おいのさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:63件) |
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投稿数ランキング | - | (総レビュー数:25件) |
2017年12月08日
自信満々でちょっとお馬鹿さんっぽいヒロインが、慢心からひどい目にあわされてしまう話。
実力もあり自分に自信満々のヒロインが、搦手に負けて、力を発揮させてもらえず色々といたぶられてしまう。ゲスな男にいいようにされたり、丸のみやエナジー吸収などシチュエーションも色々あって良い。何よりヒロインが最後まで強気な気持ちを失わないところが良い。挫けない心の持ち主をいいようにいたぶるというところに、やはりエロチズムはあるように思えるのだ。
2017年12月07日
囚われた変身ヒロインがいろいろエッチな目にあわされてしまうという連作最新作。
激しい凌辱というよりはヒロインの羞恥をあおり辱めることを中心にねちっこく描写しているのが特徴だろう。ガンガン暴力的に責めるのではなく、恥ずかしいシチュエーションに身悶えするヒロインの姿に妙味があるというわけだ。
今回は、今までの総決算的で、散々いろんな目にあわされてきたヒロインが、とうとう……という内容。イラストも可愛らしく、安定のエロさである。ただ、あんまり変身してなくて変身ヒロインものっぽくないかな、とは思った。
さて、今回で一区切りついたようにも見えるが、さてはて次なる展開はどうなるのだろうか……?
2017年12月07日
まず可愛らしいイラストに目を引かれて購入してみたが(そして期待通りの良イラストだったが)、小説部分もしっかり力の入った快作だった。
50ページほどの分量でそのうち20ページほどが、主人公の人となりや変身ヒロインとしての覚醒・活躍に費やされている。エロ中心での作品では中々なおざりにされる部分だが、そこを丁寧に描いている。悪役側にどういう思惑があるのかも描写される。ここを冗長と感じるか、感情移入が高まり後半の展開を盛り上げてくれる、と感じるかは人それぞれだろう。文章も平易で読みやすく好感が持てる。
後半はあらすじにもあるように、とにかく一般人による輪姦一本に絞って徹底的に描写してくれる。触手とかを出さないところに作者のこだわりがあるようだ。とにかく、けなげに頑張っていたヒロインが助けたはずの人たちにひどい目にあわされる。可憐な魔法少女が延々男たちのいいようにされてしまうのだ。あんなにも頑張っていたのに、救いなど全然なく、ひたすら酷い目に遭ってしまう落差にゾクゾクするわけだ。やはりこれは前半部分があって最大限活きているのだと思う。
かなりの分量があるのだが、これ、まだ「第一話」らしい。
いったい今後どのようになってゆくのか。悪役たちの思わせぶりな会話などもあり、このヒロインがどんな目にあってしまうのか気になる。なんとも次が楽しみなシリーズが始まったようだ。
2017年12月06日
変身ヒロインが催眠アプリで良いように操られてしまう……という短編。
強いヒロインが変態的キャラクタの思うがままにされてしまうというところにこの手の作品のポイントはあるのだろうが、そのくだりはどちらかというとストーリー的にも描写的にもダイジェスト的で、
実際良かったのは催眠を解かれてはみたものの既に身体は……というところで、その時ヒロインが感じているであろう屈辱感に、妙味を感じたのであった。
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2017年12月02日
絵柄といい、画面の構成といい、どことなく子供向けテレビまんが絵本の体裁をとることによって、「子供達の憧れの存在」が為す術もなく汚されてしまうというドキドキ感を演出した作品――の第二弾。
今回は、この手のヒロイン物お約束の偽物登場ということで、これがまた良いんですね。偽物の力が主人公を上回ってボロボロにやられてしまうの。偽物なんかに負けるわけにはいかないのに……というくやしさ、この屈辱感。たまらないですね。正直、エロシーンよりもこのくだりのほうが興奮するわけです。コスチュームの質感とか絶妙な破れ加減とかもすばらしい。
逆に、後半のエロシーンが案外にありきたりになってしまったようなきらいもあって、悪くはないけれど普通かな、と。そこは好みが分かれるかもしれませんね。
何にせよ、第三弾にも期待です。
2017年08月27日
以前から変身ヒロインものを制作されていたサークルだが、今回はその中でも特にこだわって作られたように感じた。
まず、その文章量が凄く、15万文字というのは、ラノベ一冊分ぐらいにもなるのだろうか。それをただ変身ヒロインを辱める内容に使ったのだから大した物だと思う(一応、冒頭に活躍シーンもある)。正直、読むのが大変だったぐらいだ。迫力のボリュームだった。
特に素晴らしいな、と思ったのは、一つの状況を徹底的に描写していることだ。膨大な文字数を、一つの淫らな状況をこれでもか、と追及して細かく深く書き込んでいる。その上でようやく次に進む。あちこち、何でもかんでも、と書いて散漫になったりするよりずっと良いと思う。
