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「【推しのあの娘を1日レンタル!?】今日だけは、普通の女の子でいさせて?【CASE.音霊魂子】」 へのレビュー

魂子さんも「普通の女の子」、なんですね

2023年07月16日   イルリキウム さん

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「あおぎりレンタルVTuberサービス」シリーズの第4弾は、満を持しての魂子さんでした。
配信者として、音声作品声優として、キャリアのある彼女ですから、安心して聴いていられる仕上がりです。

これまでの3作品と展開はほぼ同じですが、少なくとも私にとって、今回はやや"薄味"という印象を受けました。
言い換えれば、「推しがファンの家に来てからの数日間」というシチュエーションで書かれた物語として、至って"基礎的"であった、と。

魂子さんの可愛らしさ、悪戯っぽさ、いじらしさ、友達感に恋人感……。
これら全てを味わえる、至高の音声作品であることは確かなのですが、
冷静になれば、少し主人公が良い思いをしすぎている気がします。
(※夢音声なのだから冷静になって聴いてはダメですね)

もちろん、第1弾が際立ってセンセーショナルであったことも影響しているでしょう。
あのシナリオに比べれば、精神的な揺さぶりは軽度であると言えます。

ただ、魂子さん激推しのあなた。あなたにとっては注意が必要です。
初めは人見知りでぽそぽそと話していた彼女が、
本当に友達かと思うくらいのトーンで話しかけてくれるようになり、
魂子さんお得意の「アレ」も膝枕でやってくれ、
あなたとの時間が、あなたという存在が、
魂子さんにとって重要なものになっていく過程を、自身で体験することになるのです。
気を強く持たなければ、逆に持っていかれます。

聴いたが最後、事ある毎に魂子さんが自分の前で「普通の女の子」だったことを思い出してしまうという、不可逆の呪いがかかる。
一度は"薄味"と申し上げましたが、やはりこのシリーズ、ただじゃ済みません……。

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