いーるさんのレビュー一覧
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いちおし作品
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世界は破壊し尽くされ、食べ物や燃料もままならぬ、そんな世の中でも少しは良いことがあるみたいだ。
ポストアポカリプスな世界ですがそれなりに楽しく生きる少女と二人旅。
とにかく女の子がかわいい。
一人で生きてきた人恋しさからか、かなりフランクに接してくれて世界観とは裏腹に明るい子です。
無理だよーと言いつつも、新鮮な肉にありつけるかもと思えば狩りを応援し、魚を釣ればパーティーだと喜び、オーロラの美しさに感動する、色んな意味で普通に明るい子。かわいい。
トラック3では雨で足止めされてるし、ということで拾った酒で酒盛り。
へべれけになった彼女に耳かき(大丈夫なのか?)されながら語り明かします。
過去の負い目から度々悪夢に魘される主人公を彼女は「過去の自分は今の自分の想像物」と励まします。
これが心を軽くするいい言葉だなと少し感動しました。
雨音と遠雷、耳かきのASMRに加えて心まで癒しに来やがった。
退廃的な世界らしくしっとりした作品ですが、明日を生きる癒しパワーに満ちた良い作品です。
録りおろしのBGMの雰囲気も手伝ってゆったりとした時間を過ごせるでしょう。さすがチームランドセルさん。
2020年06月12日
前作のオツコは聞いていないので、なんとなくモノローグの語り手でヒロインの楓目線で聞いていましたがなんというか重たい…です。
この作品は約半分のパートが音声作品では比較的珍しいモノローグですが、事の経緯と回想を交えながら自分の想いを綴った手紙を書いている、というシチュエーションでのモノローグなのでストーリー性が強く、結構な没入感があります。
しかも回想、ということですでに事は起こった後、現在進行形で寝取れている、ではなく寝取られ「た」という事後報告なんですね。
実際自分の妻が寝取られるということが起きたら当然事後報告でしょうし、一層どうしてこんなことに…という思いが強く感じられました。
寝取られ、というと「間男の方が気持ちいいの」的な所謂堕ちる展開が多いですが、ヒロインの楓はどんな目にあっても一途に夫のことを想い続けているのがよりしんどい。とてもしんどい…。
最終的にはお話として一歩進む形で終わるのですが、その後の前日談パートで脳が破壊されかかりました…許さんぞ…。
Hシーンは回想という形で間男との無理矢理H、夫との子作りHのパートがありますが野上菜月さんの演じ分けがとにかくすごいです。
喘ぎ声一つとっても感情の乗せ方が全く違う、2種類のエロさが味わえます。
「彼に寝取られちゃったーバイバーイ♪」で二人の関係が終わるのではなく、「妻を寝取られた」という過去の出来事にどう向き合って進むか、というストーリーなので非常に心情的にリアルな重たさを感じる作品でした。
寝取られ界隈には愛しのあの子が寝取られて悔しい思いを感じながらシコる「悔シコ」なるものがあるようですが、この作品はもうどうしようもない起こってしまったことを回想しながら2人のHシーンで抜く、言うなれば「虚シコ」作品だと思います。
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この作品を買ったのはかれこれ2年くらい前で、その時も自然で丁寧な導入と野上菜月さん演じる琥珀の大人っぽい優しさとどこか垣間見える寂しそうな雰囲気に引き込まれました。
トラック1で落ち着いた雰囲気で優しく手を引いて導いてくれた琥珀が色っぽく喘ぐトラック3や、野上さんのテクニックが光るおみやげのトラック4の筆舌に尽くしがたいエロさは、発売から7年が経つ今日も最新作に全く見劣りしないクオリティの高さで、今なお胸を張ってオススメできる作品の一つです。
しかし今回レビューを書こうと思ったきっかけはトラック4のラスト、琥珀がなぜささやき庵をお休みしていたのか、というシーン。
とある事情で2年間お休みしていた琥珀がささやき庵に戻ってきて、琥珀なりのささやき庵への想いが聞ける場面。
当時はまだ音声作品にハマり始めたばかりの頃で「そんな子もいるんだなぁ」と、しみじみ感じる程度だったのですが、
自分は2年と短いですが色んな作品を聞いてきて、最近一種の「マンネリ感」を覚えてきました。作品が、ではなく聞き手の「自分の気持ち」がです。
なんとなく聞いて惰性で抜く、というある意味ルーチン化してきたわけです。最後まで聞けず寝落ちすることも増えてきました。
そんな時久しぶりにこの作品を最後まで聞いて、なんで自分が音声作品というものを好きになったかを思い出せました。
ただ気持ちのいい音が聴きたいとか、オカズが欲しいとか、そういうことじゃなくてもっとスピリチュアルな所に訴える力のある作品だということを改めて感じました。
これこそがある意味癒し系音声作品の真理なのかもしれない。
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本当にとにかく生々しい、というかお話の作りがとても良くえっちシーン以外での、気の持たせ方って言うんですかね、とても上手です。
基本的に居酒屋で二人で飲んでる時も、ホテルに着いた時も、お姉さんが先導してくれます。
最初は年上の同期という微妙な距離感の同僚といった感じですが、酔っぱらった彼女が最初は物理的に、次は会話の距離感を徐々に詰めてくる過程がすごくドキドキします。
特にホテルに着いてから部屋を選んでエレベーターで向かう場面はディテールが細かく、あぁ本当にこれからこの人とエッチなことしちゃうんだ…!っていう高揚感が堪らないです。
エッチシーンは終始あまあまでノーマル。
