色月さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 8位 | (役に立った数:5,224件) |
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投稿数ランキング | 39位 | (総レビュー数:2,388件) |
本作は、所謂即堕ち2コマ漫画を10本収録している。相手を小馬鹿にしていたヒロインや負けるはずがないと堂々としていたヒロインが、次のページでは情けないこと極まりない堕ちっぷり・敗北を晒す作品となっている。
そのため、ジャンルとしては無様エロに分類されるショートショートが多い。プレイとしては膣中出し・イラマチオ・フェラ・のけぞりアクメなどがメインとされており、ヒロインが絶対的に負けているのが印象づけられる描写になっている。個人的には、魔物の乗り物にされているエピソードが無様さが一番出ていて気に入った。
勿論、激しいレイプ以外のエピソードもあるので、思いのほか幅広い内容なのも嬉しい。
エロは、この王妃ヒロインといえばこのシチュエーションだというくらい定番の馬モンスター孕ませ凌辱作品となっている。強気な態度で夫への愛と相手への抵抗を口にするも、無惨に散らされるのはやはりよい。ちなみに半分破かれての着衣エロだが、口枷ハーネスもエロ演出に一役買っている。
+aの要素として、快楽に正直になり、快楽に負けるほど魔物化が進行する魔物堕ちシチュも追加されている。なお、魔物化は人間要素が多く残っているので、このジャンルの初心者向けでもある。
「魔物に犯される」の表現は大変によくできており、大人のお姉さんであるヒロインが小さく感じられるほどの巨体による体格差エッチと、ゴリゴリと膣壁を削る巨根責めがしっかりと凶悪に描かれている。ベロチューも喉奥を犯すような極太舌なので、どのプレイも異形さがでている。巨根も舌も不気味な突起が禍々しく出ているのもグッド。
セックスに潔癖な感覚を持つお嬢様が、知らず常識改変されて男を誘いドエロいセックスをしてしまう。エロビキニ・下腹部に淫紋・積極的にご奉仕と、見事にサキュバスとしての所作を見せつけてくれる。最初のベロチューや肉竿・玉袋への熱いキスの連続からしてエッチさがあふれ出ており、本番行為前なのにドキドキさせられる。
そのほか本番プレイについても魅せてくれ、卑猥な大開脚お誘いや、身体の小ささが際立つバック突き、乱れ暴れる巨乳など、目が離せない。
常識改変されたヒロインという要素も面白い。ヒロイン本人はいたって真面目に、当たり前のこととしてセックス活動に勤しんでいる。真面目にやっているのに、竿役の「ヤれればいい」というスタンスに苛立ったり、そのせいか基本的にキレ塩対応なのが良い。これらの描写が、潔癖な娘にさせている背徳感以外の感情をもたらし、ユニークなロリ巨乳作品となっている。
エロは、最強大魔導士ヒロインが格下娘にマゾ敗北を刻み込まれるレズレイプ作品である。短小包茎ふたなり責め、全身スライム責め、多量なテキストによる言葉責め、無理矢理媚びをへつらわされる無理矢理シチュなど、屈辱を醸成するための責めがてんこ盛りだ。腋・全身汗みずくの身体が無様に震えているのがエッチだ。
さて、本作は尊厳破壊という分野にまで屈辱責めが広がっているのだが、その責め側の執念や徹底ぶりも素晴らしい。というのも、大魔導士様が人生をとして築き上げたもの全てを否定・抹消せしめようとしているのである。しかも、そのきっかけを大魔導士様本人で作ろうという悪辣ぶりだ。このような絶対に負けられない状況にも拘わらず、本人は負けて屈辱に塗れる自分の姿に気持ちよくなっているのである。最強から文字通りの最底辺に貶められたものの末路を、是非とも本作で味わって欲しい。
エロは無様エロに特化しており、最強の魔導士様が格下の娘に快楽絶頂させられまくる作品である。このシチュエーションにふたなり責められプレイも加わっており、ちょびっとだけ勃っている可愛らしいふたなりも魔導士様は生やされ、射精=魔力消失という状況にも拘わらず、繰り返し敗北射精させられる。
ほか、乳首カリカリ引っ掻き責め、洪水のようなテキストでの言葉責めなど、女による女へのレイプが描き込まれている。
プレイ以外にも、大魔導士様の調教堕ちもテーマになっており、どうしようもない敗北マゾに成り果ててしまった、という部分がメインになっている。屈辱や無様さを自ら求めるかのような振る舞いが目立ち、読者には不可逆的な「負け」をイメージさせる。
そんな状態で、どう脱獄をしようとするのか。そこは是非ともお読みいただきたい。
始めにお断りすると、筆者は同名作品のゲームは未プレイであるため、あくまで1個の漫画作品として本作を寸評しようと思う。
さて本作では、1冊まるごと使って1つのエピソードを描いてゆく長編エロ作品となっている。魔法少女・ヒロインピンチ・敗北凌辱・逆転勝利を繰り返すも、どんどんとエロ体質に変わっていってしまっていくなど、エロ魔法少女ものの美味しい部分がしっかりと描写されている。ピンチになると心の中で幼なじみに縋って助けを求めてしまうところなど、年頃らしい弱さが垣間見えるのもグッドだ。
