mokutakuさんのレビュー一覧

無様エロに徹底した珍しい同人エロゲー。凌辱やセクハラ系はそれなりにあっても、無様エロ一本に絞ったゲームは珍しいと思う。尊厳破壊、無様エロっぽいことはだいたいやってくれている。

ゲームデザインもエロだけに集中できる作りで、中規模のマップをウロウロしてハートマークを出しているNPCに話しかければHイベ突入という親切仕様。一応、戦闘要素もあるのだが、敗北イベントもないし、戦闘なしでまったく問題なくクリアできるので、存在意義がよく分からなかった。同人エロゲーにゲーム性なんか求めてないという人にはむしろありがたいだろう。
シンプルなゲーム性だけど、破綻しているところはないし、マップの作りも丁寧だし、エロ特化系のなかでは十分高水準。

この作者の方は文章がとても巧みで、暴言・暴力に耐え精液を集め続けるなか、次第に快楽に身を落としていく主人公の心情がよく描けていた。いわゆる「快楽堕ち」は、どれもパターン化していてあまり好きではないんだけれど、このゲームはあくまで「堕ちた主人公の惨めさ」にフォーカスがあるのがエッチでユニークだった。

凌辱系もいいけれど、「内心では嫌々だけど、目的のために媚びへつらってエッチなことをさせられている」というシチュエーションが好きな人にはたまらない設定だと思う。

イベントHやザコ敵との敗北Hはなし。ボス戦で敗北すればBADENDエロ直行というストイックさはいつもどおり。妥協のない徹底した凌辱Hが魅力のサークルです。凌辱抜きゲーとしての振り切り方が素晴らしです。

エロは主人公のイズミがメインで、シズクのHシーンは極僅かなこと、イズミのHシーンも拘束・機械姦エロが多くてバラエティに乏しいのはちょっと残念だったかもしれません。過去作と比べると、”Ideal Reality”ほどのリョナはなく、”イズミクエスト”よりは精神凌辱よりも身体凌辱よりの立ち位置なのかなと思います。なので、「女の子が拘束されて無理やりエッチなことされてるのが好き!」という方には、本作が一番あってるのかなと思います。あと触手姦も豊富ですね。

”イズミクエスト”の続編ではありますが、それほど深く話がつながっているわけではないので、性癖的に気に入った方は、本作から始めても問題ないと思います。

RPGゲームとしては、雑魚戦はサクサク進むのですが、ボスを撃破しようとすると急に歯ごたえのあるバランスとなります。そのボスも、マップに落ちてる強力アイテムを使えば、比較的ラクに倒せるはずです。抜きゲーとしてプレイしたい人はアイテムを使ってサクサク進めればいいし、最低限のRPGを求めてる人にはアイテム使わず攻防を楽しんでくださいという配慮の行き届いた設定になっています。

「ぜんがく!」のアペンドです。
紗奈は本編でも魅力的なヒロインだったので、単独アペンドが発売されたのは嬉しいですね。
値段も安いので、ヒロインのデザインが気に入った方はこちらから入ってもいいと思います。CG数・Hシーンも必要十分以上に収録されています。

本編と同じく羞恥ネタがメインです。本編と比べると、わかりやすく抜きゲーになってるなあと思います。基金のお偉いさんたちにセクハラを受けるイベントシーンが個人的に好みでした。実家が裕福でないという設定がエロく効いてます。
セクハライベントがかなり強化されてる一方、エピローグのイチャラブイベントもかなりよくできていて、一粒で二度美味しい作品だと思います。

羞恥に定評のある4Hさんの作品です。

「全裸登校」という設定のもと、全裸を要求される羞恥責めがメインの内容です。下着、全裸、排尿、露出…と段階を経てどんどん過激になっていく羞恥責がエロくてよかったです。

リョナや強要というほどではないんだけど、学校の指示だからしぶしぶ従っている…というエロへの程よい距離感が絶妙だと思います。後半はやや強要要素もありますが、S心をくすぐられ、その流れも含めてとてもエロかったです。

女の子が恥ずかしがってる表情が好き、というお方にはパーフェクトな作品だと思います。セックスシーンは最小限ですが、そんなのはいらん!羞恥ネタだけよこせ!と思ってる方にはむしろありがたいんじゃないかと思います。

ストーリーテリングやヒロインの心理描写もうまく、ストーリー込みで引き込まれます。ストーリーと相乗効果でちゃんとエロイベントがエロく引き立てられてるようになってるのも素晴らしいです。

立ち絵イベントだけでも十分エロい作品だと思います。ちょっとHEIZEN感もあるのが性癖をくすぐられます。刺さる人にはとことん刺さる作品だと思います。

サクッと遊べる単品ですが、抜きゲーとしては価格十分以上のボリュームがあります。
リョナゲーでおなじみのサークルさんですが、今回はリョナというより陵辱に重きをおいた作風で、あんまり痛そうなのはイヤ・暴力というより嫌がってる顔が好き、といった方にはどストライクな内容だと思います。
ストーリーも単独で十分まとまっているので、サークル入門にもオススメできます。

羞恥系がエロいサークルさんです。

お金を集めたり情報を得るために、いろいろエッチな目にあってしまいます。最初は恥ずかしがっていたのに、イベントが進むにつれて本人の貞操感がだんだん大胆になってくるいつものクリメニアさんのパターンです。

民間正義会社や蒸気都市と比べると、リズは元から性にあまり抵抗がなく、HEIZEN的なエロさもあるのが本作の特徴かなと思います。ツンとしたキャラクターがHなことをしたりHな目に会う作品が好きな方におすすめです。

