Daftar Ulasan かずょる

3つのシチュエーションでダメになる音声です。


1.通勤
日常生活をやるために無意識にストッパーかけてるけど、誰しも内心にわだかまってる怠惰な不平不満を代弁するようなささやき。
淡々と無機質な声で、考えるだけで憂鬱になる通勤風景とかそこから目を背けることを肯定するようなことを話してて、心の中を見透かされてるみたいでだんだん怖くなってくる。
通勤中に｢ここで帰ったらどうなるのかなー｣とか｢なんでこんなことしてるんだろー｣とか考えたことある人は引き込まれちゃうと思う。

2.間食
打って変わってかわいらしいロリ声お姉ちゃん…と思ったらすっっっごいドS。
間食してもいいよねって内容なのになんか言い回しがいやらしくない???????もうほとんど催眠音声の言葉責めじゃない??????ってだんだんおもしろくなってくる。
個人的には意表を突かれたおもしろさで楽しく聴けたけど好みは別れそう。


3.二度寝
お嬢様な妹の添い寝。
やさしい言葉をささやきながら二度寝に誘ってくれます。
甘えられてると思ったらめちゃくちゃ甘やかされていて気付いたら意識が溶けてる。
個人的に後半の詩みたいなところがとても好きです。童話の読み聞かせみたいで睡眠導入にいいですね。



総じてささやき声が多めで寝る前にぼーっと聴くのにいいかも。それぞれ10分弱の短い音声だけど展開(?)がしっかりしてるし声聞き取りやすいしできれいにまとまってる作品だと思います。

タイトルに｢その2｣とある通り、前作の続きです。

内容的にはTr.4までで一区切りあって、前半は睡眠前のリラックス用、後半は睡眠導入用という感じでした。

Tr.1から既に水の流れる音、遠くの鳥の声、板張りの廊下を歩く音のリアルさに引き込まれ、秋の朝の爽やかな空気を感じられます。気を抜くとこの4分足らずの導入でも寝落ちしそうになります。

足湯パートでは静かに揺れる水の音を聞きながらマッサージや爪切りをしてもらいます。臨場感のある音ですが寝ながら聴いても気にならない絶妙な音作りをされています。

耳パートの音は呼吸に合わせるようにゆっくり丁寧に、ときどき緩急を付けて、耳の外側や奥を色々な道具で、とこだわりが感じられる作りです。
それから言葉少なに温泉街の情景が語られるのですが、おとぎ話の読み聞かせのようにゆったりとしたテンポでノスタルジックな気持ちになりました。


全体的に前作より音のバリエーションが増え、音フェチ的な要素に寄った印象です。それでもやはり音作りがすごく丁寧なのと、たまこさんの優しいお声と話し方とが合わさって非常に癒される作品でした。
一日の終わりに静かに眠りに就く前作に対して、今作はゆっくりじっくり癒されて昼寝するような感じでしっかり差別化されてるのも良いですね。
さりげない自然な雰囲気の中に細やかなこだわりが光る一作です。

・声
基本落ち着いた優しい声質だけど所々にあどけなさを感じられて、特に息を吐く時や笑う時の声なんかはかわいらしくて癒されます。ちょっとゆっくりめの囁くような話し方と相まって、寝しなに聴くのにぴったりのすごく心地よい声でした。

・耳の音
それぞれの効果音は大き過ぎず小さ過ぎずの絶妙なラインで、忙しなく動かすような感じもなくじっくり丁寧に聴かせてくれます。｢睡眠導入を意識した作り｣という言葉に違わず聴いているだけで自然と眠くなってくる音作りをされています。

・環境音
遠くに聞こえる虫の声と水の流れる音が涼しげな晩夏の情景を感じさせる。いい雰囲気を出しながらもメインの音を邪魔しない丁寧な音でした。


・総評
耳かき音声としてはありふれた内容ではありますが、随所に細かいこだわりが感じられる非常に丁寧な作りの一作です。｢この価格でこの出来なら…｣みたいな妥協的なものではなく、聴いていて違和感のない、作品への没入感や睡眠導入に特化した素晴らしい作品だと思います。

水の音を主題とした音声です。
小川のせせらぎの音に始まり、水滴の落ちるような音、ホワイトノイズのような雨(滝?)の音など、様々な水に関する音をバックに少女が優しく語りかけてくれます。各トラックごとにセリフのない環境音だけの時間が数分ずつあり、水の音を聴いているうちにいつの間にか眠りに落ちてしまいます。

トラック03では水中に沈み、詩の朗読を聞きます。遠いところからエコーのかかった声が聞こえてきます。真っ暗な水の中に揺蕩っているような感覚で自然と余計な考えや感情が消えていき、穏やかな気持ちで眠ることができます。

