名々無しさんのレビュー一覧

この作品は世界大会後のは瞳にスポットを当てた内容ですが、とても面白く読ませていただきました。
対戦の内容はふたなりマッチでかつて闘ったアマンダとの練習試合での再戦が描かれています。
試合内容や思考回路の随所に瞳らしさが描かれていてとても素晴らしい作品でした。

ただ細かく描写されている試合が一回のみだったのですこし物足りなく感じる方も居るかもしれません。

恐らくこのシリーズはREMORA WORKSさんの中でもトップクラスに前作との繋がりが強いと思います。
前の2作は作品の独立性が比較的強い内容となっておりますが、この作品は前までの物語の流れを知っていて始めて作品の魅力を100%堪能することができると思います。
起承転結で言うと承〜転の部分に相当すると思います。

勿論この作品単体で見ても内容の濃いバトル描写を楽しむことが出来ますが前の2作を読んでいるからこそ感じる展開が動く感覚や「結」の部分への愉しみが出てくると思います。

他の方のご指摘通りふたなりに加え玉があるので、闘いの幅がぐんと広がっているように感じます。
また、玉付きのふたなり作品は玉にばかりプレイの的にされがちですが、この作品はちゃんと女性器の方も責めていてとてもバランスの取れているセックスバトル作品だと思います。
また最後に作品の時代の設定が書かれているのでそれを踏まえてもう一回愉しむこともできて非常に良い作品だと思います。

シリーズ2作目ですがこの作品単体でも頑張れば話の流れについていけると思います。

この作品の登場人物は主人公と主人公のイメージする対戦相手ですが(あと主人公の母がチラッと出ます)この対戦相手がREMORAさんの作品で今まであまり見なかったタイプの娘で、闘いに新しい刺激が加わりとても面白く読めました!

この作品は普通のキャットファイト作品とは異なり、多少のグロ要素(本当にほんの少しです)が含まれますので苦手な人はやめておいた方が良いかもしれません。しかし、寧ろそこがこの闘いに決着の壮絶さや緊張感が滲み出ていて興奮する方も多いと思います。
グロ耐性もあまり無い僕でも問題なく読めたのでよほどな方でない限り大丈夫だと思います。
また、出てくるキャラクターの身体にはかなり筋肉が付いているので筋肉フェチの方にもおススメです。

この作品に収録されている試合は全部で5試合です。番外編では店のスタッフのレズセックスが拝めます。
このページ数で5試合なので闘いの描写がどうも薄くなったと感じている方もいらっしゃると思いますが、私は展開がスピーディになり寧ろ一種の爽快感すら覚えました。あと登場する女性キャラの筋肉が凄いので純粋にキャラクターの身体だけでも興奮する方も少なからずいるはずです。
闘いの最中の描写に興奮を覚える方よりも、決着の瞬間に美しさを感じるキャットファイトファンにはとてもお勧めできる作品です。

私はキャットファイトものが大好きなのでこの作品のサンプル画像を一目見た時から購入を決意しました。
唯一の不安材料はタイトルの「リョナ」というワードでした。個人的に「リョナ」という言葉は「キャットファイト」という言葉と似て非なるものと考えてきました。
例えば「リョナ」は対象の苦しむ姿、傷つく姿を見て性的興奮を覚える事、
「キャットファイト」対象の対戦、シーソーゲームそれ自体を見て楽しむもの、という感じです。
なのでタイトルにリョナが付いた以上、ドミネーションを覚悟していたのですが、少ない戦闘シーンながらなかなかの緊張感のある闘いをします。また顔面への攻撃、嘔吐、失禁など昨今のキャットファイトものにないエグさがあり、それがのんびりとしたこの漫画の世界観と絶妙なバランスを取っており非常に読みやすいと思います。
あと敗者はレイプという設定ですが描写として男の顔、性器が映ることは殆ど無いので男性が嫌いな方にもオススメです。

初めて音声ありの同人を買うので少し心配でしたが予想以上に良い作品でした。
以前、他の同人サークルの音声サンプルを拝聴させて頂いたのですが状況説明とセリフの温度差が有りイマイチ感情移入ができませんでした。その点この作品は元部レイちゃんが試合中のテンションで想像のしやすい説明をしてくれるのでかなり快適に使うことが出来ました。
エンディングには勝利パターンと敗北パターンが有りますが、どちらも試合の勝敗に収まらず心まで屈服させようとするのでそこは好みが別れるところかもしれません。