てつじんさんのレビュー一覧

steamでも売っていますが、あちらはテキストは日本語ながらもボイスが外人なのに耐えられないと思ったのでこっちでの購入を選びました。
が、そのまま積みゲーしてしまい幾年月。せっかくなので崩します。

前作との違いとして。
ステージクリア風探索パズルアクションな前作通りのプレイフィールそのままに、2人の主人公の性能をより差別化しています。
それに伴い、なのか前作は2人の主人公がドラマ上の重要度がほぼ横並びだったのが今作ではどちらかと言うと「ラグナの物語」という印象に偏っているように思います。
ボス戦がイースっぽくなったのは好みが分かれるところでしょうか。

なぜか一定期間で購入履歴から消えてしまうタイプのやつだったので今から評価ボタンは押せませんが、「気軽にARPGを楽しみたい」という需要に関していうなら☆☆☆☆☆です。

オチがどっちに転がるか、以外は概ねあらすじで分かるシンプルな筋立てです。
旧2ちゃんねる生活版でよく見るような托卵発覚から始まる物語。
男は娘に感じていた劣情の正体がどこから来ていたのか知ってしまい、自分を抑えられなくなります。そして少女は父と慕っていた男に無理やり犯されてから、初体験があんなにも嫌だったにもかかわらず情事に少しづつ溺れていきます。この段階の丁寧な踏み方が素晴らしい。
いつものナイトホークのSF含めた特殊過ぎるシチュエーションが全く出てこないので、今どこかで起こっていてもおかしくないタイプのお話が好きな人におすすめです。

それまでの合成音声キャラと違い、より実在しているっぽいキャラデザになっているのは大きな特徴と言えるかもしれません。と言ってもよく見るとこんな学生服リアルにはねーよという絶妙なラインではありますが。
同じCeVIO AIさとうささらと比べるとどうも怒ったり不安になったりと情緒不安定な声が得意なように思います。明るく元気な声が売りのはずなのにどういうことなの…?
そう言えばいつの間にかDLsiteでもトークエディタが単品販売されていたので一緒に買えばすぐに始められます。セールとクーポン有効期間が重なる時期を狙えばかなりお得。

ストレートに鬼畜ロリレイプ数本入りで、まあこういうのを好んで求める人なら多分おすすめです。
個人的には犯す描写のいやらしさそのものよりも、こんなあどけない少女たちがいかにかわいそうな目に遭っているかが念入りに描かれていると言う点が見どころだと思います。とにかく犯される側の少女の内面にクローズアップした描写が悲惨さを引き立ててくれます。
気持ちよくなってるような事が一つもないのは人によっては購入時の注意点かも知れません。

CCS版のさとうささらは持っておらず実況等で見るだけでしたがその声は知っています。
AI化した彼女、今までの彼女とは違います。
いやもとになる声が同じで技術も発展形なので完全に違うわけでもないですが、やっぱり違うんです。
表現力が飛躍的というか異次元的に向上し出来ることが増えた一方、従来のさとうささらと同じ声はどうあがいても出ないものと思ってほぼ間違いは無いと思います。
つまりは同じキャラながら、今までとは違うソフトなんです。

トークエディタ同梱ですぐ始められるのはうれしいですね。

私が考える、絵を描く人の絵柄の特徴パラメータには「匂いがしそう」度合いというのがあります。
これは割と天性のものがあると思っていまして、描けない人は業界トップの画力を得ようができない一方売れない同人作家でもメチャクチャ体臭がきつそうな女体やプレイを描ける人がいたりします。
その傾向は絵柄の方向性が肉感的であればあるほど顕著な気がします。

その中にあって、本作の作家さんの描く女の子は読者にいい匂いの幻覚を与えるというレア属性です。
これは淫靡に乱れて犯されようが二桁本の肉棒からミルクをぶっかけられようが長い調教でぶっ壊れようが変わりません。肉の凹凸を割としっかり描きこみながらくさそう(こっちも好物ですが)とは逆方向のいい匂いがしそうになるのは驚異的だと思います。

いい匂いのロリが見たい人におすすめです。

「文学」という言葉にはいろいろなニュアンスがあると思いますが、私にとっては最低でも物語の力により刃物で突き刺してグリッと捻ってくるぐらいのパワーを有するものがそれにあたります。
さらに傷口に塩を塗り込んできて痛みに耐えかね転がったところに頭に石を振り下ろしてくるぐらいの本作は、まさにその意味で強烈な「文学」と呼びたいところです。

本著の全ての話は基本的に男の一人称視点という構造なんですが、その内面の吐露が実に身勝手で醜悪で、そしてどうしようもない切実さがこちらに深々と突き刺さる。それらのストーリーが本著タイトルである「時間が止まればいいのに」で総括されている構成も見事です。

私の前に溢れんばかりの思いを筆致に込めたレビュアー様がいらっしゃいますが、それもむべなるかな。とにかくこの本について何かしら語りたくなるんです。しかしご覧の通りジャンルがロリでレイプ、しかも内容が相当ストロングスタイルなため3次元空間で語れるような場所は同じ趣味の友人でもいない限りまずありません。
自然とレビューも長くなるというものです。

それはそうと、イイカンジの幼馴染がいたのにロリに目覚めてしまったためにどういう風にもならなかったというのは業が深すぎませんかね…

この作品、映像的には完全におねショタですが実態はそうではありません。
ショタの中身は時間をさかのぼって来た大体三十路のオッサンであり、つまり性に未熟な少女をオッサンが一方的に犯しているという構図になるのです。
一般にショタ攻めであってもショタの中身はショタなりの何かでありますが、一方本作にはそう言うの一切なし。ガキの皮を被ってガキの言葉を繰るだけのオッサンなわけです。
そのおぞましさ気持ち悪さが本作最大のスパイスと言えるでしょう。

そのスパイスをぶっかけられる食材は毎度おなじみつゆだくムッチムチドスケベボディーとなっております。

個人的な感想ですがこの作品の主人公は、控えめに言って屑です。
そんなわけでジャ○プに載るような漫画の主人公には絶対してはいけないものの、良心の呵責のような余計なブレーキが無くぬるっと行為に至れるその人格性は多数の女性を次々に毒牙に掛けていく本ストーリーを進める上でむしろ必須と言えます。
いいぞもっとやれ。

主人公のおっさんのデザインがシリーズ中最もキモイです。世間一般的には悪口ですが、ここではアダルト作品の場合必ずしもそうはならない意味でのキモイです。
そして出てくるキャラクターやヒロインたちが、昭和の番組やアニメマンガで見たような気がするのばかり。なるほどこれは全員集合ですわ。
私が一番気に入ったのはちり&その友達っぽい子です。デザインもですけど、昭和の大阪の治安がアレな地域でスレて蓮っ葉な子○が売春というシチュエーションはエロのみならず半ばファンタジーのあるノスタルジーがあります。
そんな場所行った事も体験した事もないのに発生するノスタルジーと言うのも不思議ですが。