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「「私……し◯う〇くせいなんですけど?」 メスガキ小惑星マカロニ!~星の終わりが、恋の始まり~」 的鑒賞
2024年03月29日 雪蛙 先生/女士
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観測された小惑星、Makaro-2で出会った少女型知性体は、自らのことを「マカ」と名乗った。 当該知性体「マカ」の言葉によると、Makaro-2が私とのコンタクトのため、「マカ」を現させたことを示唆していた。まだ地球にいた頃に星が意志を持つという古いSF小説を読んだことがあったが、現実でこのような事態に直面するとは思わなかった。 「マカ」は私の状況、ひいては地球の現状についても千里眼とやらで理解している口ぶりであった。1人で訓練に勤しんでいたこと、女性と関係を持つ暇もなかったこと…。全て全て「マカ」は知っているようであった。 彼女はあどけなさの残る様子で、私の股間に跨る。お互いの肉体で快楽を貪りながらも、どこかに破滅の匂いを感じているような瞳で彼女は私を見る。 遠くに青鈍く輝く地球が見える。 宇宙服越しに握り込んだ安全装置が、ひどく熱を帯びたように感じる。 アラートが鳴り響く中、私は初恋の少女に似た彼女の言葉をただただ聴くことしかできなかった…。彼女の瞳から溢れる雫が、宇宙の闇の中で鈍く煌めき、見えなくなっていく。もっとこの輝きを見つめていたい。もっと彼女と言葉を交わしたみたい。 泣きじゃくりながらも笑ってみせる彼女と共に、世界は光の中へと溶けていった。
(* 為必填項目)