天叢雲さんのレビュー一覧
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ゆずソフトの作品ってみんなかわいいじゃん。俺さ、これまでいろんなキャラを好きになってきたンだわ。
まひろ会長だろ、真琴だろ、ティア先生だろ、涼音さんだろ……
なんかおかしいな……?
というわけで、なぜだか「メインビジュにいないキャラ」がやけに刺さっちゃう……そういう同志は結構多いのかも? みんなかわいいとこういうことがあったりもしちゃうんだ、これがな。涼音さんからちょっとずつスポットが当たるようになって、それを俺は拾い集めてた。
そうして天使騒々が発表されてから。俺はいつもと違う雰囲気を感じたよ。メインビジュの四人以外……オリエと風実花先生も、いままでのサブ的ヒロインと比べてかなり前面に出ていたから。実際本編やったら今度はふとまゆやらギャル組やらの罠が仕掛けられてたわけだが……それはそれ。今作はサブの二人も商品化の機会に恵まれて、俺は感動しながら部屋にオリエのスペースを作っていったよ。
そんな中、この音声作品。
マジ?
前の音声作品あれだよ? あの七海だよ? オリエ? いいんすかこんなにもらっちゃって。
内容も最高だ。オリエ√の良さが活きている。俺はオリエの、事務的な口調から最初のうちは少し隠れていたが、優しさと思いやりが滲む声が好きだ。主人アゲまくるタイプの従者キャラが好きだ。オリエシナリオの、お互いが真摯で支え合う、暖かみのある関係性が好きだ。異世界組の、前世縁に頼れないからこそ主人公の気持ちがより前面に、より強く感じられたシナリオが好きだ(もちろんほかのみんなも好きだけど)。だからこそ、焦燥の中にありながら地道に根気よく付き合って報われたオリエとの日常は、甘ったるい日々になるに違いない。そこへこの作品の、全然単品でもいけそうな高クオリティ甘々日常シチュがスーッと効いて……はあ(満足)。
後日談の語られにくいゆずソフトブランド。感謝してもしきれない。それでも言おう。ありがとうと。
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2024年02月12日
2023年、電車痴漢モノにはけっこうな動きがあった年だった。その中でもこの作品は最も痴漢というテーマに忠実に従った作品だ。
抜き性能を重視するならば、催眠・現実改変・認識阻害・個室移動などの舞台装置を用意するのが手っ取り早い。実際、電車内でありながらそれをかなぐり捨ててガンガン本気セックスにのめり込むのも、それはそれで新手の露出・衆人環視シチュでもあるわけで捗る。
しかしこの作品にそういうものは無い。地道に、少しずつコツコツと開発を進めていく。一歩踏み越えれば即発覚。そのギリギリのスリルという痴漢ジャンルの原初の魅力を完璧に継承した作品だ。ギリギリを攻め抜き、徐々に変わっていく反応とエスカレートしていく行為。その先に待つカタルシス。静かな緊張感と解放を待つ股間の熱。痴漢モノの醍醐味を持つこのゲームは、痴漢モノの王道だ。
2024年02月12日
粗が結構目立つが、やりたかったことは伝わってくる作品。主人公のモデリング・ボイス・モーションはしっかりしているし、戦闘もほどよい緊張感と難易度。
しかし移動がとにかく長い。何もない荒野を長距離移動するのは結構辛いものがある。敵の種類ももう少しあってもよかったように思う。ストーリーも面白いが少し消化不良感は否めない。あとこれはおま環かもしれないが、鑑賞モードが無いのにファストトラベルが最初のダンジョンを出た一回しか使えないのは致命的に捗らない。セーブも分けられない、オープニングスキップに時間がかかるとにかくいろいろなところに不便な部分が見受けられる。
それでも異形生物と儚げな少女という構図、絶望し犯される主人公はしっかりエロい。それだけにもっと抜かせてほしいと思わざるを得ない。
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2024年02月12日
まず、Ci-enで追っていた者として、メカ少女を愛する者として、このゲームを完成させてくれたことに感謝したい。よくぞ、この大きくないジャンルにひとつの星を灯してくれた。
