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本作の良いところは、あげてしまえばきりがないが、私が特に好きなのは主人公の「心のうつろい」だ。
主人公は、のっぴきならない理由でそのために「風俗で働く」。
エロRPGではよく見る展開だ。導入がわかりやすい!大好き!
この場合だと大抵身体的快楽に負けて、アヘ顔ダブルピース!
そして、その後、幸せになったりならなかったりするが、前者の場合、一般的な幸せを掴んだらアヘってた時の自分はどういう存在になるのか。

この主人公も、目的と手段が入り混じる。
1お金のためだから仕方なく体を売っている
2快楽に抗えない自分が怖い
3気持ち良ければ全て良い!
主人公は3のアヘ期に堕ちながらも、2と1が入り混じる。ここがとても人間だ。
そして、主人公はあらゆる人に出会い、自分と対峙する。


サブキャラも良かった。中でもユウさんと、スーちゃんが印象深い。

ユウさんは、男子社会を煮詰めて出来た「男の娘」だった。
ユウさんパートに入るまで、掴みきれていなかったユウさんを私はこれで好きになった。
美青年寄りで本人はあまり「男の娘」とか考えていなさそうなのも良い。

スーちゃんはエグみしかなかった。
「男の娘?あんまり…。でもNTRは泣きながらシコっちゃうし認めたくないけど大好き!」
というNTRジャンルにアヘ堕ちしてる人に勧めたい。もうむごたらしかった。
書いていて気付いたが、スーちゃんもあまり描かれない、「ジャンルのその後」を描いている。そしてオチ。そうくるかと爆笑してしまった。けれど泣ける。情緒が狂う

そう。このゲームはプレイヤーの情緒をかき乱されるのだ。だからだいすき!

メインルートを終えたため、別エンドも楽しみだ。何がどんな描かれ方をしているのか。
全てプレイしてから感想を書くべきだったが、無理だった。30時間くらいぶっ続けでゲームをしたんだ。そのすぐ後に書くしかないだろう。
ゲームレビューは買う参考に見るが、自ら書く日が来るとは思わなかった。