トラック04は寝息とときどき泡の音がするおやすみ用のトラックです。布団に入って横になってたと思ったらぽこぽこと泡の音がするので不思議な気分になります。

声はところどころ間延びするようなゆったりと落ち着いた声で、ボクっ娘ということも相まって中性的な印象です。事務的なようでどこか人懐っこさを感じさせる口調で、聞いているだけでリラックスできます。

価格のわりに各トラックごとにしっかりと眠りと癒しのポイントがあるので、安眠、癒しの音声としてかなりコスパの良い作品だと思います。

自律訓練法を習得するためのサポート音声です。自律訓練法とそのやり方については検索すれば出てきますが、自分で手順を覚えて実践するのは難しいためこういう音声があると非常にやりやすいです。
声は優しくはきはきした口調のお姉さんという雰囲気で、指示は聞き取りやすく意識を集中させやすくなっています。
BGMあり版の本編中は音楽ではなく波の音が流れていてリラックス効果を高めてくれます。
全部で6つのステップでリラックスしていくものですが、最初の1、2ステップだけでもイライラや不安の解消になるのでいつでもどこでも行うことができます。
自律訓練法は一種の自己催眠なので、かかりやすさや習得にかかる時間には個人差がありますが、この音声で練習してみるのも良いかと思います。

僕っ娘の後輩に耳かきや添い寝をしてもらう音声です。
元気いっぱいで明るく優しい男の子のような口調ですが、声のほうは少しボーイッシュな女の子といった感じでとてもかわいらしい印象でした。自己紹介や導入パートなど、ところどころで女の子らしい一面を見せてくれます。個人的には頑張って癒そうとしてくれる健気さや、はにかむような人懐っこい笑い方がすごくかわいいと思います。

耳かきパートではほとんど喋らず、耳かき音も小さいので息づかいがよく聞こえます。また耳舐めもあまり激しくない(べちゃべちゃずるずる鳴らない)ので、全体的に静かめになっていて安眠用の音声としても聴くことができます。

気になる点としては、導入パートが短いところでしょうか。トラック2、3がそれぞれ40秒ほどで終わってしまうため、連続再生していると一気に耳かきパートに突入します。メインの部分ではないのでこんなものかなと思いつつ、もう少しじっくり聞きたかったとも思います。

初夏の山を感じさせる爽やかな音を聞きながら神社に参拝し、静かな雨の音に包まれて耳かきと添い寝をしてもらう音声です。
キャストの月城さんが「しっとりと落ち着いた雰囲気のお姉さん」といった感じの声で、聴いているだけで穏やかな気持ちになれます。
また、タオルで耳を拭く音や耳かきの音がわざとらしくない自然な音なので、声を邪魔しないけどしっかり癒されるとても良い音でした。

耳かき以外の各パートはそれほど長いものではないため場面の切り替わりが多く少々忙しないようにも感じますが、1つ1つのシーンがとても丁寧に作られているので全体としてかなりクオリティの高い作品になっています。
低価格ながら癒し音声作品として非常に満足度の高い作品なので今後の作品も楽しみです。

妹が大好きなお姉ちゃんと、ちょっとツンツンしながらも満更ではなさそうな妹のやりとりがとても微笑ましいです。ときどきお姉ちゃんが愛のあまりに変なことを言うので思わず笑ってしまいますが、その少し「ふふっ」となるくらいの笑いが身体の緊張をほぐしてくれて安眠することができます。

基本的に部屋の空気のように姉妹の会話を聞いているだけの立場なので、聴き手の性別に関係なく楽しめる作品だと思います。(耳かきの音だけはされる側の視点で聞こえます。)

安眠用の音声としてだけでなく、百合ボイスドラマとしてもかなり満足度の高い作品でした。今後の作品も非常に楽しみです。

小さな女の子が甘えさせてくれる音声です。最初の注意事項以外ではBGMがなく、SEも最低限の衣擦れの音だけなのでとても静かです。
ストーリーは無くて、女の子がひたすらに「大丈夫だよ〜」「我慢しなくていいよ〜」と優しく語りかけながらぎゅっと抱きしめてくれます。包み込まれるような心音と微かな呼吸の音を聴いていると、ものすごく癒されます。
ただ一点だけ、心音が少しはやいところが気になりました。

声はやや舌足らずな少女といった感じですが耳につくような高い声ではなく、ぽつぽつとつぶやくように囁いてくれるのでとても聴きやすいです。また、タイトルには「涙活」とありますが、なんとなく嫌なことや不安なことがあって寝付けない時などに聴くと、穏やかな気持ちで眠りに落ちることができます。

本編は16分程度と短めなので気軽に聴くことができ、雨音verや心音ループ、台本などオマケも充実していて非常に満足度の高い作品でした。