このゲームの魅力は大きく分けてストーリーとビジュアルのふたつ。
機械の妖精。どんなに人と同じ見た目をしていようと突き詰めればモノである彼女たちの存在と真正面から向き合い、その存在を自分なりに解釈し、肯定していく物語は今世代のSF作品として魅力的な仕上がりだ。そして複雑なテーマの上で進行しながらもロボットバトルモノとしての強い熱さを外さない。よくできたロボットアニメのようだ。
そして、Riez-ONの実力に裏打ちされた美麗なビジュアル。色とりどりの閃光が空を翔け、メカ少女の華である高速航空戦を彩る。3Dメカモデルのディテールも細かく、商業作品では難しい、高いモデリングクォリティを維持しつつ複数機を登場させられているのは同人ならではといったところ。
その美麗な3Dモデルがそのまま生かされた濃厚なセックスシーンは非常に高い臨場感と性的魅力に溢れた質感を持っている。この辺りもサークルのお家芸といった感じだ。
アクション面において、見た目の派手さに流されて何が起こっているのかわからない部分もあるが、それを差し引いても十分に神ゲーと呼べる。
今後どんな作品が現れようと、3Dアクションおよびメカ少女ジャンルにおいて基準点であり続けるだろう。
2024年02月12日
2024年02月12日
フィールドではノックバック効果のある射撃と無敵高速移動攻撃、全方位攻撃を駆使してダメージを与え、接触することによってはじめてコマンド式の戦闘に突入するという珍しい形式。このシステムがゲームテンポに好影響を与えていて独特の爽快感を生んでいる。ボス敵を相手にしても必殺技で取り巻きを一掃、引き撃ちで優位に削るなんて戦法も可能。その分敵一体毎の経験値は低めで、接触すると相手の攻撃力の高さや自キャラの火力は高いが燃費がよくない特徴によって少しシビアな戦闘となるバランスになっている。
接触戦闘になればほぼ先制され、ダメージは大きめ。襲い掛かられればコマンドに時間制限のあるエロ攻撃フェイズとなり窮地に立たされる。稼ぎを行わずに進行するとなかなか緊張感のある戦闘が繰り広げられる。稼ぎの手段は結構簡単なものが初期から用意されているので、苦手な人も安心だ。
ストーリーもシビア・シリアスな世紀末的世界観でありながらも、簡潔かつスムーズに展開され、ゲームテンポを落とすことなく世界観をしっかりと表現できている。
エロのクオリティも特徴的だ。拘束からのエロ攻撃もスピード感・リアルタイム感から独特の臨場感がある。性知識は薄いが、極めて感じやすいという素晴らしい肉体を持つ主人公が快感に翻弄され、瞬く間によがり狂う様には一気に興奮を掻き立てられる。そして低めの体力設定がダラダラとした展開を許さず、イキ狂い抵抗むなしく力尽きてのガッツリ快楽堕ちコンボ。戦闘エロからの容赦なく快楽をむさぼるような敗北シーンへの移行はとても捗る。
あと個人的に、売春少女を女主人公で買うというシチュエーションがありえん好みなので、限られたエロシーンの中に世界観に合ったそういうシーンを用意してくれたことに感謝しかない。
総じて、テンポを大事にしたまとまりのいい良作と言える。
2020年11月24日
このゲームは某奴隷少女を撫でまわすゲームのような、コマンド選択で進行する時間の中でヒロインを気の向くまま愛でる生活系SLGです。会話や外出、お茶をしたり当然お触りもしていくとメイドさんのステータスが変動(言ってしまえば開発)し、ゲームが進行していきます。移動するとメイドさんがお仕事をしていたり主人公の傍についてきていたりといった風景は、適当に眺めていてもふわっといい気分になれる穏やかな雰囲気ですが、それはプレイヤー次第で淫靡な情景にも変わることでしょう。プレイの幅が広い良くできたSLGです。
2020年11月21日
サンプル画像を見ればわかることではあるが、やっぱりこの弾力を感じさせるイラストは流石の一言。同サークルでは特に犯り直しが好きなのだが、こちらも正直ぶっ刺さりである。ムチムチという成長済みの身体を持つキャラクターと無知シチュの間にある断絶を気にせずぶち破る、この猛烈なノリと勢いを持つ作風は小気味よく、そういうところも面白くて好きだ。