リンフォン的赏析一览

音声作品はほとんど聴かないのですが、蜜飴みいろさんのイラストを以前から拝見しており、そのこだわりに信頼感があったため今回購入しました。

結論から言えば、買って大正解でした。もう何度も抜いてます。

都みみちさんの演技はしっかりと下品でありながら、ギャグにならない絶妙な塩梅です。行為中の低音ボイスやチュパ音はもちろん、普段の清楚で貞淑なお姫様としての演技が上手いのでギャップが出ています。なにより、主人公への愛情が伝わってくるのが素晴らしいと思いました。

蜜飴みいろさんの台本は、まず「普段は清楚なお姫様が行為中は自然と下品になってしまう」ではなく、「主人公のためにあえて下品な演技をしてくれる」というシチュ設定が非常に好みでした。トラック2の手コキッスが一番好きなのですが、3段階に分けて下品さのギアを上げていく構成に感服しました。全トラック中最長の尺であることからもこだわりを感じさせます。また、行為の合間に漏れる「あはは……」という苦笑も素晴らしいです。
そもそも、イチャラブお下品というジャンル以前に台本が上手いと思います。喘いでいるのに説明的すぎる台詞であったり、ミーム的な紋切り型の表現が無いため自然で没入感があります。

声・台本ともにクオリティの高い良作です。
もし続編があれば購入したいですし、新規の次回作にも期待しています。

過去作もいくつか購入しています。前作が一つの到達点かと思われる出来で次回作はどうなるか楽しみにしていましたが、期待を裏切らぬ完成度で大変満足しました。
特に今作は主人公が赤城に弱みを握られ、表向きは抵抗しつつも、窮屈な人生からの脱却として自発的に女装と雌堕ちを求めていくという点が特徴的で、完堕ち後の女装姿のバリエーションの豊富さがまさにその解放感を表しているかのようでした。脇ですが真理子も良いスパイスになっていたと思います。
ここまで徹底した雌堕ちを描いてくれる作者はそういないので、今後も応援しています。頑張ってください。