作品内容
荒湯制作所が贈る。社会派群像小説。『パンドラの薬莢』
パンドラの箱。浦島太郎の玉手箱のような不幸しか起こらない贈り物の名称です。すべての災厄が詰まった箱。封印を解かれると残ったのは芥子粒ほどの希望だったと言います。玉手箱の希望は、後に亀がおじいさんになった浦島太郎へ、鶴に成る薬を届けたそうで、亀は万年。鶴は千年。人間では過ごせない長い時間を生きることが出来た。そういう結び方もあるそうです。そうしますと、文章になった彼らは永久の時を越える事が出来るのか。物語は常に社会に対する挑戦の姿勢で進んで参ります。薬莢ですので、弾丸を飛ばすための起爆装置のようなものです。ですから社会の不満を目いっぱい詰め込んだ短編小説です。しかし、それだけでは辛いと思いましたので、処方箋を何編か加えております。願わくば最後まで通読していただき、読み続ける者が現れるよう助けて頂けるとありがたい。


