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「幸福な時間」 へのレビュー
2021年06月12日 松本椎張 さん
このレビューは参考になった x 3人
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twitterその他で事前のお知らせもなく、またいつもの時期にはちょっと早いと油断していたところに時ならぬ新作リリース。嬉しい驚きでしたね。 前作『ナタリアさんと僕』は、絵的には文句なし&設定も新鮮でしたが、ドラマ面の深みが今一つ。自然、背徳感も希薄な観があってわずかな不満がありましたが、今回は余計な描写や場面を極力省きつつツイストもしっかり効いて、濃密かつ背徳的な展開が大いに読み応えありました。もちろんエロスもふんだんで、実用向けが好みの方も十分満足が行くのではないかと。 複数のプロットが同時進行するスタイルは『悪い子たち』『怪しい関係』、現在⇔回想シーンのフラッシュバックは『ママと』など、ぽんふぁーずさん十八番のナラティブも他では得難いものですが、今回は特に効果的―二組の母子の寒暖それぞれの背景、有声&無声のコントラスト―だったような。外国映画のような絵作りもいつもながらの洗練度。加えて終盤のPOV風な演出(?)が新機軸、かつ上滑りしない意味深さがあります。最後はどうシメるかと思わせて、やはり期待の(笑)母子二組スワッピングになるわけですが、このさりげなくも背徳的な幕切れがまた素晴らしい。 タイトなプロットが反映して33ページとボリューム少なめですが、良心的過ぎる価格でこの内容はもったいないほど。ぽんふぁーずさんビギナーにはひときわオススメしたい一作ですね。 次回作はいよいよ30作目、如何なる作か期待が膨らみますね。括目してお待ちします!!
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