・玉匣ゲンマ
妹と共に玉匣標本店を営む青年。
亡き父から「血の呪い」を聞かされて育つが、悪鬼が目覚めるとの言い伝えはあまり信じていない。
可愛い妹には自由な恋をして欲しいと願っている。
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作品内容
■「虫屋ときつね」あらすじ
玉匣の家に生まれた者は血族同士で契るのが定め、家の絶える時にはその血に封じられし悪鬼が目覚め、この世に災いを齎すであろう……。
恋の出来ぬ呪いにかけられた玉匣の兄妹、ゲンマとイヨは、両親から残された玉匣標本店を守りながら、たった二人の家族として仲睦まじく支え合って暮らしていた。
ある日ゲンマはこれまでに見た事もない蝶を採る……それが不思議に輝く妖しの蝶であった事から、穏やかな日々は一変。
蝶を奪いに現れた妖異に襲われ、イヨが瀕死の重傷を負ってしまったのだ。
これまでかと思われたその時、玉匣の血に封じられた悪鬼・螺旋狐が目覚めると、ゲンマは人魔一体の奥義・靈覬融合によって妖異を退ける。
螺旋狐は告げた。
妖蝶たかひひるの珠を飲ませれば、イヨの命は一年永らえる事が出来る……。
ゲンマは螺旋狐……うずちゃんと共に、イヨの寿命を取り戻す為、妖異怪獣との戦いを決意するのであった。
■紹介ページ
https://tokiteto.chu.jp/musiya_to_kitune_top.htm
■登場人物紹介
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・玉匣イヨ
兄と番う事を定められたゲンマの実の妹。
兄の事を健気に慕うあまり、務めて大人びた顔を見せるが、根は甘えた。
家に籠って蝶の展翅や交配させる事を好み、この気質を理解し合えるのは世界で兄一人だと考えている。
鬼蜘蛛の襲撃で寿命を失ってしまったが、うずちゃんに十年の命を貰った事で生き永らえる。 -
・螺旋狐(うずまきぎつね/うずまき/うずちゃん)
玉匣標本店の庭にあった苔生した石柱の下で眠っていた狐。
かつて祓魔の巫女・玉匣ツブラに封じられた日乃和国最強の狐龍を自称するが、ゲンマには胡乱な奴だと思われている。
様々な事情に通じ、虫の事にも詳しそうなそぶりを見せる一方、なんにも知らない風でもあり、イマイチ判然としない。
ツブラに呪をかけられ、力を半分ずつ玉匣の血に封じられてしまった為、完全体となるにはゲンマとイヨと靈覬融合する必要がある。
おめめが大きい。 -
・スオウ
イヨに命を救われた事から、恩返しに玉匣標本店に住まう事となったお手伝いさん。
容姿は美しく、また家事万能で欠点はないように見え、表情に乏しいのが玉に瑕。
初めは兄妹を害そうとしたが、その優しさに触れ忠義を尽くす事を誓う。
・ウイキョウ/ヒスイ
ゲンマに命を救われた縁で玉匣標本店に押しかけて来た双子姉妹。
姉のウイキョウ、妹のヒスイ共々美しい容姿にいつも笑顔できゃらきゃらと騒がしく、瞬く間に玉匣標本店の看板姉妹に収まってしまった。
ゲンマを旦那様と慕い懐いており、イヨには「いっぺんに姉が沢山出来たよう」とスオウ共々歓迎される。