NTR・RPGゲームとして非常に完成度の高い作品でした。わたしはNTR属性が全くない、と思っていたのですが、この作品でガツンと脳髄を揺さぶられました。
RPGといっても良い意味でゲーム性は低く、字義通り「ロールプレイ」が重視されているシナリオメインのゲームです。レベルの概念があるのも序盤だけで、主人公とプレイヤーの気持ちを同調させるに特化した非常にミニマムな作りとなっています。なので余計なものがなく非常に遊びやすかったです。ゲームプレイの手触りも前半と後半で全く違い、枠にハマらないゲームなので、あらすじでピンときた方は購入してもいいと思います。

前半部分だけ紹介しておくと、政府軍に村と婚約者を奪われ生きる気力を失っていたクロードという男が、配達屋という仕事をするうちに心を取り戻していくも、上司に勧められて娼館を覗いてみると・・。という物語です。

配達の仕事で知り合った女性たちがいつの間にか娼館で働いている・・という展開が非常に良かったです。来店するたびにテキストやCGが代わる芸の細かさ、知人とベッドを共にするという背徳感、また後に現れる覗きや別客との回想コマンドは非常にネトラレ心の琴線に響くものでした。そして娼館ゲームに終わらない大胆な場面転換もあり、そちらも非常に満足の行くものでした。

「非常に良く出来たネトラレシナリオが最適の形でゲームの姿をとっている」と感じました。ジャンルとしてはネトラレですが、クリア後に尾を引くようなものは全く無く、むしろスッキリとした気持ちになるストーリーテリングは非常に巧みです。こちらのサークルさんがセールを行ってるのは見たことがないので、気になった方はクーポン使用か即購入をおすすめします。

ランス3のフルリメイク作品です。01と同じ方向性の作品ですが、フルプライスということで今作はボイス有り、ボリューム増大、やりこみ要素も(多少は)ありということで、ランスシリーズに相応しい充実した内容となっております。

ストーリーはヘルマンとリーザスを舞台にした壮大な戦争ドラマで、敵将軍は後作でも活躍するパットン・ヘルマンと、重要キャラクターも多数登場し、シリーズを理解する上でも大切なナンバリング作となっています。
ランス世界が濃厚に語られるようになったのは本作からで、キャラや世界観の理解を深めたいだけなら01を飛ばして03から入ってもいいと思います。大量の新規キャラクターが登場し、とくに明確なオチもないまま退場したりもしますが、それはいつものことなので気にする必要はないでしょう。

総当りADVだった01から、本作からは自由にマップ移動ができるようになっており、よりRPGらしくなっています。
戦闘システムは前作のチップシステムをさらに簡略にしたような仕様となっていて、戦闘キャラとスキルを事前にセットする形になっています。正直なところ、戦闘システムは前作のほうが面白かったなと思いました。01はクールタイムを考慮して適切なダメージ量と防御チップを意識して選択する必要がありましたが、本作はそういった駆け引きがあまりなく、強いキャラの強い攻撃スキルで、という攻略が正攻法になってしまっていました。せっかく03でランス以外のキャラが使えるようになったのに、これではなあ、と思いました。

ダンジョンシステムは01をそのまま引き継いでいます。即死トラップがあったり状態異常がやたら凶悪だったり、相変わらずそこらへんは大味な気がしました。今作はやりこみダンジョンもありますが、非常に大変でした。

01はCG取り逃しの注意が必要でしたが、本作は全てストーリー進行で手に入ります、ご安心を。

鬼畜王以降の戦略性の高いRPGとはまた違った趣があるリメイク版ランスシリーズ。
戦闘・ダンジョン攻略ではチップを使って攻略するという一風変わったゲームプレイ。優秀なチップを集めていくことでどんどん先に進めていける。しかし複雑さは全くなく、ダメージや防御への倍率掛けはなく純粋に数字の足し引きだけが行われるので、非常にシンプルで直感的だ。ランス6や7あたりの複雑さに少し気疲れしていたプレイヤーには優しいシステム。チップにはクールタイムがあるので、如何に効率よくチップを消費するかが重要となる。そのシステムとの駆け引きが楽しい。単純なシステムでも飽きることはなく、この辺りのバランス感覚はさすがアリスソフトと思った。

一方でちょっと特殊なのがマップ攻略の方で、ランスはリーザス国で誘拐事件の謎を追うのだが、こちらは完全に地図マップ移動のADVとなっている。基本的にはダンジョンもマップも自由に攻略できるようになっているのだが、マップ攻略はフラグを出さないと先に進めないため、そのフラグ出しが中々重労働だった。一度ドツボに嵌ると、マップの隅から隅まで、選択肢を、いわゆる総当りをすることになる。コツを掴むまではけっこう大変。恐らくランス一作目当時のエロゲーの雰囲気を残すため、あえてこういうシステムにしたのだと思うが、短気な人にはちょっと辛いかも知れない。

ストーリーは第一作ということで、内容は薄いが、レギュラーのリアやかなみとの馴れ初めがしれてよかった。シィルは初めからシィルなんだね。

エロはランス作品ということで陵辱CGが半数くらいだろうか。魚介さんのCGは美しいです。一本道ゲーですが、例によって進行によって回収不能なCGがいくつかあるので、一周でコンプしたい人はやや注意です。引き継ぎはありません。ただセーブスロットが豊富なので、こまめにセーブしてればクリア後でも巻き戻しは効きます。

CGはすべて陵辱系です、かなりピンポイントに性癖狙い撃ちしてくるゲームです。敗北エロの宝箱です。
RPGの部分はしっかり出来てる方ですが、羽の出し入れスキルや汚れ度といった要素があまり活かせてなかったのは惜しく感じました。