年上のバーのママ ~看板を下ろした、カウンターの内側で~

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年上のバーのママ ~看板を下ろした、カウンターの内側で~ [蜜夜文庫]
予告開始日 2026年07月04日
年齢指定
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AI一部利用
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作品内容

あらすじ

「またいつでも、どうぞ」――

残業続きで擦り切れた晩秋の夜、終電を逃した会社員・橘直人(25)は、繁華街の裏路地でぼんやり灯る「灯」の看板に吸い寄せられる。雑居ビル地下の、カウンター七席だけの小さなオーセンティックバー。迎えてくれたのは、店をひとりで切り盛りする年上のママ・沢渡綾乃(32)。氷を削る手、琥珀色の酒を注ぐ手つき、低く落ち着いた声、聞き上手な相槌。凍えた体と心をほどく一杯に救われて、直人は週に一度の常連になっていく。

最後の客が帰り、看板を下ろして二人きりになるある夜――綾乃は、ぽつりと事情をこぼす。恋人と二人で店を持つ約束が、開店直前に壊れたこと。それから一人で店を開き、「このカウンターの内側は、誰も入れない」と決めて生きてきたこと。

「ママは、さびしくないんですか」――踏み込んだ直人の一言に、いつも客席に一線を引いてきた綾乃が、初めてカウンターの外へ出てくる。冬の雨が地上を流れる夜、琥珀色の灯りの下で、七つ年下の常連客の腕の中で、凛とした“ママ”が崩れていく。けれど翌週、彼女はまた壁を作る。「あなたにとって私は、行きつけのバーのママでしかないんじゃないの」。また置いていかれるのが怖い彼女に、直人は言う。「俺にとってママは、この街でいちばん帰りたい場所です」。

木のカウンターとウイスキーの香り、地上を流れる雨と雪の音、看板を下ろしたあとの二人きり。誰も入れないと決めた“カウンターの内側”に、彼女がたったひとりを招き入れるまで。初雪の朝、その孤独がほどける救われる読後感まで――全5話・約26,000字。

※登場人物は全員20歳以上です。
※表紙・挿絵のイラスト生成および本文作成にAIを利用しています(AI一部利用)

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