最初はお互い気持ち良くなるセックスから、お風呂場でのお遊びを挟んで、最後はお互いの気持ちを伝えながらのラブラブセックス。このパートで彼女があるお願いをしてくるのですがこれが最高に可愛くてよかったです。
余談ですが一之瀬りとさんの喘ぎ声の演技は、吐息多めの切ない感じのものが多いという印象だったのですが、トラック4の絶頂の瞬間のシーンは個人的には珍しいなと思いました。
めちゃくちゃエロいです…。
酔っ払いお姉さんというと、酔っぱらった彼女にあんなことされて、という作品も多いですが
こちらの作品はお姉さんはある目的があってお酒の力を借りて…という側面もあり、全編通してとにかくイチャラブです。
またホテルのシーンが特に顕著ですが、割とカットされる移動などの場面を細かく描写したことで、抜ける場面とそれ以外ではなく、一つの物語としての完成度が高められていると感じました。
好きなあの人と一つになれる甘く幸せな気分とそこに至るまでのドキドキ感を味わえる素晴らしい作品です。
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2019年08月03日
掲示板で知り合った2人があることを共謀するために出会ったお話。
内容としては2人でコーヒーを飲んだり、星空を眺めたり、取り留めのない話をしたり、彼女の悩みを聞いたり、ただそれだけ。
聞き手を信頼したり、甘えたりするでもなく、わかりやすくなにかをしたりするわけでもなく、ただなんとなく吐き出してるのを聞いてる感じです。
そんなどこか踏ん切りのつかなさそうな彼女とのやり取りが、事を終えた後にはほんのり暖かい、スッキリした気分にしてくれました。
なんとなくぼんやり悩んでる時に聞くと心のモヤモヤを晴らしてくれる優しい作品です。
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声優の柚木桃香さんと御崎ひよりさんの合同サークルの第1弾です。
タイトルにある通りヒロイン悪墜ち作品です。悪墜ちというと一般的には性格が反転したり、負の部分が増強されたりというイメージですが
この作品においてはヒロインの持つ性格や気質はそのまま、単純に善悪の認識が改竄されるというものです。
作品の特徴としては前半の正義のヒロインパートと後半の悪墜ちヒロインパートという2つの相反する内容の落差を最大限演出するため、前半部分は心情や背景の描写がとても丁寧です。read meに登場人物の詳細な設定まで書き込んでることから力の入れ具合が窺えます。
Hシーンのあるトラックの2、3、4でもそれは顕著で2人のヒロインが徐々に主人公を信頼していく過程が描かれています。
Hシーンもお二方の素晴らしい演技でとてもえっちに仕上がってますが、それと同等にこの2人を助けたいという想いも強く湧き上がってきます。
トラック5は短いですが演出的には最も重要なパートだと感じました。一字一句聞き逃すな。
人によってはここからが本番悪墜ちパート。
こちらのパートは前半とは打って変わってひたすらHするパートです。
帰ってきた二人は前半と比較して明らかに様子が変わって、淫らになった二人にひたすら責められます。
悪墜ちというとハードなプレイを想像する方もいると思いますが、プレイそのものはややM向けの受け中心のプレイで、いたってあまあまです。
背景から設定、演出までとても丁寧な作品でややボイスドラマ的な側面もあると感じましたが、意外と楽しみ方が豊富な作品だとも思いました。
悪墜ちが苦手な人は前半パートだけで済ませてもいいですし、悪墜ち前後の落差を楽しむのもいいですし、主人公になりきって最終トラックで絶望に打ちひしがれるのもいいです。
ちなみに私は3つ目です。泣きながら抜いたのは初めてです。
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内容は結構シンプル。
大人になった幼馴染のお姉ちゃんの前でオナニーします。
お姉ちゃんが乳首をいじったり耳舐めをして手伝ってくれますが、ハードすぎることもなく物足りないこともなく、ちょうどいい塩梅。
総再生時間は約60分とあるもののトラック3が選択式なので実再生時間は約45分ほどとお手頃。
しかしこの作品の最大の特徴はタイトルからわかる通り方言です。九州弁です。
またCVの天知遥さんのナチュラルな演技と相まってお姉ちゃんとの間柄がごく気安いものに感じられ、
短い再生時間ですがとても感情移入しやすいと感じました。
天知遥さんのファンや方言好きの人、凝ったものはいらないがスパイスは欲しいという人は買って損はないかと。
注意点としてお姉ちゃんは「九州弁」です「博多弁」ではないのでその点だけご注意を。
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私はまだこの作品を通しで聞けていません。毎回寝落ちしてしまうのです。
穏やかな波の音、ゆったり落ち着いた音楽、優しく囁かれながらの耳かき。
そして囁いてくれるのは癒しボイスの陽向葵ゅかさん。寝れないわけがない。
穏やかにゆったりと眠りにつきたい人に是非お勧めです。
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サークルさんのやりたいことを詰め込みながらも総再生時間は約1時間半と過去2作と比べて手ごろな再生時間となっています。
また妹役のしょこらさんは今作が初めての出演とのことですがそうとは思えないほどとてもお上手で、小悪魔的なキャラが優し気な姉役の伊ヶ崎さんと合わせて良いキャラクターになっていると感じました。
手ごろな再生時間で聞きやすくプレイの量と質も優れていて、とても良くまとまっている作品ですが通しで聞くと体力が持たないのが欠点です…。
あんな風に誘惑されてじっとしていられるわけがありません。
エロ過ぎます。
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