ここにNTR要素を取り入れており、幼なじみとヒロインの周辺の野郎どもとの関係が不穏な形で築き上げられてゆく。ヒロインは初期状態では幼なじみ大好き娘であるため、それ以外の男に迫られると嫌がったり気持ち悪がったりと拒絶の意志が強い。しかしながら、エピソードが進むと犯される気持ちよさが勝ってゆき、これがNTRへの布石となる。
直接ヒロインを目指して突っ込んでくる寝取る竿役はなかなか駆け引きのテクニシャンであり、強引に押し通す野蛮なところも、あえて引いてヒロインをやきもきさせるキザったらしさも堂に入っている。「特別な日」の扱いも上手く、幼なじみへのNTR匂わせの演出も見物である。これらとヒロインのとられ堕ちてゆく心境の変化も相まって、NTRジャンルとしてもきちんと楽しめる作りになっている。
なまじ作品の外枠が正統派魔法少女作品としての設定になっており、この部分が良いスパイスになっていると思われる。幼なじみとの不器用でドキドキなやりとり、頼りないマスコットキャラとのコメディっぽいやりとり・展開などが描かれているのだ。ともすれば一般作品に溶け込めそうな作りであるにも拘わらず、そのような作品にはあってはならない上記のエロが挿入されているので、魔法少女作品+エロのコンセプトは上手く機能していると思われる。
エロは、常識・認識改変催眠エロ作品である。ヒロインは催眠にかかったのに、全く気づいていないので、格好つけながら堂々と卑猥なことを繰り出してくる。ヘコつく腰、ガクガク震える脚、主張の激しい尻尾など、全身で感じまくっているのに本人は至って真面目だという無様さと、そんなことをさせられているという背徳感がたまらない。
この無様さに拍車を掛けているのが、ヒロインのエロ事情が次々と暴露されていくシチュエーションにあると思われる。普段使いのえっぐいオナニー道具をヒロイン自らが持ち出してしまったり、床上手と思いきや実はそうでもなくて敵にあっさり主導権を取られてしまったりと、駄目さが強調されている。
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気丈な捜査官ヒロインが、薬物凌辱でぶっ壊されて、快楽堕ちさせられるシチュエーションを描いた作品である。これに、相棒の男捜査官を加えることで、NTR・BBSの要素も取り入れている。
メインとなる輪姦・薬物快楽の描写は圧巻であり、激しく肉竿たちに次々突っ込まれる「動」の部分と、竿の虜となってゆくヒロインの堕ちてゆく「静」の部分のバランスが良く、飽きることなく最後まで一気に読むことができる。
NTR部分も描写が濃い。男捜査官の無力感、何の役にも立たない邪魔者だということを分からせられる惨い展開、なにより、守りたいと思ったヒロインに対しては真逆なことしかできていない現実と、とられるべくしてとられる。
薬でぶっ壊されるヒロインと、本作の出来事でぶっ壊されるキャラを是非お読みいただきたい。
エロは、サキュバスお姉さんに狐ヒロインがたっぷり可愛いがりされる作品である。レズレイプというより、強制百合的な雰囲気の作品であるため、愛撫系の気持ちよさそのものの責めが多く、指先でのツルペタ胸の突起を執拗にカリカリ引っ掻かれ、クリトリスをこねられ、熱烈なキスをされてしまう。長く肉厚な舌でねっとりと腋を舐められもされ、淫靡な刺激で柔肌を弄くられるお狐様は大変によい。
ちなみに本作はエナジードレインプレイでもあるため、エナジー(本作では霊力)を吸われる度に、エナジーの詰まった尻尾が一本ずつ消されてゆく。最初はそこそこ耐えていたお狐様だが、一度絶頂させられてからはどんどん弱々になされてゆき、雑に吸われ雑に尻尾を消されてゆく。快楽に負けているのが象徴的に伝わる良い演出である。
また、狐耳の動きにも注目願いたい。感じる度にピンと立ったり、ぞわぞわと逆立てたり、横に下に萎れたりと感情表現豊かである。全身全霊でイクお狐様を是非ともお読みいただきたい。
エロは、実力あるシスターが触手の魔物に快楽責めされる作品である。ピッチリ黒服からたっぷりと主張する巨乳と、くっきり浮かぶ腹筋が弄ばれるのがエロい。
強きシスターと彼女に憧れる少年という組み合わせが、魔物による凌辱で、これまでの関係性が壊れてしまう。このベースこそ前作と同じであるが、別の演出を盛り込むことでセルフオマージュにとどまらない差別化ができている。
まず、竿役は悪意を持った存在として設定されているため、責めが大変にいやらしい。例えば、サークル様お得意の乳首責めのシーンでは、複数のコマを使って触手吸盤が乳房を覆う場面が描かれているが、ゆっくり迫るコマ、乳首のみに吸い付くコマ、ぱくんと乳房全体にかぶりつくコマと、事細かにねっとりと描写している。そのほかにも悪意に満ち満ちた責め方が多く、ゲスに穢されイカされるヒロインをこれ以上なく堪能出来る。
また、ストーリー部分も美味しく、傷つけてしまった/何もできなかったというヒロインと少年の苦悩も評価できる。共に「守れなかった」という十字架を背負い続け、どう生きてゆくのか。つい、その後を夢想してしまうような読後感が良い。