そして、内容も、マニアックなコダワリを追及していて良いと思う。特に、ヒロインのコスチュームへの情熱は凄く。手袋やブーツへのコダワリが文章からもCGからもひしひしと感じられる。変身できないヒロインに、ワザワザぼろになったコスチュームを着させる(しかも本人のじゃない)とかもの凄い発想だった。
ボリュームも凄く、実用性もあり、この制作者達の最高作品なのは間違いないだろう。次がどうなるか、ハードルも上がるだろうが、楽しみになってくるのだった。
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2017年08月20日
変身ヒロインがどうの、というよりも、凄い力を持っているはずのヒロインが元々の性格や上下関係によって、どうしようもないゲス男に、従わされてしまうというところに妙味があるのではないかと思う。
変身すれば強い力を手に入れられるはずなのに、心理的にも肉体的にももはやどうしようもなく相手に支配されてしまっているという惨めさにゾクゾクする作品ではないだろうか。
変身ヒロインという設定も、ヒロインの惨めな境遇を演出するためのギミックのようにも思える。
とはいえ、男のために変身し、その上で力の源を奪われるという展開には変身ヒロイン好きにも大いに訴えかけるものがあると思うけれど。
2017年08月17日
夫の知らない間に人妻が寝取られてしまう背徳感と、魔法少女が悪側に調教されてしまう背徳感を楽しめる作品。
変身衣装を着たまま犯られるとか、やがて変身姿も変わってしまうとか、変身もののツボも押さえた作りであると同時に、魔法少女として敗北したことが、夫の知らない間に調教されてしまうという。妻に夫の知らない部分があり、それをきっかけにどうしようもない事態へと展開してしまうというのが良い、と個人的には思う。
こんなことイケナイ、とわかりながら、次第に淫靡になってゆく表情やセリフ回しを楽しめる作品だった。
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みんなが大好きな青い戦士の作品。この方をフィーチャーした作品は数あれど、その中でもシンプルでありながら的確で丁寧な造りで楽しませてくれる。
まず、キャラクターの絵柄が良い。今風すぎず、かといって古くさくもなく、同時に思い出の中のそれと響き合うような部分があり、"昔テレビで見たあのキャラだ"と思わせるクオリティがある。また、コスチュームの破れ具合や濡れた質感にも明らかなコダワリがあって、僕らのフェチズムを大いに満足させてくれるだろう。
そして最大の特徴は全体として子供向けのアニメ絵本のような雰囲気を持っていることだ。冒頭からババンと大見得を切って登場する正義のヒロインに始まり、構図といい、背景といい、台詞回しといい、いかにも子供向けの絵本のようだ。そして、そんな絵本的雰囲気の中で負けるはずの無かった正義のヒロインが邪悪な怪物の餌食となってしまうその背徳感に何とも言えず胸がドキドキするというわけなのだ。
昨今のCG集やエロライトノベルとは明らかに違う構図や文体で構成されており、カッコよく登場したヒロインが次第に追い詰められてゆく様子といい(このくだりでのあるアイテムの使い方がとても上手い)、作者が、子供たちの夢の世界に邪悪な欲望が紛れ込むことのインモラルさを充分に理解して、それを最大限活かしたことは疑いのないところだろう。
近年はやりの激しいエロや、理性を失ったような嬌声のような派手なギミックはないが、的確な見せ方、演出で、ドキドキするような官能が生まれることを教えてくれる作品。変身ヒロイン好きには楽しくもあり、興味深くもある一作だと思う。
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「変身ヒロイン」+「エネルギー吸収」という単語に、おっ、と思うものがある人であれば、もうここでこのレビューを読むのをやめて、作品を購入されたら良いと思う。それが全てである。
とはいえ、少しは内容について紹介してみよう。
作者は様々な場所で変身ヒロインにこだわった創作をされている方である。それゆえにポイントを抑えたストーリー展開になっている。
悪の組織に潜入したヒロインの正体がばれて……の流れから、バトルシーンを交えた、リョナ寄りの激しい凌辱シーンが前半を占める。ここで、主人公の不屈の闘志が描かれることによって、後半、エナジードレインによって力を奪われ、強い決意さえもへし折られてしまう展開に魅力が増すという寸法だ。
ドレインシーンは、何度も繰り返されて執拗に描写され、そのたびに、ヒロインの心がすり減り絶望へと追い詰められてゆくのが素晴らしい。とかく作者のやるなら徹底的にやるぜ、という熱意が溢れまくっている。力を奪われ、希望を失い、ボロ人形のようになってゆくヒロインの、冒頭の姿との落差に、たまらなくドキドキしてしまうのだ。
エナジードレインというのは変身ヒロインものの王道的シチュエーションでありながら、おまけ的にあっさり処理されてしまうことも多いように思える。そこにこだわったこの作品、変身ものが好きなら一読の価値はあるだろう。