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「田舎の古宿ン娘の夜伽 -宮崎弁-」 へのレビュー
2019年07月06日 リアルタイム さん
このレビューは参考になった x 6人
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田舎を舞台とした独特の作品を作られているにサークル様が、朴訥とした宮崎弁を操る綺音さんとタッグを組んで、大変個性的な作品を作り上げました。 本作品から漂ってくるのは、田舎独特の閉塞感であるとか、何もかも自由にならないもどかしさといった空気感です。流行らない宿屋の娘であるヒロインは、母親と同じく男性客に性的奉仕をすることになり、その初めての相手となったのが主人公でした。家の借金のこともあり、どうにもならない自分の立場と人生を受け入れ淡々と主人公に性的奉仕をするのが、なかなかにいたたまれない感じがします。この空気感を強めているのが、抑揚や感情の起伏が乏しい宮崎弁独特の口調と、木枯らしや雨音といったSEです。 ヒロイン役を演じるのは綺音さん。役どころが広い声優さんであり、個人的にはSっ気のある大人の女性が得意というイメージでしたが、本作品はもう少し年齢が低いのと、あえて抑えた演技と朴訥とした宮崎弁で、「いも臭い女の子」を好演されています。 サークル様も声優様も、これまでにない新境地を開拓した作品と言えると思います。引き続き同じタッグで同系統の作品が作られることを楽しみにしています。
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