不法移民を拾いました。

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不法移民を拾いました。 [ゆめうつつ]
予告開始日 2026年01月30日
年齢指定
作品形式
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ジャンル

作品内容

外国人が居座ることになったのだが、、、

ある日の午後、俺は公園のベンチで死んだ魚のような目をして、ぬるくなった缶コーヒーをすすっていた。代り映えのない日常。退屈が服を着て歩いているような毎日。

すると、、、
まさかその数分後、俺の人生にとんでもないことが起こるなんて知る由もなかった。

「あの、少しいいですか。。。? 」と

カタコトの日本語で話かけられると

突然、目の前に現れたのは、発光しているんじゃないかと思うほど鮮烈な金髪と、吸い込まれそうなほど青い瞳を持つ女の子だった。

年齢は俺と同じくらいか、少し下だろうか。

日本語は少し片言だが、マシンガンのように喋る。
彼女のエネルギーに圧倒され、気づけば俺たちは隣り合って座り、ゲラゲラと笑い合っていた。彼女の名前はルナ。バックパッカーで世界中を旅しているらしい。(あとで話を聞くとそうではないことがわかった。)

話が盛り上がり、日が傾きかけた頃、彼女はとんでもない爆弾を、今日の夕飯のメニューでも伝えるような軽さで投下した。

「あ、そういえば私、ビザ切れちゃったんだよね。てへっ☆」

「……は?」 「だから今、この国にいたらダメな人? みたいな? しかも昨日、ホステルの予約ミスって、今夜寝るとこないの! 公園で野宿かなー」

思考が停止した。
不法滞在で、ホームレス? なのに、なんでこんなに楽しそうなの!?

「ちょ、ちょっと待て。それはヤバすぎるだろ」
「んー、なんとかなるって! 人生はアドベンチャーだし!」

眩しすぎる笑顔で言い切る彼女を見て、俺の中の何かが弾けた。このまま彼女をこの公園に放置する? いや、それは男が廃る。それに何より、この台風のような彼女ともっと話していたいという、自分でも驚くような衝動が突き上げてきたのだ。

「……うち、来るか? 狭いワンルームだけど、ソファなら貸せる」

俺の提案に、ルナは目を真ん丸くしたあと、花が咲いたような笑顔で俺に抱きついた。

「え! いいの!? キミ、神様!? 最高! 行く行く!!」

甘い香水と、太陽のような匂いが鼻をかすめる。心臓が警鐘を鳴らすほど高鳴った。