倒されるほどになっていくので

あらかじめ『だまされ系の導入』であることを理解し、
これを問題なく楽しめるようであれば
全く問題ありません。

サンプルを見て気になった方には是非お勧めです。

シナリオのクオリティが高く、
キャラクターがしっかりと練られた作品です。

紅葉美兎さんのファンなので購入しましたが、
遊び始めるとストーリーの面白さに惹かれ、
購入日は夢中でプレイして、
その日のうちにコンプリートしました。

円光は、主人公にとっては軽い気持ちで始めたものです。
それは、ヒロインの志保にとっても同じだと思っていたら
その思い込みは大きく覆されていきます。


志保の、どんどん主人公にのめり込んで、
出会った当初のダウナーな様子とは
別人のようになっていく姿と、

会う回数が増えるうちに、
次第に濃く、激しくなっていく
セックスがシンクロしていて、
鬼気迫った迫力のあるシーンが続き、驚きます。
紅葉さんによる切ない演技がこれをさらに引き立て、
とてもドラマチックでした。


舞台となるラブホテルの雰囲気もよく、
徹底的にラブホテルという場所にこだわった
シチュエーションも魅力でした。

桃色ドエロ工房さんはまだ2作品しかリリースされておりませんが、
今後新作が出るのを楽しみにしています。

ヤンデレ、嫉妬深い系の女性キャラクターが
好きな方に特にお勧めです。

夕方から夜にかけて、
道草屋での、不意を突かれるドキドキ感と、
シリーズ共通のゆったりとした時間が過ごせる作品です。

『ウェルカム野点』編では
道草屋に到着後、芹さんも交えて
すずしろちゃんのお茶をいただきます。

まだ茶道初心者のすずしろちゃんが可愛く、
そんな彼女の点てたお茶を飲みながら
鳥の鳴き声を聞いたり、沈んでいく夕日を眺めたりしながら
優雅な時間を過ごせます。


『おふろでホットヨガ』編は、
普通にお風呂に入る気持ちで聞き始め、
本当にホットヨガだけをするつもりで聞き続けると
ドキッとします。
段々密着してきて、気が付くと耳を舐められていて、
さらに……。という、自然で流れるような展開が素晴らしいです。
まさかあんな風に疲れを取られるとは思いませんでした。


『おやすみ耳かき』編では
すずしろちゃんから、『おふろでホットヨガ』編では
お酒に背中を押されすぎた……。と告白されます。
それからは雑談をしたり、
お腹を空かせてお腹を鳴らすすずしろちゃんにフフッとなったり
虫の音を聞きながらまったり耳かきをしてもらいます。

ここでは本当にリラックスすることができ、
寝るつもりはなくても眠ってしまいそうになりました。
とてもよい安眠音声でした。

3つのパートを通じて、すずしろちゃんの
様々な表情が見られる作品です。
ほどよいくらいの出番量で、
芹さんが出てくるのも嬉しかったです。

のんびり過ごせたり、ドキドキさせられたり、
うとうとしながら聞いたりもできる作品でした!

とっても甘々で幸せな、姉妹ふたなり百合作品です。

ある日突然ふたなりになる病気
『ふたなり症』になってしまった妹・美咲ちゃんを、
お姉ちゃんが治療のために性処理をしてくれるようになり、
やがてセックスの快楽に目覚めた二人が、
所かまわずイチャイチャするようになってしまう物語になっています。

空色にゃんにゃんさんの作品は
大ボリュームで知られておりますが、
本作も大満足のページ数です。

この大容量で、二人のラブラブな日々が丁寧に描かれるので
二人のキャラクターじっくり堪能しながら
楽しむことができます。

姉妹はどちらも魅力的なキャラクターですが、
特に、お姉ちゃんの優しさに感動します。
私は、もし自分が美咲と同じような病気にかかってしまったら
とても心細いだろう……。と思い読みましたが、
そんな美咲の不安を、お姉ちゃんは丁寧に優しくほぐして
どこまでも愛してくれます。

そして、えっちパートは
空色にゃんにゃんさんの安心クオリティ。
サークルさんのファンなら
お馴染みのシチュエーションもありますので
二人の人柄というブーストがかかりながら
ドキドキして楽しむことができます。

作品紹介文にあるジャンルのどれか一つでも好きな方なら
自信を持ってお勧めします。
普段はふたなり作品は読まない百合ファンの方も、
本作に関心があるのでしたら、
きっとこの姉妹を大好きになると思います。

『ナマイキ少女の痴漢被害1』の
続編にあたる作品ですが、2からでも問題なく楽しめます。

これは、元々ストーリー要素の強い作品ではないのと、
本編の最初のページに、
1の簡単なあらすじが記載されているからです。

F宅さんの作品のヒロインは、
おとなしいタイプの女の子と気が強いタイプの子の
どちらかであることが多いですが、
本作は後者です。

そんなナマイキ少女ちゃんが、
本編のあとがきにもございます通り
めちゃめちゃにされる姿は、嗜虐的な気持ちをそそられます。

複数の男性に容赦なくいじめれられるので、
複数でのプレイがお好みの方向けです。

その中でナマイキ少女ちゃんが絶望を感じるシーンはありますが
絵的にはとても気持ちよさそうで、
とろけた顔がかわいらしく描かれているので、
『かわいそうすぎて、とても……』ということはありません。

具体的には同サークルさんの『無口少女』シリーズが
大丈夫なら問題ありません。

ただし、少しS向けであり、たとえば同サークルさんの
少しコメディタッチで、快楽堕ちの要素が強い
『イヤだと言えない』シリーズよりは
ハードめではあるので、その点はサンプルを見て
判断することをお勧めします。

ほろ酔いの芹さんに、マッサージや耳舐め、
そしてそれ以外の事をしてもらう作品です。

効果音のすばらしさは言うまでもなく、
雁庵うずめさんの、自然で優しいお姉さんボイスに癒されます。


この日芹さんは、お客様(主人公)の来店前は
もう予約がなかったばっかりに
『今日はお客さんはもう来ない』と考え
お酒を飲んでしまったようです。

これによって耳かきは危ない……と判断し
マッサージだけをしてもらうことになるのですが、
やはりそうはなりません。

なので、マッサージだけをしてもらうつもりでいると、
いつのまにか、自然と耳舐めをしてくれるのでドキッとします。
これが、サンプル画像2枚目のシチュエーションにつながっていきます。


その後は、芹さんが『手が滑った(棒)』という感じで、
耳かきできなかった分を、手と口でサービスしてくれます。
酔っている芹さんがとてもえっちで素晴らしかったです。

その後は、のんびりしながら優しい言葉をかけてくれたり、
歌を聞かせてくれたりするのが嬉しいです。
お客さんと店員さんだからこその距離感で接してくれるのが
かえって心地よかったです。

とても癒される素晴らしい作品でした!