作品内容
「…僕の声、また聞きに来たんでしょ。先輩?」
金髪で生意気、でもどこか落ち着きのある後輩が、
ただ隣で、ひたすら喋ってくるだけ。
こちらの反応を見透かすように、
言葉ひとつで距離を詰めてくる。
少し皮肉っぽくて、だけど不思議と心地よい声。
「先輩は、黙って聞くだけ。」
内容は、ほんの他愛のない日常の会話。
けれどその言葉は、聴く人の心ゆっくりと溶かしていく。
ただ喋っているだけなのに、
気付けば彼の声から離れられなくなる。
これは生意気な後輩に言葉だけで支配されてしまうボイス作品。